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#8 新しい人‐後半‐
白狐「海さんの為に最初から遊戯の説明をしますね。」
海「はい...」
白狐「1つ目、かくれんぼ。」
白狐「2つ目、鬼ごっこ。」
白狐「3つ目、けんけんぱ。」
白狐「4つ目、めんこ。」
白狐「1つ目は――――――です。」
海「え...?」
私は今にも泣き出しそうな海に優しく抱きつく。
白狐「2つ目は――――――です。」
海「........」
白狐「3つ目は――――――です。」
海「う......」
白狐「4つ目は――――――です。」
白狐「分かりましたか?」
海「...は....い......」
白狐「良かったです。」
海「やりたくないなぁ......」
海はボソッと言う。
「私もそうだよ...けど大丈夫。」
海「え...?」
「私が守るからね。」
紫苑は小声で言う。
「ここでは、遊戯を途中でやめたり、逃げたりしたら殺されちゃうの。」
海「!?」
「だから、生き残んなきゃいけないの。」
海「怖いよぉ...」
「大丈夫、大丈夫。」
紫苑はそう言い、海の頭を優しく撫でる。