公開中
空母いぶき~新第五護衛艦隊、始動~<第五話>
<注意事項>
・初心者なので本文におかしなところがあるかもしれませんが気にしないで下さい。
・この作品はあくまで二次創作で、僕の想像です。原作や現実と比べておかしなところがあるかもしれませんが気にしないで下さい。
・僕は軍事の専門家ではありません。(まぁまぁ詳しいけど…別にいいよね!)
・この作品は《《戦争美化》》を目的とはしていません。
「CICに戻ろう……」
その時、艦内に警報音が鳴り響く
「どうした⁉」
慌ててCICに戻った副長が聞く
「左135度、距離約15マイル、……ハープーンミサイルです!」
「各艦に達する。対空戦闘よーい」
いつの間にか戻っていた艦長が言う
「対空、戦闘よーい!対空、戦闘よーい」
「しかし、いったいどこから……」
「レーダーに反応はなかったのでステルス艦でも無いですね」
「おそらくは、潜水艦かと」
「ミサイル、迎撃間に合いません」
「現在、『もがみ』が主砲攻撃中です」
「おそらく抜かれるな」
「敵ミサイル、接近します」
「チャフ発射、CIWS、攻撃はじめ」 ※チャフ…レーダーを反射し、ミサイルなどを狂わせるもの
「了解」
CIWSの音が鳴り響いた後
「全弾撃墜」
「か、艦長!」
「どうした?」
「このミサイルはチャフ弾頭です!辺り一帯にチャフが!」
「⁉」
「レーダー使用不能!」
「やられた!」
「左舷から魚雷接近!」
「魚雷全弾、本艦を狙ってます」
「まずいな。水上の艦艇はレーダー使用不能、迎撃できるのは」
「潜水艦のみ、か……」
「もしもに備えて、MOD、FAJを用意しろ」
「はっ」
---
潜水艦 はやしお
「艦長、どうやら水上の艦艇は魚雷を迎撃できないらしいです」
「本艦で対処する」
「MOD(おとり魚雷)ですか?」
「敵の魚雷はおそらく直線魚雷だ。おとりは効かない」
「じゃあ、どうするんですか?」
「舷側(船の側面)で、弾き飛ばせ」
「弾き飛ばす⁉魚雷を⁉」
「こいつは、対大型艦用の遅発信管セットのはずだ。触れたって爆発はしない」
「もし、通常の磁器信管だったら?」
「それならもっと広範囲に撃ってるだろ」
「魚雷来ます!左舷前方!」
「面舵50度でぶち当てろ‼」
「面舵50‼」
「……弾き飛ばした!」
「魚雷一発、左舷通過‼回頭間に合いません‼」
---
空母いぶき艦内
「い、今の音は⁉」
「左舷中央部に被弾!」
「じゃあ不発か!」
「いや、対大型艦用の遅発信管セット……」
そう言っていると、時間差で突き刺さっていた魚雷が爆発する。
「各部被害報告!」
「……こちら応急長!爆発の影響で浸水が発生!航行は可能!しかし、電子系統、被害甚大!第一、第二、航空機発艦用エレベーター使用不能!航空機!発艦できません‼」
「航空機が発艦不能だと⁉」
「修理には…26時間…いえ、早くて24時間はかかります!」
「…12時間で終わらせろ」
「しかし、このタイミングで航空機が使用不能とは……」
「敵潜水艦は?」
「敵潜水艦、左舷前方」
「まだ撃ってくる気か⁉」
「レーダーは?」
「ダメです。まだ時間がかかります」
---
潜水艦 はやしお艦内
「敵艦、いぶきに向かいます」
「トドメをさすつもりです」
「敵艦、魚雷発射!」
「今度は、二種類混ぜているはず……」
「魚雷戦よーい!MOD発射よーい」
「え、おとりは効かないんじゃ……」
「磁器信管を混ぜてるなら、今度はいぶき以外の艦も狙っているということだ。直線魚雷じゃない」
「魚雷発射!」
「敵魚雷8発のうち、4発が離れていきます!」
「残りが遅発信管セットだ!」
「敵魚雷直撃コースです!」
「取り舵40度!舷側をぶち当てろ!」
魚雷を3本弾き飛ばす。
「ダメです!魚雷1発、いぶきに直撃します!」
「これ以上撃たれるともう耐えれません!」
「分かってる‼」
「敵艦!速度を上げいぶきに接近!魚雷発射管が開いてます‼」
「⁉」
「機関全速‼|アップトリム《上方向》最大‼」
「か、艦長!それでは敵艦と衝突コースです!」
「構わんぶち当てろーーー‼‼‼」
第五話 完