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第六話 立場なんて気にすんな
休み時間中、廊下を歩いていたら、
「は?!馬鹿貧乏のお前に言われたかないわ。」
うわぁ~。|佐久《さく》君、それ|美見《みみ》ちゃんに向けてのNGワードだから。
美見ちゃんは佐久君が言うほど貧乏ではないけど、
みんなに比べれば…まあ貧乏…。かも。(言っちゃダメだけどね。)
しかも家が大富豪の佐久君から見たら、もっと貧乏に感じるのだろう。
「は?美見。震えんなよ。」
これは、いじめだ。間違いなく。
そう言ってやりたいけど、言えない。
私だっていじめられている。ひどく。
それなのに、注意とかって。無理。
美見ちゃんがもっといじめられたり、
私にも被害が起きる可能性がある。
頑張っていたことが、水の泡になるどころか、悪化だ。
とうとう美見ちゃんが泣き出してしまった。
すごくかわいそうだけど、しょうがない。
すごく何とかしたい気持ちがあるけど、
--- しょうがない。 ---
「立場なんて気にすんな。」
誰かがそれだけをこそっと言って去った。
その言葉は刺激的だった。
たった一言だけだけど。
そして佐久君は去っていった。
「は?知らねーわぁ!」
という捨て台詞を吐いて。
なんか私もすっごく勇気が出た気がした。この一言を言ってくれた人、
ありがとう。
どうでしたか?
今日はちょっと短めです!
忙しいんで。
最後まで見てくれた君へ、ありがとう!!