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いじめられてたので転生して最強の殺し屋になりました。02
私は転生してしまったのだった。
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ジャージのポケットが振るえた。ポケットの中にはジャージと同じ赤のスマホが入っていた。
「お仕事の時間です、ガーネット。」
ガーネット。それが私の名前らしい。ガーネットというのは、確か1月の誕生石の赤い宝石だった。
着替えなければ。まずそう思った。クローゼットを開けると、入っている服は少なかった。今着ているものと、少しデザインの違ったジャージのセットが二着と赤と黒の戦闘服。よくライトノベルなどで見るやつだ。私はその戦闘服を着た。何となく、今場にあっているのはこの服の気がした。そして、何となく、クローゼットにあった剣を持った。物語の勇者が使うような、西洋風の剣だ。私はこれまた何となく、机にあったイヤホンを付け、剣を持って外に出た。イヤホンは、スマホと連携されてあった。私のいた場所は、何かの寮の様だった。
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イヤホンから声がする。電話の声と同じだった。
「この交差点を右に曲がってから、500mほど先です。」
何がだ、と思う。肝心なところを教えてくれなかった。
500m先には、30代前半の女が一人、いるだけだった。私は女を持っている剣で、刺した。自分でそうしようと思ったわけじゃない。体が勝手に動いたのだった。私はそのまま、人を殺してしまった。
まず、やってしまった、と思った。せっかくの新しい人生を無駄にしてしまった。そして私は、すごく馬鹿なことをした。
「殺し終えました。」
イヤホンにそう連絡してしまったのだった。相手が誰かも分からないのに。
「今、そちらに向かう。ありがとうございました。」
ありがとうございました?違和感を覚えながらもこの人に自首することにした。
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黒い車から降りて来たのは黒のスーツの男性だった。顎あたりで切り揃えた金髪の髪に、耳には銀色のピアス。タメ口混じりの敬語からもこの人元々不良だったんだな、という感じのする人だった。彼は死体を見ても一切表情を変えなかった。
「あ、あの、私......!」
私が言い切る前に、彼は言った。
「今日はいつもよりおとなしく殺しましたね。車乗って。」
は?私の頭にたくさんはてなマークが浮かんだ。とりあえず車に乗って、ゆっくり状況を確認しようと思った。
まず確認しようと思ったのはスマホだ。スマホには何か私の情報が書いてあるだろう。両方のポケットに手を入れたとき左にスマホ、右にも何か入っていた。取り出して見ると手帳だった。生徒手帳に近い様なもの。私はそれを開く。一番最初に入っていたのは、クレジットカードの様な素材のカードだった。
「殺し屋No,4 ガーネット
2026年キラー6
生年月日 1月14日」
そして右隣にはおそらく私の顔写真があった。
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私の職業は殺し屋だった。
それにこれから先の不安や恐怖は全くなかった。《《むしろ、これからが楽しみになっていた》》。たくさんいじめられて嫌だった。いつか復讐してやろうとずっと思っていた。その時が今、来たのではないか。いじめられていた分、殺してやる。今度はちゃんと、好きなように生きるのだ。新しい職業、真っ白な髪、カードで確認した真っ赤な目、その全てにわくわくしていた。私は、
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いじめられてたので転生して最強の殺し屋になりました。
投稿するの遅れてごめんなさい。次はすぐ出します!