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自由に生きたい①
覇亞編だあああああああああああああああああ
「あの子、大丈夫そ?知らんけど」
「包帯だらけだよ!やばくない?コスプレ?w」
辛いなんて思わない。そう考えると、めんどくさいから。
どんなに|莫迦《ばか》にされても、どんなことをされても私は___。
「|覇亞《はつ》ー!式は体育館だって。」
今日は私が入学する学校、南桜川高校の入学式だ。恋人の|兎羽《とわ》と体育館に移動した。
「ああああ!覇亞~~~~!」
「え?あ!|心花《みはな》!」
心花は、南桜川高校の3年生で、幼稚園が一緒だったので仲が良かった。
「あれ、あなたが…兎羽さん?」
「あ、はい。」
「いつも覇亞がお世話になってます!これからもよろしくお願いします!」
「あ、はい、わかり、ました…。」
「あっごめん!ぐいぐいいきすぎちゃったかな!?」
心花は優しいけど、かなりの心配性なんだよね。でもそこがいいところ、かな。
「|増田《ますだ》~!会場準備しろ~!」
「えっ!?あ!すみません!今行きます!」
「ごめん!会場準備しないと!じゃあまた後で!」
「うん、また後で。」
心花とお別れをすると、兎羽が口を開いた。
「ねえ、覇亞。」
「ん?」
「無理は…しないでね。」
「無理なんて、してないよ。」
「ほんとに?作り笑顔じゃない?」
「作り笑顔はしない。好きなことして好きに生きる。そんなことしても楽しくないじゃん」
自分なりの笑顔で言った。
「そっ…か。」
入学式。眠いが、校長先生の話を聞いていた。
「南桜川高校に来てくれてありがとう。これから一緒に楽しく、生活しましょうね!」
話を聞いていると、急に息苦しくなってきた。
(心拍も速いし激しい…。めまいもする…。どうしよう、パニック障害だ…。)
「金をかけさせるな!」
「アンタなんかいらない!」
ああ、なんで、なんで蘇ってくるんだ!
「柊さん?大丈夫?」
「ごめん、発作が出ちゃって…。ありがとう、|夏芽《なつめ》くん、心配してくれて。」
「本当に大丈夫?先生呼ぼうか?」
「ううん、大丈夫。気にしないで…!」
だんだん症状も落ち着いてきた。教室に戻って、何事もなかったみたいに過ごしていた。
「お前ってさ、施設暮らしなんだろ?」
隣の席の|神谷亜月《かんやあづき》くんが話しかけてきた。
「え、うん。そうだけど…なんで?」
「施設とかさ、なんか自由にできなそう」
「苦しくないよ笑 施設暮らし。寒いしお腹空くし障害も出て苦しい。でも辛いって思う時なんてないからね」
「障害?どういうこと?」
「あー…たまにパニック障害でるから症状が出たら無視してくれるとありがたい。」
亜月くんが不思議そうな顔をして話しかけてくる。
「……へぇ。つか、昨日全然寝れなかったわ。」
「私も。寝ても悪夢障害で寝れない。眠いんだけどね~笑笑」
「お前…大丈夫か?」
「全然大丈夫だよ!ていうか亜月くん、ほんとにかっこいいね!」
「え?あ。ありがとう。」
なんて嘘。大丈夫なんかじゃない。あーあ、誰にも知られず、消えたいな___
今回うまく書けたかな(´;ω;`)ウッ…
自信ないよ~!!
次も頑張ります!