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~今、無双中です。~ 天下無双の無双記録 第二話
<注意事項>
・初心者なので本文におかしなところがあるかもしれませんが気にしないで下さい。
・これはオリジナル小説です。
???「聞こえてるぞ」
脱獄犯「⁉」
脱獄犯が声の聞こえた方に振り返る。
天下「聞こえてるっつってんだろ」
脱獄犯「な、なんで…。確かにお前の心臓目掛けて撃ったはずだ!何かの能力か?いや、雰囲気的に無能力者だ。間違いない。でも…」
脱獄犯(今のこいつからは最近会った中ではダントツで強い雰囲気が出てる。…まさか、今能力が発現したのか⁉だとしたらこいつの能力は回復系…いや不死身かもしれない!)
天下「おい、どうした?脱獄犯。俺を殺すんじゃなかったのかw」
脱獄犯「お前…、何故生きている!」
天下「なぜ?そりゃあお前ら大好き異能の力だよ。い・の・う!」
天下「というかさっき無能力者と言ったな?残念ながらそれはハズレだ」
脱獄犯「…いったいどんな能力を…」
天下「さっき見た通りだが?」
脱獄犯「じゃあ…まさか不死身⁉」
天下「ははっ、不死身なんて御大層なもんじゃねぇよ。致命傷を喰らうと回復する、それで耐えたんだ」
脱獄犯「てことは…単に回復ができるようになっただけのガキじゃねぇかw」
脱獄犯「だが…お前の気配がさっきと違うのは明白だ。だからチャンスをやろう。一回だけ反撃無しで無防備な俺に攻撃してみろ」
天下「お前もチャンスが好きだなぁ全く…」
脱獄犯「どこでもいい、一か所だけ好きな部位を攻撃するといい」
天下「おいおいw んなことしていいのか?」
脱獄犯「俺はザコじゃねぇんだ。Fランクごときのパンチ一発くらい、痛くもかゆくもないだろうさ」
天下「…はぁ、何から何までFランクFランクと…」
天下「それじゃあ」
天下「遠慮なく」
脱獄犯(なんだ、この、異様な雰囲気は)
と、全身に恐怖が巡った刹那
天下の拳は既に脱獄犯に届いていた。
とてつもない爆音が鳴り響く。
天下「ふぅ…」
俺の一撃は、奴の腹部を直撃と同時その衝撃で奴の体ははじけ飛んだ。
天下「…やっぱりこの力は、後味のよくないものを残すな」
???「…いやぁ、凄いじゃないか少年」
天下「はぁ、今日は少年と言われる事が多いな」
天下「…一応言っておくとこれは正当防衛です」
天下「そもそもこれは貴方方の不始末で外に放った能力者、俺は一切の責任は取りませんからね」
???「ああ、もちろん、その事を咎めるつもりはないよ」
天下「っていうか、見てたなら普通助けないか?」
天下「異能都市からの派遣様よ」
???「ふふ、試すような真似をして悪かった」
???「どの道、君が彼に並べていた言葉がハッタリだとしたら、すぐに助けていたさ」
???「そう、こんな風にね」
は、早い…15mは離れていただろ…
高速移動なんてもんじゃない…なんだこの女…
???「ふふ、まさか都市外に君のような人間が埋もれているとは」
???「それでは法律に従って、君を異能都市に連行させてもらうぞ♪」
…はぁ、こうなるから俺は能力を使ってこなかったのにな
…こうして俺は、自身の能力が国の人間にバレ
「異能都市」という
能力者の格付けにもっとも敏感な場所で青春を送る事となった―――
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第二話 完