なんだっけ?

思えば前からおかしかった。 ふとマルノがぼーっとしていたり カレーうどんを焦がしたりしていた。 なんかあったのか?と聞くと露骨に話を逸らす。 そのうち、マルノは色んな物を忘れていった。家の鍵、スマホ、持ってった鍋、作者の存在、人命の大切さ、感情。 ある日、家に入ると鉄の匂いがした。 ラエーが殺された。 マルノは血の海の中でぼーっとしていた。 血に濡れたナイフを持って。 俺は感情を治す実、クシャベナを取りに行くことにした。 山を越えた。海を渡った。戦いになり、大怪我をしたこともあった。 そして、高い山の上でクシャベナをゲットした。 やった。 これでまるのはもとにもどるんだ。 そしてぼくはいえにもどった そこにはきおくのないまるのがいるはずだった。 そこにいたのは… 存在が消えかけ、顔に穴が空いたようなマルノだった。 えっ うそでしょ うそっていってよ うそっていってよ あ ああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろきえろ やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて 友は、もう戻ってこない。 ト「はっ!!?」 …いつもの部屋。 良かった。夢か。 いつもの黄色いTシャツに着替えて部屋に入る。 マ「おはよ!よく眠れた？」 ああ、よかった。 …………… ところで… 君って、だれだっけ。