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尋問
ただいま!!!!!!!!!!!!
「ごちそう様でした~」カランカランと軽やかな鈴の音が鳴り響く。みたらしのメンツは酒と氷に毒が入ってないのを莉里に確認させるといかにも飲んで食べているかのように大声で騒いだ。ちなみにお通しの毒は即効性のあるものではなかったそうなので、消化器官が毒に強い劇物の莉里と、修行という名目で毒だのなんだのを食べ過ぎて耐性のついた澪が食べた。碧唯が合図をする。澪がすぐそばにあった呼び出しボタンを押すと、先ほども来たバイトさんがかわいらしい声ではーいと言いながらやってきた。彼女が扉を開け入ってきた瞬間、扉の近くにいた万年平社員こと琴葉が扉を閉め、専務こと琴実が彼女の腕をつかむ。悲鳴をあげさせないよう、低い声で黙れと琴葉が言うとおとなしく黙った。おそらく盗聴器がつけられているだろう。くまなく探そうと思いエプロンのポケットに手を突っ込むとあった。莉里がそれを砕くと、澪がゆっくりと歩いていく。バイトさんはわなわなと震えながら涙目で澪を見上げる。澪はポケットから小型の折り畳み式ナイフを出すと、ハイライトのない目ときらめく刃を彼女ののどに当てる。「さあ、こっちに来て?聞かれたら面倒だからね、、、五分後にはもういないけどさ。」そのまま個室の奥まで誘導し、彼女を座布団に座らせる。「さてっと、、、いくつか質問をする。嘘をついてはいけないよ?あそこの可愛い女の子は嘘を見破るのが得意だからね、、、君はバイト?」「は、はい、」莉里を見ると、首を縦に振っていた。バイタルに問題はなかったらしい。もう一度彼女を見ると、「何か知っているうわさはあるかい?このラムネ商業に関しての些細で、枯れ尾花があるようなものでもいいんだ。」「あります、、、」「教えてくれるかな?」「、、、はい、一昨日聞いたばかりなんですけど、実は―」
彼女は頭を後ろに倒したかと思うと背中まで後ろに下げた。そのまま大きな音を立ててテーブルに頭をぶつける。彼女は死んだ。何の情報も入手させないまま。「盗聴器か、、、まだあるみたいだ」
「、、、どうする?」こう聞いたのは人事部長の彩良。この人もみたらしの初期面だ。「そうですね、、、もう突入しましょう。まず餅組が行くので、血拭組と食材組はあとからお願いします。ファァ」あくびを欠くと、一つ伸びをする。「武器は持ったね?食材組は呼んだら来て。それまでに社長か秘書に電話しとくように」弥都が「さっきのバイトちゃん、けっこータイプだったなー」などとほざきだしたが、お構いなく。これからが澪の戦場であり、舞台である。彼女はまるで本番直前の主役のように顔をたたくと息をついた。そして聞こえるか聞こえないか程度の声で呟く。
「みたらしの本職をお忘れなく」
多分五作分くらい続くどころかこっちも書きます!!!!!!!!!!!!楽しい!!!!!!!!!!!!