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失踪 第二章
「最新の日記の日付が3日前なんだ⋯」
そう文雄から言われた颯太は背筋が凍った。
――どういうことなんだ⋯⋯母さんが出入りしていた⋯のか?
日記を見ると、良くわからない文字列が並んでいるだけだった。
2017.03.02
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「全く意味がわからないな⋯」
そう文雄が呟く。
二人は頭を抱えた。日記の内容が分からなければ、元も子もない。しばらく考え込んでいると、颯太はあることを思い出した。
「そういえば中3だった頃、俺中二病だったじゃん?確か⋯」
「なんだその話?初耳だな。」
文雄が少し笑いながら言った。
颯太は「待ってて」と言って、二階の自室に行くと、ある物を取り出した。
「あったあった、俺の黒歴史ノート⋯」
恥ずかしそうにしながら出したのは、*|永遠の暗闇《エターナルダークネス》*と描かれた学習ノート。表紙には大きな十字架が描かれている。一ページ目には*隠された禁呪の解読方法*と書かれているが、要はこのノートの解読方法だ。そこには*|混沌反転《カオスリバース》*、つまり逆さまという意味の言葉が刻まれていた。
例を出そう。
なかだのいないてれさ記はにどな書か教、は叡智の実真
いなは暇るいてっまかに練試ぬらだくなんそ ?勉学
いしらるいてしとうよめざ目がンゴラドドッレの中の俺、くやうよ
ない赤りよもつい、は月の日今
これを逆さまに読むと
今日の月は、いつもより赤いな
ようやく、俺の中のレッドドラゴンが目ざめようとしているらしい
勉学?そんなくだらぬ試練にかまっている暇はない
真実の叡智は、教か書などには記されていないのだからな
この文章の通り颯太は勉強を全くしておらず、クラスの平均点が下がるのはだいたい彼のせいだった。
話に戻ろう。これはあくまでも簡単な暗号の例だが、由美子の日記にも暗号が使われているとしたら。
颯太は黒歴史ノートとパソコンを持って書斎へと戻った。そしてカタカタと暗号に関する検索を始めた。
「うーん⋯シーザー暗号っぽいけど合わないな⋯」
「オリジナルなんじゃないのか?」
「オリジナル⋯何かヒントないかな⋯」
颯太が悩んでいると、文雄が言った。
「そういえば、母さんブログやってたらしいぞ。何かヒントがあるかも。」
文雄は[ショコラ@犬飼ってる人]と検索をかけた。
サイト作ったので時間かかりましたー(サイトはユーザーページ[ショコラ@犬飼ってる人]からどうぞ
サイトのヒントは少なめ
私ががんばった分面白いと思ってくれる人が増えるといいな