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ヤンデレな私の彼氏。 1
ある日の放課後、私は屋上に呼ばれていた。
しかも好きな人に。告白かな。そうだと嬉しいな。
「今日一緒に帰ろ〜?」
友達が話しかけてきた、一緒に帰りたかったけど断った。
「ごめん!今日用事あるんだ‥!」
「ならしかたないね、また明日!」
友達はにこっと笑って手をふってきた。
私は勢いよくふり返した。
のんびりと荷物を片付けている間に教室には誰もいなくなっていた。
「やばいやばい、急いで屋上行かないと…」
そう言って大幅に走って屋上に行った。
夏だということもあってすごく暑い。
「ごめん、遅くなっちゃった…」
「あ、俺も今来た所」
嘘だ、こういうの大体もっと早くから来てる。
にこっと彼は笑った。
「で、、話って?」
彼と話せるのは嬉しいけれど、暑いのも私は苦手、
できる限り早く終わらせたかった。
「あのさ…俺から言うのもあれなんだけど…」
彼は違う方を見ながら囁いた。
「うん…」
「よかったらでいいんだけど…俺と付き合ってくれない?」
私は今にもジャンプしたいくらい嬉しかった。
「いいよっ‥私もあった時から好きだったんだ‥//」
私は彼と目があわせない。
「じゃあ今日から俺のこと#彼氏#って呼んで?」
「え!?#彼氏#って読んでいいの‥?」
「うん」
にこっと笑って返事をくれた
私も言わないと!っと思い話だす。
「じゃあ私のことも#彼女#って呼んでよ‥?」
「いいよ、俺もそっちの方がいいかな笑」
暑さを吹き飛ばすくらい楽しかった。
「もう学校しまっちゃうし帰ろ‥?」
そういえば、#彼氏#と家が近かったな…
「うん。そうだね。」
そう言って置いていた荷物を拾い上げて校舎を出ていった。
「…あのさ」
#彼氏#が下を向いて喋りだす。
「#彼女#は付き合ってること隠していたい‥?」
「正直隠していたいかも‥」
素直にそう答える。
私にとってこの#彼氏#が堂々と言うような人だったら解釈違いだからだ。
「俺も、隠しておいてほしいな。とられたくないから笑」
とられたくないなら俺のものです!!ってしとけばいいのに…
と心の中で囁いた。
「あ、もう家着いちゃった。よかったら明日の朝も一緒に行こうよ」
「一緒に行ったらみんなにバレちゃわない‥?」
「そんなことないよ、」
なんで#彼氏#は頭が良いのに少し変わった発言をしているのだろうと疑問に思った。
「じゃあおやすみ、#彼女#」
「おやすみ‥」
静かな声で返事をした。