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ヤンデレマホロアがマルクを監禁しちゃう話/まだ途中
※注意※
この小説には以下の要素が入っています!それでもいいなら読んでもどうぞ!
・グロデスク
・ヤンデレ
・監禁
・バットエンド
こうかいしませんね?
あまりにも寒くて目を覚ました…体がだるい…気持ち悪くて今にも吐きそうだ……どうして…こうなったんだっけ?
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きっかけはほんの数日前だった。アイツがボクの事を好きだと言ってきたんだ。別にアイツの事を嫌いなわけでは無かった。この関係を崩したくなくて、友達のままでいたかったからボクはこう答えたのサ。「ゴメン、他に好きな人がいる」って。本当はボクに好きな人なんていなかった。ただ断るのに1番いい言葉がこれだと思ったからそう言っただけサ。その後、ボクは家に帰って… 知らないうちに気を失ってた。ただ意識が途切れる直前、アイツが部屋に入ってくるのが見えた。
目が覚めたら知らない場所にいた。足には鎖がついていて、動かすとじゃらじゃらと嫌な音を立てる。いつものボクならこの程度、直ぐに逃げたせる程の拘束だった。でも違った。この鎖は、いや、この部屋全体がボクの魔力を少しずつ吸い取っていた。
どう脱出しようか考えだしたその時、かちゃんと鍵が開く音がしてアイツが入って来た。どういうつもりか、聞いてみた。そしたらアイツ、こう答えたんだ。
「キミがボクの事を好きじゃないナラ、キミがボクを好きになるヨウニすればイイ」
って。わけが分からなかった。でも少ししてその言葉の意味を理解する事が出来た。ボクは羽を出して抵抗しようとした。でも魔力も少ない今ではろくに抵抗出来なかった。
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その後の事は覚えていない。いや、思い出したくない。何度か逃げようとしたけどその度に失敗してボク魔力はもうすっからかんだ。
でも一度だけ外に出れた事があった。残り少ない魔力でアイツを眠らせてその隙に逃げた。ボクが閉じ込められている部屋はローアの一室で出口から1番遠い部屋だった。部屋を出て廊下を出来る限り早く走って甲板に出た。外はとても寒くて一面雪だった。久しぶりに吸う外の空気は肺を切り裂く程冷たい。確かそこはプププランドとはかけ離れたポップスターのどこか。
正直言ってこの後の事は考えて無かった。だってアイツを止める事が出来る程強いヤツなんてカービィくらいしかすぐには思いつかない。でも今近くにカービィはいない。自分でなんとかしないと…
とりあえず飛べるだけの魔力は戻ったから羽を出して飛ぼうとした。足がローアの甲板から離れたその時だった。後ろからすごい力で引っ張られた。咄嗟に振り向いたら、まだ寝ているはずのアイツがいた。多分逃げれると思って油断してたんだと思う。すぐ後ろにいるのに気付けなかった。その後アイツが言った事は嫌でも覚えてる。「ドウシテ逃げようとスルノ?外に出たらダメって言ったデショ?マァ、モウ出る事は多分無いケドネ」その言葉を最後にボクの意識は途切れた。
目が覚めたらまたあの部屋にいた。でも前と違うのは足には鎖はついてなくて、変わりにボクは仰向けの状態で両方の羽が固定してあった。これだとボクは全く身動きが取れない。するといつの間にか隣にいたアイツが
--- 「キミが逃げようとするカラダヨ」 ---
--- 「逃げようとスル悪い子にはオシオキしないとネ」 ---
って言ったんだ。
基本的にボクは魔力さえあればどうにでもなった。でも逆に魔力がないと何も出来なかった。羽を出して浮遊する事も、不死身であるけど回復が遅い体があっという間に回復が出来たのも、魔力があったからこそ出来たものだ。だから魔力が無いのに怪我をすると、簡単には治らない。死にはしない。でも普段なら一瞬で済む苦しみが長時間続くのは少し、いや結構辛い。慣れてないから尚更だ。
だから…例えばアイツにオシオキといわれてあんな事をされても…治ってくれない。
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ガチャ
「オハヨウ!マルク!」
「…」
「も〜無視しないでヨネ」
「マホ…ロア…寒い…のサ…」
「ア、ゴメンネ!今暖かくシテアゲルからネ!」
そう言ってマホロアは毛布を出し、マルクにかけた。
「ハイ、朝ご飯ダヨ!…今日はドウヤッテ食べル?」
「…自分で…食べるのサ」
「ところでサァ…キミはイツになったらボクのコト好きにナッテくれるノ?」
一瞬、スープを飲むマルクの動きが止まった。
「ボクがどれくらいキミのコトが好きなのか知ってるヨネ?ナノニ…ナンデボクのコト好きになってくれないノ?」
「…ボクは…誰の事も好きにならないの…そりゃ…マホロアの事は…友達として好きなのサ…でも…付き合ったりっていうのは…」
「ウン、分かってるヨ」
「え?」
「マルクがボクのコトをトモダチとしか思ってないコトは知ってタ」
「じゃあ…なんで…」
「ネェ…お願い…マルク…ボクとズット一緒にいようヨ…傍にいてくれるダケでイイノ…キミの欲しいモノはナンデモアゲル…オイシイご飯モ、読みタイ本モ……」
「…っ!…でも…」
「ソレデモ…ボクの傍にいたくナイのナラ…モウ…アレしかナイんだヨ?」
「…?」
「ネェ…イヤデショ?今のキミには全く魔力がナイカラネ…」
「まさ…か…」
「コッチの羽もコンナ風ニなりたくナイヨネ…」
「…やだ……やめ…て」
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それはマルクが監禁されてまだ日があまり経っていない時の事だった。マルクが逃げるのに失敗してマホロアにオシオキされた時の事。それはマルクにとってここに監禁されてから1番思い出したくない出来事だ。
「ネェマルク…ソロソロ諦めたらドウ?キミの魔力、もう殆ど残ってナイデショ?」
「嫌なのサ!マホロア!ボクはっ!」
「ジャア…やめた…折角許してアゲヨウ思ったノニネ…やっぱりオシオキするしかナイみたいダネ」
「なにするつもりなのサ…」
「キミが2度と逃げヨウとおもわないヨウにスルだけダヨ」
「どういう…こと…」
「ゴメンネ、丁度良い物が見つから無かったカラ…魔法でやってもいいんダケド、それじゃあ痛くナイデショ?ダカラ包丁デやるノ」
そう言うとマホロアはマルクの片方の羽に触れる。
「ウーン…ドコがいいカナ…ココでイイカ」
「まさか…やだ!マホロア!やめて!」
マルクの声を無視してマホロアはマルクの羽の付け根に包丁の刃を突き立てる。
「マホロアっ!やめて!痛いのサ!」
「ダッテワザと痛くしてるからネェ、オシオキだから反省しなくちゃイケナイデショ?ソレにマダ刃は刺さってナイヨ」
ザシュ
「うあぁっ!やだっ!やめてっ!マホロアっ!」
ザクザク
「うっ…ぐ…あ"ぁっ!」
ミシミシ
「?」
「ア〜ヤッパリ包丁で骨まではいけナイカァ〜ココだけ素手デやるカ」
バキ
「あ"ぁ〜〜っ!」
「コレデ少しは反省シタ?マルク」
「ハァ…ハァ…」
ポタポタ
「モウボクから逃げようナンテ思わナイデネ」
「ごめんな…さい…」
「!分かればいいんダヨ!ジャア止血するネ!」
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「いゃ…マホ…ロア…あれだけ…は…」
「ナラ…早くボクのモノになってヨ…ずっとボクの傍にイテヨ!」
「……ごめん…なのサ…」
「…………」
バタン
しばらく黙り込むとマホロアは部屋を出ていった。
(…ボク…本当にどうしたらいいのサ……ボクは…マホロアとはずっと友達でいられると思ってたのに……マホロアは…それが嫌なのかな………あの時…ボクがああ答えてなければ…こんな事には…ならなかったのかな……ねぇ…カービィ…キミならどうするのサ…?)
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数日後
あれから数日がたったが、マホロアがあの事を口にする事は無かった。しかしマルクはその事に安堵ではなく恐怖を感じた。あのマホロアが簡単に諦めると思えないからだ。そんな中、マホロアが提案したのはマルクには予想外なものだった。
「ネェマルク、久しぶりに外に出てミナイ?」
「え?」
「ホラ、マルクはズット外に出てナイデショ?それだと体にも良くナイと思うシ…」
「ほ、本当に…いいのサ?」
「ウン、タダ…逃げるナンテしないデネ」
「分かってるのサ」
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「チョット寒いからゴメンネ」
「別に…寒いのだけは…もう…慣れたのサ」
「ソウ…ホラ、見てヨ!マルク、綺麗ダネ」
「…そうなの…サ…」
誰が見てもとても綺麗だと思える銀世界、いつものマルクなら大絶賛だっただろう。しかし、今のマルクにはそう思う事が出来なかった。
「ヤッパリ寒いネ…ア、ソウダ!ボクローアからコーヒー持って来るネ!チョット待ってテネ!」
「……うん」
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しばらくして、マホロアが戻ってきた。
「マルク!遅くナッテゴメンネ!コーヒー持って来たヨ!」
しかし、そこにマルクの姿は無かった。よく見るとマルクのものと思われる足跡がローアと反対方向に続いていた。
カシャン
「マルクッ!」
熱いコーヒーが雪を溶かし、茶色い土をみせる。溢したコーヒーに目もくれず、マホロアは足跡を追いかける。
「ハァ…ハァ…ッ!」
しかし、数十メートル進んだ所で足跡は消えていた。おそらく、飛んで逃げたのだろう。
だが、マルクには片方しか羽はない。もちろん魔力があれば回復はする。しかし、魔法で作り出したとはいえ、きちんと神経の通った体の一部だ。すぐに回復はしない。
だからこそマホロアは他の部分ではなく羽を奪った。マルクを逃がさないよう、なるべく日常生活に支障が出なくて、一番マルクの精神を削れる部分。それで選んだのが羽だった。
「オカシイ…コンナニ早く羽が回復スルハズ無い……元カラ…魔力が無いカギリハ……!マサカ…」
何かを思い付いたらしく、急いでローアに戻る。
「ローア!マルクの…マルクの部屋にボクが掛けた魔術…チャント作動シテル?」
その質問に対するローアの答えはNoだった。
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「ハァ…ハァ…」
(やった…うまくいった…)
マルクは正直その作戦が上手くいくとは思っていなかった。
(あの時…少しでも多く魔力を回復しておいて良かったのサ…)
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「やった…外に出れたのサ!これで逃れ……いや…無理だ…今から羽を出して飛ぶ分までの魔力なんて回復しきれないのサ…」
ごめんなさい、ここから先はまだ書けてません。なるべく早く書き終わるように頑張ります!
趣味と妄想と性癖を詰め込み過ぎた末路がこの小説です…
実はグロシーン初めて書くので上手く書けた気が全くしないです…