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    I LOVE YOUの痛い夜
    
    
        ヘハッッッ!!!!
    
    
     憂鬱な気持ちを抱えながら、オレ___マーダーはボスであるナイトメアの部屋へと向かう。
 上司に会うのだから、憂鬱になるのは当たり前といえば当たり前なのだが...オレがこんなにも気分を落ち込ませているのは、それだけの理由じゃない。
 ではなぜ、オレはナイトメアに会うのをいやがるのか。それは、___
 あったら最後、気絶するまで手酷く”遊ばれる”からだ。
 ナイトメアは気まぐれで、たまにオレ達闇AUのメンバーを抱くことがある。意味がわからないが、もう諦めた。そういうものだと、オレ達は無理矢理納得したのだ。
 はた迷惑なことに、オレはそんなナイトメアに気に入られている。ナイトメアは、気に入った玩具はとことん遊び尽くす性である。
 つまり、オレはアイツに抱かれる頻度が多いということ。
 いい迷惑というか、ほんともうやめてほしい。クロスとかでいいだろ。
 そう考えても、どうにもならないのだが。
 一種の諦めを覚えながら、オレはナイトメアの部屋のドアを開けた。
 パタンと音をたててドアが閉まる。ベットには、足を組んで座るアイツが居た。
「___ボス」
 オレが嫌そうにそう呼ぶと、ナイトメアはにたりと気味の悪い笑みを浮かべた。背筋が凍る思いをしながらも、オレはベッドの側へと寄る。
「あー...っと、今日は何の用だ?」
 もちろん、用件なんてわかりきっている。どうせ、オレで”遊ぶ”んだろう。それでも尋ねてしまうのは、今日だけは違うと言ってくれ、なんて淡い期待を抱いているからで。
「分かってるだろ?なぁ、__ダスティ」
「...メア」
 コイツがオレを愛称で呼ぶのは、決まって”そういうコト”をしたい時だった。それに応じて、オレもナイトメアのことを愛称で呼ぶ。これが、オレ達二人(骨)の逢瀬の合図のようなものだった。
「ッ、あ”♡」
 自分の喉から出てるなんて信じたくないような甘い嬌声。声をあげたくなくて、口で手を噛もうとするが、ナイトメアの触手に拒まれる。
「ほら、噛もうとするなよ」
 声が聞こえないだろう?
 そう言って厭らしく嘲笑っているであろうナイトメアの顔が、暗くてよく見えなかった。
 もう嫌だ、なんて思っていても、この骨身は快楽に正直で。所詮女性器を形作ったそれは、すでに愛液でどろどろに濡れていた。
「流石に慣れただろ、何回目だと思ってるんだ?」
 そう笑いながら、ぐちりとソウル内で骨の指が掻き回される。卑猥な水音がなって、羞恥心が顔に現れる。
「や゙、ァ...ン゙、~~~~ッッ!!!」
 ひたすらにイイところを弄られて、すでにオレの身体は快感を拾うだけのモノと化していた。元からその”素質”があったのか、それともナイトメアに”開発”されたのか。どちらにせよ、嫌なことに変わりはない。
「ほら、そろそろ挿れるぞ?」
「ひッ、や...ァ、ッッ!?」
 つぷん、とオレのナカにナイトメアのソレがはいる。何度やられても、この感覚だけは慣れない。慣れたくもない。だが、ソウルの中に居座る異物感と圧迫感さえ”キモチイイ”になってしまうのは、もうどうしようもないんだろう。
「っは、相っ変わらずキッツいなお前」
 声とともに、オレのナカにあるソレがぐっと奥へと押される。
「~~~~~ッッッ♡!?!?!?」
 ニンゲンで言うところの子宮口。そこに、ソレがあたる。即座に脳に伝達される快楽。すでに、思考は支配されかけている。
「っ、感度は相変わらずだな、軽くイッたか?」
 そうやってナイトメアはケラケラと笑う。しかし、額には少し汗が滲んでいた。
「うる、ぁ゙ッ♡」
 セリフは最後まで言わせてもらえず。ぱちゅんと身体がぶつかる音がして、ソウルがきゅっとしまった。
「やら…ッ、んぁ、♡や、め…ぅ゙♡」
 与えられ続ける快楽が嫌いだ。自分の犯した罪のこと、忘れてしまいそうで。そして、それを願っている自分がいることに気付かされて。
 きらい、こわい、いたい、きもちいい、もっとして、
 ぐちゃぐちゃの感情が、涙となって溢れる。
「ふ、っ…美味いネガティブだ」
「も…ん゙、ふっ♡」
 少々乱暴に、ナイトメアから口付けられる。魔力で作られた舌が、ゆっくりと絡み合う。溢れた唾液がオレの頬骨を伝った。
「ぅ、あ゙っ♡!?」
 瞬間、ナイトメアから魔力が流し込まれる。普段、魔力を外部から力をかけて流し込まれることなんてそうそうない。つまり、オレにそんなプレイの耐性はないということ。
「や、こ、ぇ…!っ、ふ、〜〜〜〜〜ッッ!?!?♡♡」
 魔力で体内が満たされていくのと同時に、快感が頭から爪先まで駆け巡る。そして、脳裏に過ぎる罪の呵責。
『私達を殺しておいて、何をしているの?』
『貴方がそんな人だとは思わなかったわ、サンズ』
『兄ちゃん…失望したよ』
--- __”お前はただの殺人鬼だ”__ ---
「あ、ぱぴる、す…っ、ちが…おれはっ、ア゙ッ♡!?」
 オレのちんけな言い訳を、ナイトメアは遮った。
「こら、こっちに集中しろよ、なぁ、?」
 __マーダー?__
 確かなLOVEをもって告げられたその言葉。なぜだか、オレの胸の中にすとんと落ちてきてしまった。
「ふ、あ、めあ…っ♡」
 きゅんと、ソウルの中が閉まる。こういう時嫌に甘ったるいコイツの声が、大嫌いで大好きで仕方がなかった。
「なんだっ、ダスティ?」
 激しく揺らされる腰が、どろどろとした快感を生み出す。どちらにも、余裕と呼べる余裕はないだろう。それでも、オレの意識の中では、このままLOVEに流されてしまいたいという気持ちと、流されてはいけないという理性があった。
「も、ぁ゙…ふっ…♡」
「ふはっ、可哀想だなぁ、ダスティ」
 ナイトメアが笑うと同時に、一際激しく奥を突かれる。
「ひッ、あっ、イッ、〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!♡」
 その瞬間、オレはぴしゃりと潮を吹いて絶頂を迎えた。きゅんきゅんと、ソウル内でナイトメアのソレを締める。
「俺も、イく…!」
 その言葉とともに、オレのナカにあたたかいものがぶちまけられた。
「あッ、ん゙ぅ、〜〜ッッ♡!」
 ずるりと、ナカにあったモノが引き抜かれる。そして、ナイトメアはちゅっとオレにキスを落とし、口を開く。
「愛してるぜ、マーダー」
 沈みゆく意識の中で、ナイトメアはオレを痛いくらいに抱きしめた。
    
        エロを書くのが苦手なので練習してみました!!!エロくないね!!!なんで!?!?
 なんでこんなにもエロくないんだ!?なんでだ!?
 あと全然甘くないね…ぼくが恋愛感情のないカプが好きだからなんだけど…それにしたって甘くない…
 相変わらずの鬼畜っぷりですねメア様。やっぱ桃海の性格がでてるのかしら…
 そしてエロくない。全く持ってエロくない。エロってなんだ(哲学)