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泣いて、笑って、手を取りあう 1
リクエストでいただいたキャラクターを使わせて頂きますが、少し、キャラ設定に異なる部分があるかもしれませんのでご了承ください。
私の名前は、今田 ハルナ。クラスで人気者の高校2年生だ。所属している部活は、ダンス部。なぜ入ったかというと、小さい頃、ダンスを踊っている人を見て、自分もこんな風になりたいな〜って思うようになったからだ。
この年の、文化祭、私は大役を任された。私の通っている学校では、文化祭で毎年、高校3年生が自由に出し物をするという機会がある。そこで、こんなことがあった。
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3年生の出し物中…
ダンス部の先輩「ハルナ、ちょっと来てぇ〜」
「はぁ〜い」
舞台に歩いて行く。
「何ですかぁ〜?」
先輩「今からここで踊ってくんない?」
「喜んで!」
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それで、私は初めてソロアイドルをした。歌ったし、踊った。これがすごく楽しかった。私は、ここで、初めてアイドルの面白さに気づいて、アイドルを目指すことにした。
別に、アイドルはなりたいと思った瞬間に目指せば、何歳になったってできる、そう思っていた。私はここで、アイドルを甘く見ていた自分がいた。アイドルになるためには、壮絶な苦労と苦しいものが潜んでいたなんて考えもしていなかった…。
私は、文化祭の次の日、アイドルになるためのダンスレッスンができるところを探し出した。まだオーディションは私には早すぎる。今受けても、きっと落ちるだけだと思ったから、とにかく家の近くや学校の近くでできるところを探した。すると、1つだけダンスレッスンも歌のレッスンもできるところを見つけた。
そこを見つけた時、当然私は喜んだ。でも、そこでも過酷な戦いがあった。
まず、入った時に、なぜここに来たのか問われた。私はすかさずこう答えた。
「私は、先日学校の文化祭でソロアイドルをしたんです。そこで、アイドルの面白さに気づいたんです。だから、ここでアイドルになるための技術を学んで、アイドルになりたいと思ったからです。」
ただ、その時、先生にこんなことを言われた。
「多分君は、アイドルを甘く見ている。アイドルっていうのは、そんな単純に練習をしただけでなれるんじゃない。オーディションだって、レッスンを受ければ受かる可能性が上がるわけでもない。周りでオーディションを受ける人なんてみんな多忙で辛いレッスンを乗り越えてるんだ。オーディションに受かっても、必ずしも人気アイドルになれるとは限らない。アイドルは輝かしいと、周りは思うかもしれない。だが、そんなことは1つもない。それでも、そんなにアイドルを目指したいのか。目指したいのであれば、もちろん受け入れてやる。」
私は、ここで早速アイドルの現実を見た。でも、私はどんなことがあってもなりたいと決意したから、もちろん返事は、
「やりたいです!」。
よって、無事、入ることができた。ここから、私のアイドル生活は、幕を開けたのである。
今回からは、以前のシリーズよりも内容が濃くなると思います!ぜひこれからお楽しみに!