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わーい
しょっぱなから長いので注意
モブ「 ごめん! 今日一緒に帰れなくなっちゃってさ 」
「 あー全然大丈夫 、 じゃあね! 」
久しぶりに1人の帰り道 。
「 寒いしコンビニでも寄るかぁ 」
なんて誰もいないのをいいことにつぶやいて歩く 。
まぁこんな田舎にコンビニもスーパーも徒歩圏内にあるわけはなく 。
「 … 素直に家帰ればよかった 」
独り言を言いながらスマホの地図を頼りにカイロをにぎりしめる 。
といってもほぼ夜だからカイロなんかじゃあんまり寒さはやわらがない 。
「 さっむぅ 、 」
コンビニでプチオアシスを感じながら 、 歩いたご褒美と自分に言い訳して肉まんとチョコを買う 。
肉まんはその場で食べてチョコは帰り道のお供 。
痩せなきゃなんて呑気に考えながら歩いていると 、 後ろからいきなり殴られたような感覚 。
「 ぃっ 、 」
慌てて振り向くと 、 フードを被った明らかに怪しい人が私を殴ったみたい 。
(ポタッ
背後で水が滴るような音がして振り向くと 、 地面に赤黒い水滴が落ちている 。
まさかと思って頭に手を当てると 、 手は生暖かい血まみれだった 。
「 へ 、 」
モブ「 しねえええ!!! 」
ソイツの手には 、 ナイフが握られている 。
… ん? 握ってない?
よく見ると普通の肌ではなく 、 手首ら辺から手にかけてぎらぎらと銀色に光る何か 。
え 、 あれナイフ? 嘘でしょ?
義手みたいなノリでナイフ生やしてんの? どういう技術?
なんて混乱していると 、 突然襲いかかってくる 。
どうしよ 、 まさか私殺されて終わり?
うそやだ 。 まだやりたいこといっぱいあるのに 。
なんて考えていたら石に躓いて後ろに転ぶ 。
「 … っ 、 」
もうだめだ 、 と目を瞑ると 、
人を痛めつけるような 、 鈍い音がした 。
??「 何してんの? 」
??「 女子高生襲うのは感心できないな 、 ねぇ翔太 」
??「 とっとと片付けんぞ 」
??「 ふふ 、 今日はいつもに増して機嫌悪いね 」
??「 当たり前だろ 、 こんな寒い日にやっと任務終わったと思ったのに 」
??「 仕方ないって 、 これで終わりなんだからさっさと終わらせよう 」
??「 ん 」
??「 ナイフ生えてるみたいだけど 、 初心者向けを応用した感じだね 」
??「 じゃあ雑魚じゃん 」
と 、 「 翔太 」 と呼ばれた人がもう1人の手を取る 。
??「 トレードしたほうが楽そうだな 」
??「 えぇ 、 俺氷使いたいんだけど 」
??「 だってそれ使ったら多少寒くねえもん 」
??「 うわ 、 俺だって寒いんだけど 」
??「 うるせえ 」
??「 仕方ないなぁ 」
2人は目を瞑って何かを唱える 。
そして2人が目を開けると 、 瞳の色が変わっていた 。
青くなった方が 「 翔太 」 と呼ばれた人 、 赤くなった人がもう1人 。
??「 俺らも疲れてるから 、 とっとと終わらせるね 」
赤い人はそう微笑んでふっと手をかざす 。
と 、 不審者の周りにぶわあっと大量の花びらが舞い散る 。
??「 ったく 、 つまんねえことで俺らの力使わせんな 」
「 翔太 」 と呼ばれた人は 、 機嫌悪そうに呟いて手を前に出した 。
すると不審者の頭上につららみたいなやつがばばばっと落ちてくる 。
気付いたら不審者は血を流して倒れてた 。
多分もう死んでる 。
??「 今度は気をつけろよお前 」
??「 女の子がこんな遅くに1人は危ないよ 、 早く帰りな 」
「 あの 、 」
歩き出した2人に声をかける 。
??「 何? 」
「 助けてくれたのはありがとうございますだけど 、 」
「 … 殺す必要ありましたか 、 ? 」
??「 … あ? 」
「 っ 、 」
??「 … 早く帰りな 、 口出すと君も危険だよ 」
そのまま背を向けて歩き出してしまう2人を追いかけようと立ち上がったけれど 、
思ったより怖かったみたいで腰が抜けているのか転んでしまう 。
と 、 生暖かい感触がして見ると 、 不審者の上に転んだらしい 。
「 ひ 、 ! 」
あわてて避けると 、
なぜかそいつが起き上がった 。
モブ「 は? 俺死んだんじゃ 、 」
??「 … は? 」
??「 え? 」
??「 … 翔太ちゃんとトドメ入れたよね 」
??「 入れたに決まってんだろ 」
??「 … まじかよ 、 んなことありえる? 」
??「 じゃああの子危ないでしょ 」
??「 連れてくの? 」
??「 それが俺らの仕事でしょ 」
??「 まぁそうか 」
そう言って「 翔太 」 と呼ばれた人は私に向き直った 。
まってまじ切るとこわかんない ()