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僕らの███
「ミクってさ、なんか…顔見てるとすっごい気持ち悪くなってくるんだよね。だからさ…、
もう二度と僕の視界に入らないでくれる?」
今日も、机上に白い花の生けてある花瓶。
椅子には画鋲。
机の中には大量の紙屑。
「バカ」「死ね」。大量の罵詈雑言が机に書かれてある。
花瓶、画鋲、お前。モノは元からあるべき場所にあったらいいんだ。
紙屑。ゴミはゴミ箱へ。クズはクズ籠へ。きちんと始末をしないきゃ。
大量の落書き。僕の机を汚したインクは、消し去るべき。僕の人生を汚したお前も、消し去るべき。
……あ、そっか。
そっか!
視界に、「お前」が入る。
お前がこの世からいなくなっちゃえばいいんだ!!
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ネットで買った金棒に、使わなくなった裁縫道具、ガムテープに縄、ナイフ、カナヅチ、のこぎり、車椅子。そうだ、ポチも一緒に遊ぼう。
明日が楽しみだなぁ、やっと……
やっとお前と「遊べる」から!
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目を覚ますと、辺りが真っ暗だった。
「……っ…!?ーーー!!ーー!!!」
声が出ない。体が全く動かせない。体でも縛られてるのか?
遠くから、あいつのやけに楽しそうな歌声が聞こえる。
「あーっそぼー、らっららっらーららーらら♪」
遊ぶ?こんな僕と、何をするっていうんだ?
「まずはふたりでおにごっこかな♪ 僕が鬼さん、君は子だろな♪ もちろん負けはバツゲームだよね♪ さぁさそれでははっじめーましょー♪」
鬼ごっこ?無理だろ?両手両足が不自由な状態である僕が逃げられるとでも?どうせお前は普通に歩いてるんだろう?
足音が近づいてきて、止まる。周囲に人の気配を感じる。僕は、負けた。
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負けのバツゲーム。椅子のようなものに乗せられ、両手を自由にされた。すぐに足などの他の部分の自由も図ったが、無駄だった。恐ろしいぐらい強い力で椅子の肘掛けに手が押し付けられる。
何をする気だ、と思う間もなかった。指先に激痛が走る。
「んーーーっっ!!!んんーーー……っっ!!!!」
ベリベリと微かに音がなる。
僕は、手足を失った。
「あーっそぼー、ぬっふふっふーふふーっふふー、次はお前で何しよう♪」
1つ目のバツゲーム:四肢の爪の間に針を、計10回刺す。
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鬼ごっこは、終わった。次は、お医者さんごっこだ。医者と患者に分かれて芝居をする。ただそれだけだ。
思った通り、僕は患者側だった。
「僕のこと、さんざんバカにしてきたお前のその口、縫い付けてやろ♪ もちろん麻酔なんてなーいさっ♪」
口が自由になり、すぐさま糸が唇に突き刺される。口元が痛く、熱くなる。液体が流れ出る感覚。
僕は、口を失った。
「あーっそぼー、あははっはーははーっははー♪ 次はお前でなにしよう♪」
2つ目のバツゲーム:お医者さんごっこ
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「僕の顔を視界に入れたくない?ならばその目を潰してやりましょう♪」
やめてくれ。もう、何も失えない。頼むから、許して。
そう思っても、きつく縫い付けられた口からこぼれ出るのはかすかな吐息だけだった。
最後に見たのは、ミクの狂気に満ちた満面の笑みだった。
ぐちゃり、と右の方から歪んだ音がする。痛みも感じなくなってきた。
ガン、ガン。硬い、金属の音がする。目を潰されている。そうやってすぐわかった。
手も、足も、目も口も無い。ならば、次は……
「あーっそぼー、らっららっらーららーっららー♪ 最後お前になにしよう♪」
3つ目のバツゲーム:目潰し
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「これが、犬のポチ、ポチは玉遊びが好きなのさ♪ 今日のボールはお前の頭♪」
やめてくれ……!まだ……、まだ死にたくない!!お願いだ。
首筋に金属を感じる。今までで一番痛い。のこぎりのような頸動脈が傷つけられる。大量の血が一瞬にして流れ落ちる。
こうして、僕は、全てを失った。
「あーっそぼー、らっららっらーららーっららー♪ 次は誰で遊ぼうっかなー♪」
4つ目のバツゲーム:玉遊び
遊んだ!
たくさん遊んで、レンくんは疲れちゃったみたい!
でも……
でも………。
私も生きるの、疲れちゃった!
だから………
ばいばい。