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マンションタンカフェーヌを救え!2話 今日は会議の日です!
「いやさ、親友だからいうね、」
いきなり深刻な表情になりこちらを見る。
手を顎の下で組み、何やらしんけん。
「マンション、取り壊されるかもしれないんだ。」
「は?」
築三年、駅徒歩一分。短編カフェ民のみ家賃無料、部屋はめちゃ広くてご近所さんが優しいここが
取り壊される…?
「それでね、今日取り壊したいって言ってる人たちが来るの。」
私は無言でお茶を飲んだ。
「だから…ルクも同席して!」
「無理。」
即言い放つと私は席から立つ。
「ふぇえ…なんでえ」
「推しのイベントに行かなきゃならないから。」
「…。」
そう…今日は私の推しの誕生日!
絶対に外せない…
「|紫桜《しおう》ちゃんと心寧ちゃんに頼みぃ。」
「了解…?」
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管理人・沙那目線
てーんどーん。
エレベーターのつく音。
後ろには心寧さんも一緒だ。
ここは三階。
紫桜さんを呼びにきたのだ。
ぴーんぽーん
「はい…あ、管理人さんと心寧さん!どうぞ!」
紫桜さんは丁寧に中に通そうとしてくれた。
「いや、ここで結構です。」
紫桜さんは そうですか。と部屋から完全に廊下に出た。
「どうしたんですか?顔色悪いですよ?」
「それが…」
私は2人にこれまでのことを話すことにした。