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思い出したくない記憶
結構暴力表現が入っているので苦手な人は飛ばして
(結構これからの物語に関することはあまりないから大丈夫だよ)
--- 小学校三年生の頃---
「父さん!もう母さんや妹たちに暴力を振るのはもうやめて!」
と律が言った
「…律とうとう父に向かってそんなことを言えたな」
「ッでも父さんがやってることは…ッ人間がやることじゃない!」
「それにあんたは俺たちの実のオヤジじゃねぇ」
「その根拠は?」
「…母さんが昔見してくれた」
「俺たちの本当の親父はどうした!」
と言った後親父はフッと笑った
--- 一週間後 ---
「…ッ!兄さん?」
「律兄どうしたの!ねぇ!」
「血?もしかして兄さん死んでる!」
--- そして半年後 ---
「父さんもうやめて母さんもう心も体ももうボロボロになってるよお願い父さんもうやめて!」
「…母さんの分も姉ちゃんの分も全部俺が受けるからだから…もう2人に手を出さないで!」
とレオンが父に向かって言った
そしてあれからは毎日暴力の日々だった
でもある日親父はどこかへと消えてった
そのあと新しいお父さんが来た
その男は母さんの元彼だった
なぜ別れたのかと聞いても何も答えてくれなかった
今のお父さんはとても人がよかった
だから姉ちゃんと僕はすぐに打ち解けた
僕たちの精神面も見てくれて
月一で精神科に行き少しずつ心も体も回復した
これまで辛い思い全てなくなって楽に楽しく生きている
もしあのとき僕たちの兄でもある
草凪 律が生きていたら今はやっと自分が就きたかった職にもついて
彼女さんと楽しく生きていたかもしれない
そんなこと思っても兄は帰ってこない
それに心の中にずっと生きずつけてるし僕たちが空を見上げれば会えるでしょ
--- お兄ちゃん ---
終