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【 5 】
私の家は 、 一人暮らしだがまあまあ大きい 。
前までは両親と住んでいたから … 部屋も4つくらいある 。
なので 、 1人ずつに1部屋あげた 。 これならプライバシーとかいろいろ気にしなくて済むだろう 。
今まで洞窟暮らしだったんだ 、 ここでは暖かく 、 何も気にせず過ごしてほしいな 。
私も 、 心に空いた穴を埋めることができるかもしれないし …
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「 ねえK 、 Kの本名ってなんなの ? 」
『 私の本名 … ? なんで ? 』
「 いや … 私たちといる時はもっとこう … 完全にオフで過ごせるように 、 偽名は無しにしようかな ー って … 」
『 う 、 うん … ん …… ? 』
エナなりの気遣い … って捉えていいのかな
たしかに偽名なんて堅苦しい … かも …… ??
『 えっと 、 4人の時は偽名は無しってことでいい ? 』
「 …… うん 」
『 そっか 、 いいよ 。 知られても困ることないしね 』
『 私は 、 ヨイサキカナデ 』
「 カナデ …… い 、 いい名前 … だね … 」
『 ありがとう 、 エナも素敵な名前だよ 』
「 … ! うん …… っ 」
こうやって人と話すの久しぶりな気がする …
話の広げ方がわからない … えっと …
「 K 〜 ! ねえ 、 普段何して過ごしてるの ? 」
「 この家 、 大きい割には物が少ないよね 、 暇になったりとかしない ? 」
『 へ ? え 、 えっと … 暇 、 って思うことは無いかな … 』
『 本を読んだり … 討伐行ったり … 曲作ったり …… 』
「 ふ ー ん … ね 、 ねえカナデ 、 またカナデの曲 、 聴いてもいい ? 」
『 … もちろん 、 嬉しいな 』
「 ボクも ! …… って 、 カナデってKの本名 !? Kが名前じゃないの !? 」
「 あれ 、 どっち ? Kが本名でカナデが …… んん … ?? 」
『 カナデが本名 、 Kは偽名だよ 』
「 偽名 …… あ 、 そっか 、 K … じゃなくて 、 カナデも討伐者だもんね 」
「 ! なら偽名使う理由知ってるんじゃない ? ね 、 カナデ ! 」
『 ……………… 』
『 ……… 知らない … 』
「 なんで ??? 」
「 迷宮入りじゃん … これじゃあ眠れないよ 〜 …… 」
『 あはは …… 』
ほんとに 、 これだけは一生謎な気がする …