公開中
RAD-AR(1)
中澤尚樹
「我が国、シルターン帝国は現在グラード聖立共和国と戦争体制中である!
この事実をしかと受け止め、軍務を務めよ
各自の奮励努力を期待する
これより海軍兵学校第十三期卒業生の所属振り分けを開始する」
学校長の勇ましい訓示が終わると教官が名前を呼び始める
「アンリード・ノスタルノ」
「はい!」
青年が返事をし起立、初々しさも残る敬礼をする
「第一艦隊 高雄砲雷員」
割れんばかりの拍手が舞い上がる、高雄は海軍の顔なのだ
「宇崎大河!」
「はい!」
美しい敬礼をしつつ起立する
「第三艦隊 翔鶴航海員」
又しても割れんばかりの拍手が舞い上がる、我が国の航空戦力を担う航空母艦配属だからである
そしてこのくだりを五十回ほど繰り返した後、僕の名前も呼ばれた
「中澤尚樹!」
「はい!」
素早く立ち上がり敬礼する
「第七艦隊 鳳龍陸戦隊員」
困惑の声が上がる兵学校から陸戦隊員が直接排出されるのは30年振りである
このまま同じ陸戦隊員が排出される事なく配属式は終わった
教室に戻ると同じ鳳龍配属になった親友、ベルゼー・ヨルフェが近づいてきた
「陸戦隊員だと!このー!伝説だな!」
明るく話しかけてきた
「そんな事ないよ、最悪の気分だよ」
暗く返す
「何を言うか!俺たち一緒になったんだから良いだろ!」
能天気だ
「でもさー決まったときのみんなの顔!」
あの瞬間を思い出すとまた嫌になる
「気にすんなって!大丈夫!」
やっぱり少し元気がでる
「鳳龍配属者、全員ヨスラ軍港に集合せよ!敵基地を強襲、攻撃する!」
始めてですがどうでしょうか?是非感想をお願いします!