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アネモネかもね?♥️
私は|飛鷹鳴依《ひだかめい》。至って普通の小学生6年生。よく周りより大人びていると言われるけど、別にって感じ。
最近、私の周りで不可解な出来事が度々起こっているのだ。
例えば、
きら....苦手な人が学校に諸事情でこられなくなったり、生活態度が悪い人が急に成長したり、
ここまでは、まだ分かる。偶然と言える。
でも、
私の仲良しな人達、好きな人達が次々と事故にあったり、転校したりしているのだ。
____そのせいで、私は疫病神として扱われているのだ。
でも、唯一居なくならず、これまでどおり仲良くしてくれているのが、中学3年生の|神代琉斗《かみしろると》君だ。
嫌なことがあっても、辛いことがあってもいつも支えてくれる。そんな琉斗君が大好きだった。
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今日は土曜日。休みの日だ。どこかに一緒に行く友達も_____もういない。
市民体育館にでも行けば誰かいるかな...
あっ、今日休みか....
まあ。暇だし散歩ついでにちょっと遠くに行こう。
『いってきます!』
誰もいない玄関に声が響いた。
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『る...と、く...ん?』
グシャッ ビシャッ
私の前に紅い血が舞い散る。
『なんで...!?どうして.......?』
琉斗君は笑顔でこちらへ近づいてきた。
「あははッ♥️」
「大丈夫?鳴依、怪我ない?」
「よくここまで独りでこれたね♥️」
えらい、えらい。
そう言って私の頭を撫でる。
確かにここは家から遠い市民体育館だ。
琉斗君.....どうしちゃったの....?
『血......?』
「うん。そうだね♥️」
「ほら見て!こいつら全員鳴依を虐めた奴らだよ♥️」
琉斗君が指差した先には紅く染まった床に横たわる、クラスメイトの姿があった。
『.......ッ!!!』
「俺はね。鳴依が大好きなんだ 」
「だからね鳴依を傷つける奴らは」
【俺がお掃除しなきゃ、ね♥️】
「もう。大丈夫。」
「俺がそばにいるからね_____ 」
「俺の事だけ見ていてね。」
" 鳴依♥️"
アネモネの花言葉。
探して見てくださいね~
毎回、ヤンデレっぽくなるのは何故なんだろう.........