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Tom and Jerry Chase〜二次創作〜第二話 アホ毛問題。👤
🍒「あぁもう!どうして直らないのよ!!」
おれたちの家に、そんな声が響く。
今、チェリーは、俺たちのアホ毛をどうにかして直そうと悪戦苦闘している。
実はおれ(ジェリー)たちは、人間になると
一卵性の五つ子のようにそっくりになる。
そこでおれたちを見分けるためのものは、アホ毛だ。
おれ(ジェリー)は頭のてっぺん
探偵は頭の右側
ロビンは頭の左側に2つ
海賊は前髪の上、
フェンサーは頭の左側に1つ。
だがこれは、見た目的にはあんまりよろしくないので、
出かける時などはチェリーがやけになってアホ毛を直そうとしてくる。
やっとのことでアホ毛が直り(?)出発。
だが────
🎀「ねぇねぇ、探偵のお兄ちゃん!」
🗡️「...?」
🔍「探偵はこっち。そっちはフェンサー」
🎀「あっ...ごめんなさい!」
こんなことや
🍒「ねぇロビン、これなんだけど────」
🏴☠️「俺は海賊。ロビンはあっち。」
🍒「ゑ」
あんなことがあり、混乱に陥った。
🍒「もう、アホ毛直すのやめるわ...。見分けつかん。」
チェリーがこんなことを言い出し、全員を驚かせた。
───────数日後
私・チェリーは思った。
コイツら、入れ替わってやがる。
と
異変を感じたのは今日の朝だった
いつもはバラバラに起きてくる男子が全員同タイミングで部屋から出てきて
全員、いつもとキャラが全然違う。
いつもはめっちゃくちゃ喋ってるロビンと海賊が
虚無りまくってて、全然話さないし、
いつも静かでマジメな探偵とフェンサーが
凄くうるさいし、めっちゃ笑ってるし
ジェリーはいつも以上にふざけてるし、マジメな質問にも
ネタに走っているし、
おかしい。
いつも以上におかしい。
でもあえて言わずにおく。
私には、作戦があるからだ
その日の夜
風呂上がりの男子五人にこう尋ねた
🍒「あんた達、入れ替わってるでしょ?」
五人「...!」
🍒「帽子、とってみてよ」
五人「...。」
男子が帽子を取る。その頭には
🍒(やっぱりね。)
全員、アホ毛の位置がいつもと違う。
🔍「なぜバレた」
🍒「あんたたちの言動。」
🍃「絶対バレないと思ったのにwww」
🗡️「流石にムリがあったな。」
🏴☠️「wwwwwwwwそれなwwwww」
🧀「笑うなよ」
🍒「まあとにかく、これからこんなことはやめてね。」
男子「へいへーい」
🍃「ハハッ★」
🏴☠️「ボクミッキー★」
🔍「某ネズミのマネすんなよ。アホかw」
🗡️「コイツらアホだろ」
🔍「確かに」
🍃&🏴☠️「ひどーい!探偵ちゃんのえっちーwwww」
🔍「は?死ねよ。クソガキが。」
🧀「出たーw負け惜しみ〜ww」
🗡️「だから某歌姫のマネすんなってw」
🍒(ふふっ)
彼達の後ろを歩きながらしみじみ思う。
みんなと一緒に過ごしたり、会話をするとやっぱり楽しい。
私たちの日常はこれがふつうだ。
笑って 泣いて 怒って 喜んで
私たち、ネズミ兼人間に、ない感情なんてない。多分だけど
喜怒哀楽は当たり前にある。
これは絶対だ。
🍒「みんな、ありがと。これからも────」
🔍「...??」
🍒「なんでもない。気にしないで」
🔍「あっそ。心配して損した」
🍒「は?」
その物言いにカチンときて、言い返しそうになった。
でも、ギリギリのところで飲み込んだ
これからもよろしくねと呟こうとしたけど、
ちょっと前を歩いていた探偵に聞かれそうだったからやめておく。
でも心の中で入っておくね。
みんな。いつもありがとう。これからもよろしくね。
第二話!
制限ギリギリスライディング
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