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AUのみんなで王様ゲーム
マダホラキラ(ホラーが受け)、クロメア、インエラ要素があります
ドリーム、ナイトメア、クロス、エラー、インク、マーダー、ホラー、キラー、ラスト、マスタード、undertaleのサンズが出て来ます
みんなが知り合いの平和っぽい時空です
とある白い空間に集められたAUと呼ばれる様々な世界線のサンズ達。其れ等の前には、2人のニンゲンと1体のモンスターがいた。
「こんなところに集めて…何の用…?」
Ink taleのサンズ、インクが口を開く。
「今日は君たちにやってもらいたいことがあるんだ。」
瞳を開けないニンゲンが答える。
「何させられるんだよ…?」
オリジナルと呼ばれ、AUの根幹であるUndertaleのサンズが問う。
「まぁまぁ…話を聞こうよ…」
ぱっちりとした瞳に笑みを浮かべたニンゲンが口を開く。
「本日みなさんには……。」
白い顔にひび割れのような紋様が入ったモンスターがサンズ達を見据える。
何をさせられるのかと言う疑問と恐怖により集められた計11名のサンズが息を飲む。緊張感のある空気が漂う。
「「「王様ゲームをしてもらいまーーす!!!!」」」
「……。」
2人のニンゲンとモンスターが嬉々として発した“王様ゲーム”と言う言葉はサンズ達の想像の斜め上…いや反対方向のようなものだった。空気感が一気に変わり呆気に取られている別のサンズ達を横目にエラーが半分ブチギレた様子で言葉を呈した。
「ハ???オレラそんな事の為ニ集められたのかヨ!?」
「そーだよ、折角exp稼ぎしてたって言うのに〜!」
エラーに便乗して反論するのはsomething newのサンズであるキラー。
その他のサンズが嫌だなんだと言う中、1人嗤っている者がいたが、話が進められる。
「いやいや、こんな事をするのにも理由があるんだよ。ま、いいや。ガスター、説明して」
笑みを浮かべたキャラがガスターに説明を求める。
「最近君達サンズがAUを超えて交流しているだろう?だから丁度暇だっ……んん”っ…手が空いていた私達がサンズ達の“仲を深めようと“今日ここに集まってもらったんだよ。」
ガスターが一通り話し終える。
「オレら暇潰しに使われる訳…?」
Under fellのサンズ、マスタードが1人ごちる。それぞれが不満を抱える中、1人のサンズが目を輝かせていた。
「え!?めっちゃ面白そう!!!」
キラキラした瞳で早くやろうと急かしているのは、色欲…Under lustのサンズ、ラストだった。
「…じゃあボク達はみんなが見れるところで見てるから」
フリスク達はそう言い残すと消えてしまった。白い空間にローテーブルとソファ。やれと言わんばかりにローテーブルの上にはクジも置いてある。
「やるしかないんでしょうね……」
X-taleのサンズ、クロスの呟きでみんながソファに座る。
『みなさーん、お座りいただきありがとうございまーす。ではルール説明を…と言っても普通の王様ゲームとなんら変わりはないでーす…が、王と王ではない人双方の合意があれば番号を公開しても良い事としますが……まあ、基本的には節度を守って王様ゲームのルールに則って遊んでね〜』
全てのサンズが着席すると同時に上からキャラの声が降って来た。
「まぁ…やるか…」
それぞれの手がクジへ伸びる。
「「「王様だーれだ…!」」」
みんなの目線が色々な方向へ向かう中、声を上げたのはUnder taleのサンズだった。
「ぁ……オイラだ」
命令を何にしようか悩んでいるのか考え込むサンズ。ふと上を向くと、何かを呟いた。
「オリジナル何してるの〜?」
インクからの疑問が出る中、上からペンと白い紙が降って来た。サンズはそれを取り何かを書き始めた。サンズはペンを置くと口を開いた。
「ん〜と…じゃあ3番、この問題解いて」
サンズは先程の紙をひらひらさせる。その紙には勉強嫌いは目を背けたくなるような長い数式が書かれている。
「え〜…最悪……」
3番のクジを持って項垂れるのはキラー。嫌々ながらにペンを持ち、問題を解いていく。
「ん〜…懐かしい問題だった〜」
数式が書かれた紙をサンズは受け取り正解を伝えた。
「早く次引こーよ」
キラーが急かす。
「「「王様だーれだ!」」」
「やった〜ボクだ!」
キラーの笑みが満面の笑みから企みを含んだ笑みに変わる。
「みんなぁ…やりたいことがあるから番号教えてくれる〜?」
一気にキラーは周りから疑いの視線を向けられる。
「…日頃の恨みってことでナイトメアになんかしたいんだけど〜……」
キラーが小声でマーダーやホラーなどに耳打ちしていく。
「…俺4番」
「俺は7番だな」
「俺は3番ダ」
「オリジナルとマスタードも教えてよ〜、2人には何もしないから、ね?」
上目遣いでお願いし、番号を教えてもらうキラー。
「クロスも教えてくれるよね…?」
「絶対にセンパイに何かする気じゃないですか…」
簡単には口を割らないクロスに、キラーは語りかける。
「いつもクロスはナイトメアに揶揄われてるよねぇ……ちょっとくらいやり返したいと思わない…?」
「う……俺は1番です…」
「クロス、ありがとね………命令は9番の体の一部を使って1番が料理を作る!!!」
「「は!?!/え!?」」
キラーの命令と同時にキッチンが設置され、マーダー、エラーの笑い声が響く。
「お前ら、あとで覚えておけよ…!!」
ナイトメアが恨めしそうに呟く。
「なんでこんなことに……」
クロスが作っているのはオムライス。チキンライスにはナイトメアの体の一部…触手が入っている。ご立腹のナイトメアは足と腕を組み座り込んでいる。
「クロスが作ってる間も進めちゃおっか…。」
ドリームのこの声掛けでゲームが再開される。
「「「王様だーれだ」」」
「やったぁ…!俺だ〜!」
ラストが声を上げる。
「折角こんなゲームを開いてもらったんだし、あの御三方が喜びそうな事したいよね〜……じゃ5番と8番女装して〜」
「…なんでだ…」
「クソ、このまま命令受けずにイケると思ったのによ〜……」
上から沢山の衣装が降り、フィッティングルームが設置される。
「本当にこんなの着て喜ぶのか…?」
嫌々ながら着替えた2人はいつものパーカーの色のパーカーワンピを身につけていた。
「……似合ってるんじゃ……っははは…ないか…はははっ…!」
ナイトメアが笑いながら揶揄う。インクやドリーム、クロスは苦笑いをし、それ以外のものは大笑いをしている。さらに服が降ってきて、オリジナルのサンズとマスタードのファッションショーのようになってしまった。
「「王様だーれだ……」」
「あ、俺ですね」
料理が終わったクロスが言う。
「えっと…申し訳ないんですけど…7番アレ食べてください」
クロスがアレと言ったのはナイトメア入りオムライスである。
「うえ……腹減ってるけど複雑……食べるの次の命令の後にしよ……」
何とも言えない表情で7番のクジを掲げるホラー。
「「「王様だーれだ」」」
「よっし…俺だ……」
王になったホラーはすぐさま口を開いた。
「マーダー、キラー、番号教えろ」
「え〜なんで言わなきゃいけないのさ〜」
簡単には言わない2人を上目遣いでホラーは見る。
「2人は俺のお願い聞いてくれないんだなぁ〜?」
「う………言うよ」
「…なら俺が2番でキラーが4番だ」
これでいいか?、とマーダーがホラーを伺う。
「2番と4番、俺がオムライス食べるときメイド服着てなんかメイドっぽいことしろ」
「……まじかよ」
絶望に満ちた顔の2人は、とぼとぼとフィッティングルームに入って行く。
フィッティングルームから出て来た2人はホラーの前のローテーブルにオムライスを置きケチャップでハートを書く。
「「……美味しくなあれ、もえもえきゅん…」」
マーダーとキラーは手でハートを作り力無く言う。
「んじゃ、いただきま〜す」
にやにやと笑いながらホラーはスプーンを口に運ぶ。
「……ぉえ………まず……はきそ……」
思わず顔を歪めるホラーを見て、マーダーとキラーが固まっている。
「ホラー可哀想ダナ…」
「ですね…」
そうクロスとエラーが言った後にマーダーとキラーの口から飛び出た言葉はみんながホラーに持った同情や哀れみの気持ちとは正反対のものだった。
「「かわい〜……」」
キラーとマーダーは言った後に我に返ったように口を押さえた。そして、「可哀想って言うつもりだったのに」と呟いた。ホラーは顔が赤くなったり青くなったりしている。そんなホラーの両隣にメイド服の2人は座る。
「ねぇねぇ…ホラーぁ……折角頑張ったんだからさぁ……」
「俺らにごほーび、くれよ…?」
ホラーへの距離を詰めている2人を振り切って茹蛸のように赤くなったホラーは口を開いた。
「今不味いもん食って腹痛いから……っ後で………」
ホラーはお腹が痛いのか、はたまた恥ずかしいのか項垂れてしまった。
「ホラー、ゲーム続けれそう?」
ドリームが恐る恐る聞くとホラーは弱く大丈夫だと言った。
それぞれの手がクジを取って行く。
「「「王様だーれだ」」」
「オレだナ…ん〜まァ10番が5番に擬似告白とカでいいんじゃナイか?」
そう言ったエラーの目には嫌そうな顔のナイトメアと顔を真っ赤にして驚いているクロスが映った。番号選び正解だったかなと思いながら2人を急かす。2人はソファから立ち上がり向かい合う。クロスは大きく息を吸いナイトメアの手を取った。
「…ずっと好きでした。センパイのその綺麗な瞳も、立ち居振る舞いも全てが大好きです。……俺と付き合って下さい!」
そう言ってクロスはナイトメアの瞳を見つめる。見つめられたナイトメアは、この言葉がハリボテだなんて思えなかった。いや、実際ハリボテではなく本音だったのだからナイトメアにはまっすぐ気持ちが伝わったのだ。
「…え、ああ……。」
固まっているナイトメアを横目にラストがクロスを励ましに来る。
「…付き合ったらいいんじゃないの」
ラストがナイトメアに向けてそう呟いた。得意なはずだが今はうまく行っていないような気がするポーカーフェイスを貼り付けてナイトメアはソファへ座った。
「「「王様だーれだ…」」」
「やっと俺に回って来たのか…」
どこかげんなりしているナイトメアが声を上げる。そして恨めしそうにエラーを見つめて言った。
「4番と7番がくっついて3分間恋人繋ぎ」
「ハ!?!恋人繋ぎ?!オレの番号が分かってそレを_____」
エラーはナイトメアを睨む。心底笑顔のナイトメアは片目を瞑ってみせた。
「相手は誰ナんだよ…」
エラーの視線が泳ぐ。そしてエラーの瞳が捉えたのは。
「……ぇ?」
4番のクジを持って固まっているのインクだった。
「サイアクだ!!!なンデ相手がよりにもよってソウルレス野郎なンダよ…」
エラーの周りに漂っているグリッチが数を増す中、インクがエラーを手招きする。
「エラー、こっちおいで」
笑顔で言うインクの隣に、エラーは恐る恐る座る。
「エラー、手、出して」
おずおずと差し出されたエラーの手は接触への恐怖からか震えている。インクはエラーの瞳を見つめながら、ゆっくりとその手を握った。
「……っ」
やはり怖いのか恐怖に顔を歪めながらも羞恥で赤くなるエラー。
「大丈夫、大丈夫だよ……」
安心させようとインクが声を掛け続ける。
「……」
インクの口から黒い液体が垂れている。
「なンデこんな時にインク吐いてんダヨ……!!」
「……ああ、ごめんね……」
口を拭うインクが続けざまに言った。
「…だってエラーが…可愛くって……」
インクが伏し目がちにそう言うとエラーの体の周りのグリッチとerrorの文字がブワっと広がった。
「このクソインクガ…!!」
真っ赤になったエラーとインクを見ながらみんなは笑っていた。長い長い3分間が過ぎ、エラーはすぐさまインクから離れる。
『みなさーん、今日はありがとうございました〜。お陰でいいものを見せてもらった…じゃなくってみんなが交流できたみたいで良かったよ。今日はもうお開きにするけどまたみんなを呼び集めるかもしてないからよろしくね〜。』
『元の世界に戻れるポータルを設置しておいたから各自良いタイミングで出てくれると助かるよ』
上からガスターとキャラの声が降って来て、その途端ポータルが開かれた。
ホラーがマーダーとキラーに半分連れ去られて行く形でポータルから出て行き、ラストやインクにエラー、クロスもそれぞれポータルへ歩む。オリジナルのサンズとマスタードも2人で話しながら出て行く。残ったのはドリームとナイトメアだった。
「たまにはこういうのも悪くないな。」
ナイトメアがそう呟く。
「みんなそう思ってると思うよ。」
ドリームが立ち上がり言う。ドリームがポータルから出たのを確認すると、ナイトメアもポータルへ足を踏み入れた。