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守護人
ハイリスクレッド
ショート・ショートストーリー✍ 19
Protector !?
☆
君の名は…?
ボクの名は、ロック(狼君)。
って、ご主人様がつけてくれました。
でも、この名はボクが人間態の時に使う名なんだ。
ホントの名は、影狼(カゲロー)っていうんだ。
ボクは、日本オオカミのDNAが濃い柴犬と、シベリアオオカミに似た容姿のシベリアンハスキーのMIX。
通称をシバリアンハスキーっていう雄の犬なんだ。
そうわけで見た目は、オオカミによく似てるんだよ。
2012年、春。
元々の飼い主に気に入られなかったみたいで少しだけの間育てられたけど…ボクは捨てられた。
流浪犬になって、お腹すかして死んじゃいそうな時、今のご主人様が拾ってくれたんだ。
拾われた時、ご主人様は、
「オオカミくん、かわいそう」って言いながら、お腹いっぱいゴハンを食べさせてくれて、温かいシャワーで汚れてたボクのカラダを洗ってくれた。
そして、ご主人様がこう言ったんだ。
「ゴメンネ、オオカミくん、いま住んでるマンションは動物が飼えないの、だから少しだけ待ってね」
ボクはどう言う事だろうって思った。
人間だって、動物なのに?と首を傾げたよ。
それから、ご主人様はボクを自動車っていうモノに乗せて山の中へ向かったんだ。
そこには、なんだか不思議な雰囲気の神社っていう建物が在って建物の横に神秘的な祠があったんだ。
ボクはその祠に入れられた。
ご主人様はボクの頭を撫でながら言ったんだ。
「オオカミくん、十日間待ってね、そうすればマンションで一緒に住めるからね」
それから、ご主人様は毎日、ボクに会いに来てくれて、ゴハンを食べさせてくれたんだ。
ゴハンが終わるとご主人様は神社の建物の中で毎日何かをお祈りしてから帰っていってた。
四日目が過ぎたくらいからボクのカラダに変化が起き始めた。
やたらと眠くなって、朝も昼も夜もわからなくなるくらいボクは眠り続けたよ。
まるで、十日間全てが眠りの中で過ぎて行ったみたいだった。
十日目が終わった朝に、ご主人様がボクを祠から出して、ギュッって抱き締めて何かを呟いた、呪文を唱えたんだ。
すると、ご主人様の左目が黄金色に、右目が紫色に煌めいた。
するとボクのカラダが見る見る間に人間態へ変化しちゃったんだ。
ボクは、めっちゃ驚いて自分のカラダをグルグルと見回した。
全身の毛が無くなってて、おヘソの下辺りにだけに毛あって、ボクの水鉄砲を隠してるだけだった。
ご主人様は、ボクに洋服って言う物を差し出して、「コレ、着るのよ」って。
トランクスっていう下着を着けて、ソックスを履いて、ジーンズっていうモノを履いたんだ。
その、ジーンズっていうのがアッチコッチ、ボロボロで何だろって思ったよ。
後で聞いたけど、ダメージジーンズってオシャレなモノだってさ。
Tシャツってモノを着て、パーカーってモノを羽織らされて、スニーカーっていうモノを履いて出来上がりね。
ご主人様は出来上がったボクを満足感いっぱいに眺めると自動車にボクを乗せてマンションへ帰った。
ご主人様の名前は、紫杜 梨音(しもり りのん)っていうんだ。
OLっていう、お仕事をしてる、お姉さんだよ。
ご主人様である梨音お姉さんには不思議な力があったんだ。
それは、 天孫降臨の地、高千穂の生まれで、日巫女の血を伝承している女子なんだ。
日巫女っていうのは、卑弥呼とも呼ばれて神様から神術(しんじゅつ)を授かっていて奇跡を興す事ができるんだ。
その神術で奇跡を興して、ボクは犬から人間へと変化させられたんだ。
そして、人間としてのボクと 梨音お姉さんとの生活が始まったんだ。
☆
まずは、人間として生活するための躾って言う訓練から始まった。
オシッコやウンチはトイレって場所で必ずする事。
それは、お家の中でもお出かけしてても。
ゴハンを食べる時は、お箸とかスプーンやホークを使って食べる事。
ゴハンに顔を近づけて食べちゃイケないって、犬食いって言って人間ではイチバン下品なんだって。
っていうか、ボクは犬なのに嫌な言われ方だよ。
何でもニオイを嗅いじゃダメ。
犬の鼻はね、例えば東京ドームっていう所にいっぱいの水に醤油を一滴落しただけでも嗅ぎ分けられるほど鋭くて敏感なんだ。
だから、ついクンクンって何でもニオイを嗅ぎたくなっちゃうんだ。
毎日、お風呂かシャワーをする。
でも、犬のボクとしては自分のニオイが消えるのって不安なんだけどね。
人間の言葉を覚える事。
犬は人間の言葉を聞いて理解できるけど、話す事は出来ないからね。
先ず、聞く。
ずっとテレビを付けてて人間の言葉を覚える。
それを真似して声に出して会話出来るようになる。
文字を書く、読む。
あ、い、う、え、お。 ひらがな。
ア、イ、ウ、エ、オ。 カタカナ。
1、2、3、4、5。 数字。
それから漢字。
漢字は難しいよ。
一、二、三、
おー、パターン見えてきたよ。
四、五って。
ナニコレ。
ホワィ、ジャパニーズ、ピーポー。
パターン裏切ってるよ。
なんて感じでね。
そして、いっぱい色々な雑誌とか小説とかを読む。
お金の使い方。
毎日、お散歩のついでに買い物に行ってお金を使ってみる。
犬には、お散歩はたいせつな事だからね。
はぁ、しかし人間って大変だね、面倒くさいわ。
あとは、お留守番。
ご主人様の梨音お姉さんがOLのお仕事に出かけてるあいだはボクがお家を守るんだ。
犬だから、得意だよ番犬ってね。
でも、ボクは、ただ守ってるだけじゃないよ、洗濯、掃除、炊事して梨音お姉さんの帰りを待ってるよ。
それで、イチバンやっちゃイケないって言われてる大切なお約束が、狼態(犬態)に戻らない事。
んー、ちょっとストレス感じるわ。
でもね、時々ね、洋服全部、脱いで犬態でお昼寝しちゃってるのナイショでね。
夜寝る時は梨音お姉さんが毎日、ギュッってしてくれるの。
梨音お姉さんがボクのカラダのアッチコッチを撫で撫でしてくれて気持ちいいよ。
頭の後ろを撫で撫で。
背中を撫で撫で。
お尻を撫で撫で。
でね、ある夜から、梨音お姉さんの撫で撫での手が、おヘソの下辺りを撫で撫でし始めたんだ。
だんだん手が下がってきてボクの水鉄砲を撫で撫で、ニギニギし始めたんだ。
そうするとボクの水鉄砲がだんだん大きくなって、固くなって、マグナム砲に変化したんだよ。
そのマグナム砲を梨音お姉さんは自分の口で、ペロペロ、モグモグするとボクの服を脱がして自分も服を脱いで凸凹を合体させて幸せそうな声を出すんだ。
上から凸凹合体。
下から凸凹合体。
前から凸凹合体。
横から凸凹合体。
後ろから凸凹合体。
特に、後ろからの凸凹合体はボクは得意だよ。
ワンワンstyleっていうんだよね。
☆
お家中でちゃんと生活出来るようになったら屋外トレーニングです。
梨音お姉さんとお出かけして人間社会を見学するんだって。
見て学ぶ、見て学習するから見学っていうんだって。
犬の視力は悪いからあんまり見えてないし、基本的にモノクロぽくにしか見えてないんだけどね。
梨音お姉さんはボクを連れていろんな所へお出かけしてくれる。
初めてのお出かけは、ショッピングモールっていう場所だった。
すごくたくさんの人間がいて、すごくいろんなニオイがしててボクの嗅覚はパニック状態になちゃった。
ニオイに釣られてウロウロしないようにって梨音お姉さんはボクと手をつないだり、腕を組んだりしてた。
梨音お姉さんと腕を組んで歩いていると周りの人間達が振り返ったり立ち止まったりして、コソコソ話しだすんだ。
ボクの外見が目立つからかな。
瞳は、ブルーだし、鼻梁が高いし、髪色も銀髪だからね。
〈うわぁ、イケメンよ〉
〈ハーフだよね、カッコイイ〉
〈もったいない、女を選べよ〉
〈どぉやったら、あぁいうツーショットになるんだろ〉
みんな聞こえないって思ってるみたいだけど、犬の耳は凄く良く聴こえるから、 良い事も言ってるけど、嫌な言われ方もしてるなぁって黙って聞いてる。
それにしても人間は聞こえてないって思って話してる内容は怖いね。
でも、梨音お姉さんの顔が楽しそうだったからボクも気にもしない事にしてる。
でも、聞こえないって良いなぁ。っとは思ってるけどね。
ショッピングモールではね、新しい洋服と靴を買ってくれたの。
それから、スマートフォンっていうモノを買って渡してくれたよ。
スマートフォンって凄いよね、梨音お姉さんの姿が見えなくても声が聞えてお話が出来るし、スマートフォンの中に梨音お姉さんの姿が見えたりするの。
あとメールとかLINEっていうのも教えてくれて、文字を打って文書を作って送れるの。
あと、検索ってするといろんな事が調べられるしね。
こんなモノ作っちゃう人間って凄い。
四季折々には季節の花を見に行き。
いろんな所へショッピングへ行き。
各地の観光地へ行き。
水族館や動物園にも行ったんだけど、動物園は嫌な気分になったよ。
それはね、動物達が話しかけてくるんだ。
ボクを睨みながら
(オマエ、人間じゃないな)
思わず返事をしてしまう
(ボクは、イヌだよ)
(イヌだと、人間の格好してるじゃねぇか)
そう言われるとボクは返事が出来なかった。
いろんな動物達に襲いかかられそうな勢いで睨まれ、威嚇された。
狭い檻に入れられ、餌だけを与えられ見世物にされている動物達には申し訳なくボクの心は締め付けられたよ。
そういうのを、切ない。っていうんだって。
☆
そして、事件が起きてしまいました。
その日は夏の暑い日で、ボクにとっては初めて電車でのお出かけだった。
花火大会っていうモノを見物に梨音お姉さんとボクは、夕方の電車に乗り開催地まで行ったんだ。
花火ってもの凄い大きな音がして、夜の空にキラキラと光る花が咲いたみたいになってビックリだった。
見物に来ている人間の多さにもビックリでしたけどね。
花火の打ち上げが終わって梨音お姉さんとボクは、帰宅のために最寄り駅へと歩き始めた。
花火見物していた大勢の人間が同じ方向へ歩いているので大混雑だった。
梨音お姉さんとボクは、大混雑を避けるためにちょっと細い脇道へ入ったんだ。
その細い脇道には誰も居なくて、外灯も薄暗い道だった。
でも、大混雑の中を歩くよりは良いかなと思いながら梨音お姉さんとボクは手をつないで歩き始めた。
少し道を奥へ歩いて行くと突然、暗やみから人間の様な影が現れた。
人間の様な影は三つだった。
三つの人間の様な影はボク達の前と後ろをふさぐように立ち止った。
前の人間の様な影が声を出した。
「ラブラブのお二人さん、ココ通り抜けたいなら通行料だしてもらおうか」
エェ、ドウイウ、コト?
とボクは首を傾げた。
なぜだか声を出した人間の様な影は、イラッとしたみたいで突然、大きな声を出しだった。
「こらっ、舐めとんのか、金を出せって言うとんじゃ」
ナンデ、ダサナクテハ、イケナイノ?
とボクはまた首を傾げました。
するとその人間の様な影が近づいてきて梨音お姉さんに掴みかかって来たのです。
ボクは、空かさず梨音お姉さんをカラダの後ろへとかばった。
人間の様な影の顔と、ボクの顔が間近で向き合った。
人間の様な影は人間の男のヒトだった。 ボクの視線と、男のヒトの視線がぶつかり合った。
「ガイジンかよ」
男のヒトが呟きました。
ガイジン、ッテ?
とボクはまたまた首を傾げた。
「クッソ、むかつく」
と怒鳴ると男のヒトの右腕がボクの顔面めがけて振られたんだ。
ボクは、咄嗟に梨音お姉さんを後ろに押し退けて、その右腕の振りを首を竦めて躱した。
次は左腕を振ってきた。
ボクは、膝を深く曲げ腰を落として、その左腕の振りを躱すと、自分の両腕を伸ばして男のヒトの両脚の膝の裏に両手を絡めると思いっきり手前に引いた。
男のヒトは仰向けに倒れ無防備に大の字になった。
ボクは、その大の字の上に乗っかった、自分の両腕を伸ばし男のヒトの両肩を両手の平で押さえ込んだ。
男のヒトはもがき始めた。
でも、普通の人間の力では、犬の押さえ込みからは容易くは逃れない。
男のヒトが声を荒らげ、罵詈雑言を浴びせてきた。
初めは、ボクは自分に対しての罵詈雑言だったから聞き流していたんだ。
だけど、梨音お姉さんに対しての罵詈雑言に変わったからボクは許す事ができず怒りが込み上げてた。
怒りが込み上げ、ボクの息遣いが唸り声へと変っていった。
ガゥー、ガゥルルゥ。
ボクの唸り声に男のヒトの声が止まり息を呑む。
ボクの顔つきが変化し始める。
瞳のギラッつきが増し、口元が大きく開き、牙が露わになる。
顔を引き攣らせ悲鳴のような声をだす男のヒト。
その悲鳴に反応した、右後方にいた人間の様な影の一つが小走りに近づいて来た。
ボクは、首を振り顔を向け威嚇の咆哮をあげた。
ガォーンッ。
ボクの身体の筋肉が変化し始める。
近づいて来ていた人間の様な影はビックとして足を止める。
今度は、左後方にいた人間の様な影が怒鳴ってくる。
「女は捕まえた、おとなしくしろぃ」
ボクは、首を振り顔を向け直し怒鳴っている人間の様な影を睨みつけた。
刹那、ボクの怒りは頂点に達した。
世界で一番大切な梨音お姉さん、ボクの大好きな梨音お姉さんに手を掛けようとしているその光景にボクの思考回路はブチッキレた。
メリッ、メリッ。
バリッリ、バリッ。
ミシッ、ミシッ。
身に付けていた洋服は裂け、体型は狼態へ変化し、完全に牙を剥き出し、宣戦布告の雄叫びをあげ、咆吼した。
梨音お姉さんを捕まえていた人間の様な影は変化したボクの狼態の姿に腰を抜かし、その場にへたり込む。
近づいて来ていた人間の様な影は悲鳴をあげ体を翻し駆け出していた。
押さえこまれていた男のヒトは悲鳴も無く泡を吹き、失禁をし気を失っている。
ボクは我を忘れていた。
口を大きく開け、牙を剥き出し、押さえ込んでいた男のヒトの首筋へとどめを刺そうと頭を振った。
「やめて、ダメよ!オオカミくん」
梨音お姉さんの咄嗟の声にボクの動きが止まった。
☆
「もぅ、大丈夫よ、ロック、落ち着いて」
梨音お姉さんの切ない声が聞えた。
梨音お姉さんの切ない声、悲しそうな顔。
ボクの心は萎えた。
頭を下げ、尾ッポを丸め込み、その場に平伏した。
梨音お姉さんが、そろりそろりと近づいて来る。
ボクの傍にしゃがみ込み頭を撫でてくれる。
「とりあえず、この場を離れましょ」
優しく言って立ち上がり歩き出した。
ボクは、梨音お姉さんの後をとぼとぼとついていった。
梨音お姉さんは建物の影に場所を移し、足を止め振り返ってボクを待っている。
ボクは、梨音お姉さんの足元まで行くと足を止めた。
梨音お姉さんはボクの傍に膝をつき抱き締めてくる。
梨音お姉さんの身体が、ヒクッ、ヒクッと波打ち嗚咽を漏らし始めた。
しばらく嗚咽が続き、涙がボクのカラダを濡らしていく。
ボクのカラダが人間態へと変化していった。
嗚咽と涙が止まると梨音お姉さんがボクの瞳を覗き込んで途切れ途切れに掠れた声を出た。
「…もぉ、…、…帰れないわ…」
もぉ、連れて、帰れないわ。
ボクは、心の中で梨音お姉さんの言葉をなぞってみる。
そうだ、ボクは、ご主人様である梨音お姉さんとのイチバンの約束を破ってしまったんだ。
狼態(犬態)、に戻ってしまった。
その上、人間を襲ってしまった。
「ロック、ここに、居て、見つからない様に隠れているのよ」
そう言うと梨音お姉さんは立ち上がりボクに背を向けた。
梨音お姉さんが歩き出した。
建物の影で、膝を抱え、額を膝に押し付けて小さく小さくなって、遠ざかる梨音お姉さんのニオイを感じ、足音を聞いていた。
このまま、この場所に置き去られ、捨てられるんだとボクは覚悟した。
きつく目を閉じているのに止めることができない涙が溢れた。
梨音お姉さんと過ごした日々が走馬燈の様に涙と一緒に溢れた。
それから、何十分かが過ぎた。
ん、クンクン。
コツ、コツ、コツ。
梨音お姉さんのニオイが感じられる。
梨音お姉さんの足音が聞えてくる。
ボクは、顔を上げた。
梨音お姉さんの姿がボクの前にを現れる。
「ゴメンネ、お待たせ、ロック」
そう言いながら手にしていた紙袋を差し出した。
「ジャージとサンダルだけど大丈夫だよね」
トランクスとジャージの上下とサンダルを取り出しニコッと微笑んでいる。
「まったく、もぉ、裸まま、帰れないわよね」
と、梨音お姉さんは、ひとつため息をついた。
「花火大会のおかげで、お店が遅くまで開いてて助かったわ」
ボクは、トランクスとジャージの上下を着ると、サンダルをつかけた。
『ゴメンナサイ、ボク、ヤクソク、ヤブッテシマッタ』
ボクは、片言と言葉を出して、梨音お姉さんに謝った。
「うぅん、仕方ないよ、私を守ってくれたんだもん」
『ユルシテクレルノ、ボク、ステラレナイ』
「はぁ、何で、捨てるのよ」
『ワルイ、イヌ、ダカラ』
「悪くないわ、オオカミくんは、ロックは、私の守護人よ」
『シュゴジン、ッテ』
「私を守ってくれる人、Protector 」
『Protector』
梨音お姉さんは、うん、と頷き。
さぁ、帰りましょ。
と言いながら梨音お姉さんはボクの腕に身体を寄せてくると自分の腕を絡め歩き始めた。
ボクは自分の生命が尽きるまでご主人様である梨音お姉さんの守護人〔Protector〕で在ろうと神に誓った。
その日から、現在に至る。
2026年、夏。
終り。