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出会い
赤 鬼
桃 犬神
青 猫又
黒 食事処の店長
季節は冬。
外は雪が降り始めとても気温が低い頃
山の奥、一軒の食事処には温かい光とご飯の匂いが漂っていた
桃「 いやぁ…ごめんねあにき? 」
青「 やっぱここが一番落ち着くなぁ…! 」
黒「 はぁ……お前らのせいで客が全然こんのやけど??? 」
赤「 わー…ソレハゴメンナサーイ 」
黒「 ちゃんと喋れやッッッ!!! 」
『 みゃぁ… (( コンコン 』
黒「 ………ん? 」
桃「 ドアの前になんかいるッッ!?!?………微かな妖気は感じるんだけど、これ結構弱々しいよ? 」
ガチャ
黒「 うぉっ、猫っ…? 」
黒「 …いや、ただの猫やないな 」
青「 うわっ、ちっちゃ!おーい、大丈夫か? 」
赤「 本当に弱りきってるね。雪まみれで、身体が氷みたいに冷たいよ 」
桃「 待って、すぐに温かいお湯とタオル持ってくる!あにき、その子を早く中に入れてあげて! 」
黒「 あ、あぁ……。おい、暖炉の前の特等席空けろ!今すぐ温めんと、この寒さじゃ本当に消えちまうぞ 」
青「 ふぅ……ひとまずおっけいやな 」
赤「 でもなんで猫が? 」
桃「 あにきが言った通りただの猫じゃなさそうな感じがするんだけど 」
赤青「 ……… 」
黒「 俺はなんか猫が口に入れられそうなもの作るわ 」
赤「 ありがとう、あにき。これなら少しは喉を通るかもしれないね 」
青「 お、ちょっと耳が動いたぞ!……おい、目ぇ開くか? 」
桃「 静かにして、青!まだびっくりしちゃうから。……あ、見て、本当に目が開いた……! 」
ゆっくりと開かれたその瞳は、まるで宝石のように綺麗な、見たこともない不思議な色をしていました。
『 ……にゃ、ぁ…… 』
黒「 お、気がついたか。ほら、まだ熱いから気ぃつけてな。少しずつ舐めてみ 」
黒が差し出した特製の温かいスープ。
その匂いに誘われるように、小さな猫(のような生き物)は、震える足でゆっくりと立ち上がります。
しかし、その背中から、雪の結晶のような淡い光を放つ、小さな光がふわりと広がりました。
桃「 わぁ……!やっぱり普通の猫じゃない!これって…… 」
青「 妖精……か? それとも、山の神様の使いか? 」
赤「 どちらにせよ、この大雪で行き倒れてしまったんだね。……あ、美味しいみたい。すごい勢いで飲んでるよ 」
黒「 おいおい、そんなに急いだら喉に詰まるぞ。……ったく、こんな山奥まで一体どこから来たんだ? 」
小さな生き物はスープを飲み干すと、満足そうに「みゃう」と鳴き、今度は4人の顔をじっと見つめました。
そして、まるで行き先を指し示すように、小さな前足で外の窓のほうをぽんと叩いたのです。窓の外は、さらに激しさを増す吹雪。
桃「 外…相変わらず凄いねぇ 」
赤「 よく来れたよね?? 」
桃「 いやそれな?? 」
途端、猫は小さな火花を散らし……やがて人型へと変わりました。
だがその体は凄く痛々しい程で
黒赤桃青「 うわぁっ!! 」
白「 ん"っ…… 」
赤「 ちょっ…え!?!?人型になった!?!? 」
桃「 なんか……兎…?猫…? 」
青「 すっごい痛々しい体…… 」
黒「 右目ッッ……無いやんッッッ 」
桃「 君……何者っ…?? 」