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【曲パロ】熱異常/いよわ
いよわさんの『熱異常』のパロです
小説での曲パロは初めてなので下手ですが許して下さい…
NOVEL VERSEにも載せる予定
「あの日々はもう戻らないと分かっているのに、思い出が走馬灯のように熱を帯びていく。
誰もいないから誰も読まないけれど、ただ記す。
そうでないと、最期としてはあまりに寂しすぎるから。
真っ黒な恐怖が、さも電撃が走ったかのように身体の中を駆け巡る。
濁った煙の向こうに、黒い死神がいるように感じられた。
それは、いくら
消去しても
消去しても
消去しても
消去しても
消去しても
消去しても
消去しても
消去しても、
微量の不安が膨張しながら残るだけで。
何をしても消えてくれない。
喉は既に機能していなくて、叫んだ“音”は言葉にならなくて。
腐敗したようにおぼろげな三日月の光が椅子の上に差し込んでいる。
もう、
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで、
得体の知れぬ《何か》が来ているというのにも関わらず。
悲しみに暮れたとて、それすらも復讐の原動力になる。
見知らぬ人にすら別れを告げられず暗黒に落ちる人々もいて。
そんな人々がまた、
どうかしてる
どうかしてる
どうかしてる
どうかしてる
どうかしてる
どうかしてる
どうかしてる
どうかしてる、
と耳元で囁く。
平和を唱えた大人達も、結局は死に至る。
そうしてまた争いが起こる。
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が、
そんな哀れな彼らを見ている。
『光が瞼を貫き目に刺さる』
『喪鐘が鳴る』
『神が創造した人間の歴史の最後はつまらない』
走馬灯が走る。思い出が蘇る。
“誰かの澄んだ瞳の色をした星に問いかけている”。
塩になるほどの悲しみが集まる。
どんな感情さえも結局は金になって、人の好奇に晒された。
だから思い出してしまう、どれほど
背を向けても
背を向けても
背を向けても
背を向けても
背を向けても
背を向けても
背を向けても、
はっきりと聞こえてくる悲鳴が。
《人類が皆幸せでなくなれば、本当の幸せが分かるだろう》
そう発表した学者は、翌日海に浮いていた。
生臭い血の煙が立ち込める。
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が
黒い星が、
次は私を見ていた。
『あの日々はもう戻らないと分かっているのに、思い出が走馬灯のように熱を帯びていく。
誰もいないから誰も読まないけれど、ただ記す。
そうでないと、最期としてはあまりに寂しすぎるから』
いつかの言葉が脳内をよぎる。
泣いて飛び込んだしょっぱい水溜りには、馬鹿馬鹿しい言葉が並んでいた。
燕が低く飛んだ後には暗雲が立ち込めている。
昨日を思い出しながら明日が来てほしいと祈り、汚れた希望に縋る。
“あなたの澄んだ瞳の色をした星に問いかけている”。
今ひとつの夢が叶ったなら、後の夢は捨てたっていい。
オーバーヒートした思考のみが佇んでいる。
本当は現実じゃない、
こんなの現実じゃない
こんなの現実じゃない
こんなの現実じゃない!
だってこんな、《世界が終わる》なんて、とても耐えられないよ。
あったはずの明日が、約束されていた未来が崩れ落ちていく。
声帯はもう動かなくて、声だったはずの音は消えていた。
椅子にはもう三日月の光しか残っていない。
もう、
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで
すぐそこまで、
《何か》が__“|黒い星《あなたの澄んだ瞳の色をした星》”が、来ている。」
いや私頑張ったわ
熱異常にハマりすぎてるのでパロしました
難しかったけど楽しかった!!
…もう暫くやらなくていいや…