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笑う君と泣く僕。第❍話
僕はあの子が好きだ。
でも、あの子は他の人が好きだ。
あぁ、どうすればいい?
あの子が友達と話している声が聞こえた
「え!まじ?〖 〗好きなの!意外〜」
「どんなとこが好き?♡」
**「やっぱ優しくて、色んな人に気ぃ配れるし、もう本当尊死!!!って感じ!」**
……そうだよな、好きな人が居ないなんて思ったのがバカだった。
〖 〗は、僕の友達の友達だ。
だから、蹴落とそうなんて、思いはしない
実際に〖 〗はいい奴だから…
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あの子のストーリーにこう書いてあった。
**体調不良だるい(泣)明日休みます😭**
え!あの子が体調不良……………
なんか出来ないかな… ︵
…でもいきなり家に押しかけてもただの変な人・0・
だし… ︶
とりあえず家の前まで言ってあの子の体調不良が治りますようにってお祈りしに行くか…
**塾帰り**
ピロリン♪退出しました
ダッシュで駐車場へ向かう
君のとこへ行かなきゃ
疲れたけどなるべく早く自転車をこいで、息を切らして、塾からは遠くにある君の家へ急いでこいだ。
「ハァ…ハァ…確か…ここらへんなはず…」
ここを通って……ここか!
え…変なおじさんいる…なんかこっち見てる…めっちゃ笑ってる!!!!圧倒的に不適な笑みすぎる!!
怖……
……なんとか通り抜けた…
……ってここじゃなかったか
じゃあ1個先のとこか
あ、こっちか
って思ったらまたさっきのおじさん居るー!!!
…ギャアアアまた不適な笑みしてるううううう
「ふぅ、ここか。」
(あの子の体調不良が治りますように、
あの子にとっての幸福が訪れますように)
おっとぉ?家から階段を降りる音がする…
ばったり会っちゃったら怖いし帰ろう☆
僕はまた急いでこぐ
だって塾から出た時間にしては遅いって思われたくないからね
「ハァハァハァ…やっと帰ってきた…」
クラクラする、まあそりゃそうだ
そんな体力ないからな
少しでも君の為になってたらいいな…