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生徒会長も恋がしたいです!【4】
「 」セリフ
( )心情
( 効果音
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そして、現在へと戻る。
今思い返せば、何故こんなにも距離が出来てしまったのか。あれほど仲も良かったのに。疑問は増える一方だったが、原因は分かっている。
理由は分からないが、秋山くんが学校を長期間休んでいた事だ。不運にも連絡先などは交換しておらず、そこから疎開してしまった。
玲奈「 なに暗い顔してるの? 」
成瀬「 んー、、、少し考え事してた! 」
「 気にしないでね笑 」
玲奈「 そう… 」
玲奈「 そういえば、友達になる件はどうなの?進展はあったの? 」
成瀬「 わ!そうだったぁ〜 」
玲奈「 ま、頑張ってね。 」
そうだ、過去のことばかり気にしている場合ではない。取り敢えず、どうするかを考えなければならない。まずは秋山くんとの接点を作らないと何も始まらないよな、そんな事を考えながらある教室へと足を動かしていた。
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成瀬「 失礼します( ガララ 」
「 秋山くん居ますか? 」
男子生徒3「 類ー!呼んでるぞ〜! 」
類「 あ、先輩お久しぶりです! 」
秋山くんとは昨日ぶり、といってもただ一方的に見ていただけれども。やっぱり「久しぶり」という言葉を聞くと、どこか胸に刺さるものがあるように感じた。
女子生徒3「 先輩ほんとイケメンだよね 」
女子生徒4「 ねー!かっこいい! 」
成瀬「 、、廊下で話そっか! 」
類「 ? はい。 」
どうしてもクラスの人達からの視線が気になって落ち着かなくて、廊下で話す事にする。本当は、2人だけが良かったからというのはここだけの秘密。ムキになっている自分が恥ずかしい。
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放課後___。
成瀬「 〜〜♪( 鼻歌 」
玲奈「 何やらご機嫌の様子ね 」
「 生徒会の仕事がそんなに楽しい? 」
成瀬「 いや、そうじゃなくて!! 」
今日、秋山くんには、明日の中央委員会に出席して欲しいという事をお願いした。図書委員長に外せない用事が出来てしまい、副委員長である秋山くんにお願いしに行ったのだ。
つまり、明日は秋山くんと接する時間が長くなる。そこで距離を縮めようという魂胆だ。
その旨を玲奈に伝えると、
玲奈「 それで仲良くなれるの? 」
成瀬「 俺にはプランがあるですよ! 」
玲奈「 そ。ならいいわ。 」
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帰宅後。俺は、中央委員会の司会である為、明日のシュミレーションをする。一応これでも生徒会長だからね。そんな中でも、頭の片隅にあったのは秋山くんの事だった。
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次話もお楽しみに^ ^