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#3 過去編②
緋翠
お久しぶりです。作者こと緋翠です。
海斗・理玖・未央の過去編書いていきます。
ちょーざっくりとですが、人がなくなる表現が出てきます。苦手な方は飛ばしてください。
それから、父と母は離婚した。
その後、すぐに華菜と赤ちゃんの父が借りたと思われるアパートのようなところに引っ越した。
結婚はしてなかったけど、母はゆくゆくは結婚したいなー♡と言っていた。
華菜と赤ちゃんの父は優しかった。最初はお父さんと違って優しすぎて怖くてあまり話せなかったけど、元から優しい人なんだと思えた頃にはお父さんなんて呼んでいいのか、どう接していいか分からなくて話せなかった。
結局、そんな話した記憶はない。
いろいろ落ち着いた頃には母のお腹がだいぶ大きくて、男の子だと分かっていたから、名前をみんなで話し合って決めた。海って入れたい!って華菜が言って、いつのまにか斗が加わって海斗に決まった。
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それから少しして、海斗が生まれた。
とても幸せだった。
帰りの挨拶が終わったら華菜の教室に急いで行って、せんせーがねー、とか体育でね、って今日あったことを話しながら帰った。
家に帰ったら可愛い海斗と、怖いお母さんがいて、すぐに手を洗って海斗に駆け寄って、あーだとかうーだとか言って多分お迎えしてくれてる?可愛いぷくぷくの頬をむにむにする。
お母さんは怖いけど、お母さんが気に入らないことがなければ前より全然殴られる回数は減ったし、彰人さんがいると優しい母を演じてくれた。
2日に一回ほど、彰人さんが帰ってきて、休日はお出かけに行ったりした。
初めて行ったショッピングモールで初めてのクレープを買ってくれたけど、どう食べたらいいかわかんなくて色んな角度から観察してたらおんなじ行動をしてる妹が隣にいて、目が合うとけたけたと笑い合った。
とても楽しくて、ずっとこうやって暮らせるといいなぁと思ってた。
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ずっとなんてない。いつか暮らしは変わっていくもんだって知った。
お母さんのお腹が大きくなっていった。
初めは、兄妹が増えるんだと、嬉しかった。
けどその話を聞いた時、|彰人《あきと》さんがひじをついて頭を抱えて。
華菜・海斗の父
「、、、どう言うつもりだ。」>
母
「違うの、!無理矢理だったの、」>
華菜・海斗の父
「相手とは何回も会っているんだろう。|優亞《ゆうあ》にも気持ちはあったはずだ。」>
母
「会ってなんかない!、ちょっと話したことがあるだけ!」>
当時小6だった僕にも分かった。
また母は、浮気をしたんだ。こんなに優しい人が、かっこいい人がそばにいるのに。
別れてほしくなかった。怖い母だけに戻って欲しくなかった。優しい父にいて欲しかった。
華菜・海斗の父
「、、、別れよう、」>
けどそれは、勝手な僕の願いで。
彰人さんにとっては、早く別れて欲しいと思うけれど、せめて新しく住めるところが決まってから。弟妹がちゃんと暮らせるのが決まってから。
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優しい人には裏がある。
よく言うけれど、本当だった。
彰人さんには結婚している女性がいた。子供も2人いるそうだ。
彰人さんが、あの優しい彰人さんではなくなった。人が変わったように。
もともと、家にはそんなに来なかったが、さらに来る頻度は減った。そして、話しかけても、無視をしたり、舌打ちしたり。少し悲しかったけど、殴られたりするよりマシだと思って、ニコニコしていた。
ニコニコするのは、どうすれば分からない時の、僕の癖。
ニコニコしてれば、なにも言われなかったから。
放っておいてもらえたから。
弟妹も安心するだろうから。
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海斗が生まれて五か月になった頃。
彰人さんが来なくなった。
完全に捨てられたんだ、と思った。
これからどうするんだろ、ここに住んでてもいいのかな?とか考えていたら、誰かと連絡していた母がゆっくりと立ち上がって。
殴られるか、?これ、と思ってニコニコしようと思ったら、引越すから、荷物をまとめなさい。と思ったより機嫌のいい顔で言われた。
次の日、こんなに急でもいいのかと思ったほど、おそらくお腹の赤ちゃんのお父さんのこの家に向かった。
家がデカすぎてびっくりした。だから、母は機嫌が良かったんだ。多分結構お金持ち。庭がバスケコートほどあって、8人乗りの車もある。
家もどすんと構えている感じで、威圧感がある。
ピンポンの前まで行くと、お母さんに押してって言われたのでドヤ顔でピンポンジャンケンしませんか!と言うとふざけてるの?と言われたので抵抗虚しくそーっと押すと、優しそうな声ではーいと帰ってきて安心した。
家の中もでかかった。そりゃそうか。特にリビングがでかい。ちょーーでかい。そして赤ちゃんの父と思われる人もでかい。
思わず身長いくつですか。と聞くとふわっと笑って188だよ。と言われ、ぬぉと褒めてるのか驚いているのかわからない悲鳴をあげてしまい、ははっと笑われてしまった。てか35cmくらい差があるじゃんか。でか。
亮矢
「改めまして、優亞さんのお腹の子の父にあたる人かな。|亮矢《りょうや》といいます。よろしくね。」>
#名前#
<「あ、#名前#です。中1です。よろしくお願いします。」
亮矢
「よろしくねー。いいね、#名前#、あ、なんて呼べばいい?」>
#名前#
<「原型保ってればなんでも大丈夫です。僕はなんで呼べばいいですか?」
亮矢
「じゃーぁ、#名前#。」>
「僕のことは、んー、なんて呼んでもいいよ。けど、無理してお父さんって呼ばなくていいよ。君にも父がいるはずだしね。」>
#名前#
<「じゃあ、りょうくん、?、、ありがとう、ございます。」
亮矢
「うん、?」>
なにが?とふわっと笑った。なんて呼べばいいか分かんなかったんです。コミュ障でして。
りょうくんはコミュ力お化けで、すぐに仲良くなれた。職業は消防士らしい。いろんな人との接し方を知っているのか、僕の後ろに隠れていた華菜とも仲良くなれていた。
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#名前#
<「理玖、未央、良かったね。すごくいいお父さんだよ。」
あうあう言う双子に優しく話しかける。
双子と分かった時には、ほんと?!?!やっっっったぁ、!と飛び跳ねて喜んでいて、生まれた時には
亮矢
「理玖、未央、っ本当に、産まれてきてくれてありがとう、!優亞さん、産んでくれてありがとうっ」>
と、号泣していたもんだから。本当に本当にいい人だ。
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#名前#
<「__りょ、うく、__」
うそ、嘘だよね、?
嫌だ、うそでしょ、りょうくん、
りょうくんが、亡くなった。
交通事故だった。歩道車側は青で、完全に車側が悪くて。車に乗っていた人も電柱にぶつかって亡くなって、誰のせいにも出来なくて。
また、母だけになった。
お金持ちの夫が亡くなって。機嫌悪いよなぁ、たくさん殴られるかな、蹴られるかな、嫌だなぁと思ってお葬式が終わった日は一睡もできなかった。
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それから3年ほどたった頃、母が出て行った。
おそらく新しい男でもできたのだろう。
良かったのは追い出されたのではなく母が出て行ったこと、僕が働ける年齢になっていたこと、家が買ってあったこと、殴られなくなったこと、、、などなど。
母は昼は遊びに行って、夜職をしていたから、ちびっ子たちと一緒にいる時間がほとんどなくて、ほんとによかった。
ちびっ子たちは幼稚園に行ってたし、僕と華菜も学校で、ほとんど会う時間もなかった。
どうでしたでしょうか。
展開ばか早かったですよね!すみません。あのー、3人の過去編書きますって言っちゃったので、詰め込んだら長すぎて消したり足したり。小説書くのって難しいですよね、泣
これで過去編終了です。次回は、過去編読めなかった方へ向けて、まとめの感じで書こうと思います。
過去編読んだ方は飛ばして大丈夫ですが、緋翠の文章では分かりにくかったと思うので、意味わかんなかったよ!って人は読んでください。
次回までお待ちください。