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思い出・恋バナ・続
ハイリスクレッド
ショート・ショートストーリー✍ 23続
思い出・恋バナ。続
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孫娘、ミツキとおばあちゃん、ミホコ。
そして、このお話しはミツキのおばあちゃん(ミホコ)が20歳の時から恋した男子(タツキ)のお話しです
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プチ遠距離恋愛中、タツキの日常。
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大学の卒業式の式典を終え帰宅につこうとした大学の正門で声を掛けられた。
ぶっわ~と、10人くらいの女子達に囲まれた。
何、なに?
ひとりの女子が一歩詰めて来て「写真、記念写真、お願いします」って。
おぉ〜良いですよ。
タツキを中心に10人が取り囲み記念写真を撮り、各ひとり一人とツーショットを撮り、連絡先を聞かれ差し出された用紙に走り書きをした。
それから、一月と半月ほど経った頃、手紙が届いた。
卒業式の時の記念写真を手渡したいと。
連絡先も記されていたので、タツキは連絡をし手渡しの日時と待ち合わせ場所を了承した。
約束の当日を過ごし、また逢う日を約束した。
ミホコからペアリングについて問われ、交際していた女子に振られたばっりでペアリングは自分のジーンズのポケットの中だと説明し、また次に逢った日にペアリングはミホコに海に投げ込まれた。
ミホコからの告白をタツキは受け入れ二人の交際が始まった。
タツキからミホコの印象は、スレンダーなクールビューティないい女だった。
携帯電話やスマートフォンどころかインターネットさえも普及していなかった時代の交際、二人の交際はプチ遠距離恋愛として始まった。
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プチ遠距離恋愛中。
タツキは、地元の手近な企業で勤め始めていた。その企業では直ぐに年下の女性に誘われて交際を始めた。
遠距離恋愛中の平日の暇つぶしにはもってこいだったからだ。
クールビューティないい女、ミホコに会いに行くのは月に一度、ガンバッテも月に二度のペースだった。
三ヶ月くらいで年下の女性とは切れた。
他の女のひとと喫茶店に居るのを見た、あそこって恋人同士じゃなきゃ行けない喫茶店だって、私じゃ無いんだって泣いてたかな?
でも直ぐにまた他の年下の女性に誘われて交際を始めた。
その年下の女とは半年くらいで切れた。
結婚を意識してもいいか?って聞くから無理だって言ったら憤慨してたかな?
ミホコとの交際はまだ続いていたからだ。
この頃、タツキの父親は仕事ととしていた建築工事の下請け業務中の事故にあい入院して一年が経ちやっと退院してきていた。
父親の言い分として建築業には戻れんと新しい事業を始めては潰し、始めては潰し、三度目の何とか?でやっとめどが付き落ち着いてきた。
それを見計らい俺は職場を場所をかえた。
まだまだ、ミホコとの交際をたもっていた。
新しい働き場所にも馴れ初めた頃、同じ業務部署の年下の女性と意気投合して交際を始めた。
それも三ヶ月くらいで切れた、他の女と映画を観に行ってたのを友達が見たって聞かされたとかでね。
まだまだ、月に一度は、ミホコとの交際は継続中。
月に一度、ミホコに逢えない暇な休日を何かと気が合う同僚の女性と過ごす日々が始まっていた。
その同僚が職場を退職した、それを見計らい別の同僚の女性が告白してきたので、二ヶ月ほど交際したが、本気になってくれないと去って行った。
まだまだ、ミホコとの交際してる間は他の女性への本気は無い!
その年の夏、タツキの実家に夏休みを利用してJKの従兄妹がJKの女友達を連れて遊びに来た。
JK女友達は、タツキを気に入りタツキを相談相手にしたり遊びに付き合わせたりを繰り返した。
そんな中でも、ミホコにちゃんと逢いに行く事をタツキは続けていた。
タツキの職場でも、新入社員を迎える季節、新卒採用された新人達のがひとりの女性が何かとタツキにまとわりついていた。
タツキは、まとわりついてくるのをこれ幸いと平日の暇つぶしの遊び相手にした。
真夏の花火大会を新人社員女性に誘われて二人並んで見ている所でJK女子と鉢合わせした。
何だっんだか彼女、怒ってたね、って新入社員女性はタツキから離れていった。
その頃には、JK女子も大学受験の真っ只中になり会うことも少なくった。
タツキは、JK女子と遊ぶ事にも切りをつけ、そろそろ真面目に、ミホコにプロポーズしてみるかなぁって思い始めていた。
新年年明けに、ミホコと初詣デートした。
二月には、ミホコのバースデーとバレンタインデーデートをした。
三月には、ミホコへのホワイトデー御返しデートをした。
その日の別れ際、次のデートの約束をし、タツキは次のデートでミホコにプロポーズをすると心に決めた。
ところが、三月の下旬の休日の午前中、1台の赤い車がタツキが暮らす実家の前に止まった。
は?
車の運転席のドアが開かれる。
誰?
にゃりと歪むように笑う顔が見える。
JK女子?
ズカズカと玄関ドアへ向かって歩いてくると、けたたましくブザーが鳴らされた。
玄関ドアを開けJK女子と向きタツキは合い問いかけた。
ど、どうしたの?
免許取った。
うん、だろうね…
就職した。
え?は?
通勤に必要だから車を買った。
早ぁ~
結局、JK女子の車を敷地内に止めさせてタツキは家の中へ、自分の部屋まで招き入れた。
しばらく事の詳細経緯を聞きながらお茶をしていた後半の会話。
あのさ、卒業式も終わったのよ。
うん、おめでとうございます。
だから、もう、JKじゃ無いのよ。
うん、そだね~
だから、もう、気を使わなくていいから。
はぁ?何を?
chu〜したり、もっと先の事したりよ。
あぁあ…
タツキの心の中では、違うちがうそうじゃ無いんだよなァ、ミホコとの交際が続いている限りは誰とでも浅〜く軽〜く、なんだよな〜って思っていた。
すると突然、元JK女子はタツキをベッドまで引っ張り込みカラダを重ね乗っかってきた。
ね、しよう!してみたい!
そう言いながらタツキの服を剥ぎ取りながら唇を重ねてきた。
あまりの強引な積極さに押し切られ結局、ヤッてしまった。
なんだか嬉しそうに帰路につき走り去る元JK女子の車を見ながらタツキは後悔が浮かんでいた、想定外の出来事すぎてゴム用品無かったし、生身なら外処理しようとしたタイミングでカラダ捕まれて中だし。
元JK女子は、翌週の休日も翌々週の休日も朝からタツキの暮らす実家にやって来て、父親にお土産、母親の手伝いして愛想を振り撒き、タツキを強引にベッドへ引っ張り込み中だしをさせた。
タツキとミホコが次のデートの約束した日の直前、元JK女子からタツキに電話がきた。
自宅に来て、お話しがあります。
呼び出しに、しぶしぶと元JK女の自宅へ向かった、タツキ。
元JK女子に連れて行かれた部屋にはなんとそこには彼女の母親が待ち受けていた。
そして、彼女の母親からタツキに向けて、一言「セイリが止まっています」
はっ?
元JK女子からタツキに向けて、一言「結婚するんだから良いよね」
んグッ…
既成事実でマジなら仕方無いと、タツキはその場で瞬時に覚悟を決めた。
元JK女子と母親、二人に向け頭を下げて「結婚をお願いします」と一言だけ発した。
あぁ〜終わったわ……自業自得なのだけど…
帰宅したタツキは先ずは、とりあえず、ミホコ宛に手紙を書いた。
『 ミホコ 様 先ずは、手紙で申し訳ありません。やむを得ず結婚をする事になりました。本当に、ごめん、もう君とは会えません。
君と過ごした時間に感謝します。ありがとうございました。 タツキ 』
これで良いとは思えなかったがそれ以上の思考は回らなかったのだ。
『結婚は人生の墓場なり』と言う言葉が有るけれど…
プチ遠距離恋愛中の自遊奔放な日常の果ては、墓場行なり。
終。