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宝石の国5
ルチル「ううっいま糊を塗ったところなのに…ちょっとジェード!なんとかなさい!」
ジェード「総員退避!」
ルチル「この防御力野郎!」
ジェード「先生に報告しないわけにはいかないだろ!おまえも避難!」
ルチル「しかし」
ジェード「おまえが開いたらどうするんだ!」
ルチル「う
こうなったらフォスしっかり怒られなさい」
フォスフォフィライト「あー……」
--- 金剛先生が来て ---
金剛先生「この」
『んーなんの騒ぎ?』
みんな「アイオ!」
金剛先生「大馬鹿者!」
フォスフォフィライト「ごめんなさ い」
『ピャ!』
パキパキッ!
フォスフォフィライト「海怖かったです」
金剛先生「報告は明日聞こう」
フォスフォフィライト「明日からはもっと……」
金剛先生「それをもって博物誌制作は中止とする」
---
ルチル「さてやっとここまで戻ったところで足どうしましょうか
ま結論から言うとあれをつけるしかないんですけどね
身体の一部を失った場合|微小生物《インクルージョン》が住んでいない同質のもので補います
ですがあなたに近い素材を両足分用意できませんでした
先生とも話したのですがこれ 外側はあなた以上に脆いのですが中はクォーツの変種であるアゲートが詰まっています 硬度は七
雑ですが足して割ればあなたの高度にそこそこ近づくので負担も少ないのでは…
聞いてます?フォス!」
フォフィライト「聞いてるけどちょっと職を失ったショックで聞こえなかったわ……」
ルチル「聞いてください
博物誌の中止は先生が末っ子のあなたを心配してのことですよ それに あなたが何かするたびみんなの消耗が大きすぎます というかたぶんそっちが主な理由です」
フォスフォフィライト「だろうね申し訳なさすぎて開き直るしかないわ」
『ルチル〜!終わったよ!』
ルチル「あぁ負担が減ってありがたかったです」
『これからは割れないように気をつけます!』
ルチル「はい
ほら!博物誌最後の仕事ですよ あなたと一緒に流れ着いたこれの正体思い出してください
つけるにしても少し不安なんですよ」
フォスフォフィライト「うーむ……」
フォスフォフィライト「おっ……きな…貝…?」
ルチル「ああ言われてみれば貝殻はアゲートに変化することがありますね それなら」
フォスフォフィライト「それ本当に足になるの?動くの?」
ルチル「つくのと動くのは別の問題 動くかはあなたに宿る|微小生物《インクルージョン》がこの新しい住まいを気に入ってくれれば……です」
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ルチル「ゆっくり」
フォスフォフィライト「ぼ棒だ!オシャレな木の棒をつけているようだ…!」
ルチル「石ですけどね ダメですか……」
レッドベリル「ま気長にリハビろ?そのうち動くって!」
ユークレース「仕事の合間に手伝うから」
『僕も起きたら手伝いに行くね!』
ジェード「焦っても仕方ないな」
フォスフォフィライト「ありがとうレッド ユーク アイオ………」
ルチル「あぁ 当然ですが足と共に大量の記憶も失っているはずです
なにせ全体の三分の一ですから……」
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レッドベリル「ちょーっとおひさま食べればインクルージョンも元気出すって!
そうだ かわいいパジャマ作ってあげる!」
ユークレース「ここからならルチルもすぐ呼べるし」
『おつかれだね』
ユークレース「うん」
フォスフォフィライト「ごめんえーと」
ジェード「ジ ジェードだ気にするな…」
レッドベリル「あとでね」
今回ルチルのセリフでべりーべりーろんぐな回になりましたね。
まえ自分が宝石の国ハマりたてでアニメしか見てなかった時(ネタバレまじ○ねって時でした)に作ったオリの宝石ちゃんを登場させようか悩んでます。
そしてアイオちゃんのセリフのときに
アイオライト「」ってやりそうになっちゃいます。(やりそうというよりやっちゃう)