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幸せ。
宵闇 海月
2年進級後復興中の設定
n番煎じの爆っちゃんの心臓の話
作者は左右固定ではないですが、
弱った素直っちゃん大好きなので物爆強めです。
なんでも来いやァ!な強者様だけどうぞ。
爆豪side
「…ぁ、物間。」
B組のメンバーの中で楽し気に笑っとるのを見つけて、思わず足を止めちまった。
「移動には付き添いをつけろ」ってセンセーに言われた時、真っ先に立候補した|三人《派閥》が不思議そうな顔をした。
「爆豪って物間と仲良かったっけ?」
「いや、そんなことはないと思うぜ?いつもいがみ合ってたし…」
「喧嘩するほどなんとやらじゃない?それとも爆豪の片想い?」
瀬呂が茶化すように言った言葉に衝撃を受けた。
関係は伝えてないから、知るわけもない。それでも、片想いなんて考えるのも悍ましい。
突然静かになった俺を覗き込んだ上鳴がぎょっとした顔をするから、思わず顔を上げる。
「爆豪…?泣いてる、?」
「…は、泣いてなんかっ、!」
全く自覚していなくて、突然言われてはっとした。自分の頬が風に吹かれてさっきまでより冷たく感じるのは、涙のせいなんだと。
「おれ…はっ、泣いてねぇ…!」
「えぇ〜…どう見ても泣いてるし、急にどうしちゃったの。」
「…っ、ねいと、」
「?誰だ‘ねいと’って…」
「なぁに、かつき。」
頭に柔らかく温もりが乗ったと思ったら、すぐにいつもより優しくて甘い、安心する声が聞こえてきた。
「ねいと。」
「ん、ねいとだよ。人前で名前呼ぶの珍しいじゃん。我慢できなかった?」
「…うん、だめだったか。」
「だめなわけないでしょ、もう…かわいいな。」
緩く抱き寄せられて頭を撫でられる。好きな匂いがして、自然と肩の力が抜けた。
「僕のこと見てたよね。どうしたの。」
「…なんもない。」
「もう、そんなわけないでしょ?怒らないよ。」
「…楽しそうなん見て、おれの前じゃあんな笑い方しないから、」
少し言い淀んで俯くと、ねいとは俺を強く抱きしめた。
「本当に…かわいい。嫉妬したんだ?」
「…した、俺の知らない顔はやだ。」
「ふふ、そっか。ごめんね。」
そう言って沢山撫でるねいとに身を委ねていると、
なんか色々集まってきた。
「ちょ…これどういう状況?」
「あ、拳藤!それが俺らも分かんねーのよ…」
「見てる感じだと、もうカップルのそれにしか…」
むっとして野次馬共を睨みつける。
「もう、かつき。睨まないの。」
「…ン。」
「偉い偉い。素直だね。」
「ちょ、待てー!!」
アホ面の大声が頭に響く。うるせえ。
「煩くしたのはごめん!けどお前らどんな関係!?」
「どんなって…見て分かる通りだけど?」
「色々と混乱してるからさ、私達…」
「…こいびと。ねいとと俺。好き好き同士、?」
「ちょ、こらそれ言っちゃ駄目でしょっ!」
「え、隠しててそれ!?」
何の話してんだ野次馬共…?
「そんな可愛い言葉使ったらかつきが可愛いのバレちゃうでしょ!」
こいつはたまに大真面目な顔で変なことを言う。
「なんだ、ただのバカップルだ。」
「爆豪の世話物間に頼もうぜ。」
「俺ら撤収ーはい散った散った。邪魔者たいさーん!」
消えてった奴ら見て少し息を吐いたねいとを見つめていると、
「そんな可愛く見つめてどうしたの?」
って言われた。
「かわいくねーから、うるせー。」
「そう言ってキレたりしないのは満更でもないからでしょ。」
「うるせ。」
2人きりになった途端、ゆっくりと丁度いいテンポで話が進む。
「…やっぱねいとと2人がいちばん落ち着く。」
「奇遇だね。僕もそう思ってたよ。」
そう言ってお互い笑った。
--- この時間が幸せだ。 ---
これじゃない感ありつつもまあ良いやって終わらせたので本当に適当になってしまった…
反省はしてます。後悔は…少し?
でも書けて満足。楽しかったです。
またいつか作品投げてるかもなので良ければリクエストなどお願いします。