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Flower*Pierre
2話です。読んでくださりありがとうございます😊
色々とSNSで募集していたところ俺たち姉弟を含めて6人メンバーになった。
俺たちはそれぞれ名前を変え、新グループ、『|Flower*Pierre《フラワーピエール》』として活動が開始した。
・如月紬騎。それは俺のことで、担当カラーは青。
・如月楓恋。それは蒔侑のことで、担当カラーは水色。
・ピコ。性同一性障害を持つ彼。担当カラーは緑。
・ヤマ。最年少である。担当カラーはオレンジ。
・りな。動画編集を淡々とこなす。担当カラーはピンク。
・|mia《みあ》。頭のいい。最年長である。担当カラーは紫。
俺たちは今はネッ友と言える存在だ。お互いが近い距離にいるわけでもない。
日本は広く、そして人がいる。その中の4人を探すのは難しい。
俺たちは形だけ作り、本格的な活動内容はたっていなかった。
『集合』
夜中に勉強をしていた俺に眠気が襲ってきたとき、そのたった2文字で俺の眠気は一気に吹っ飛んだ。送り主はまさかのま……楓恋だった。
『何だよ』
シャーペンを持っていない左手でぶっきらぼうの返信を送る。楓恋は隣の部屋で俺と同じく勉強をしているはずだ。なのになぜ集合をとったのか全く理解できなかった。
『紬騎が真面目に勉強やってる件について』
そう送られてきたメッセージに俺はカチンときた。
俺は部屋を飛び出し、楓恋の部屋を凸った。
「あの馬鹿げたメッセージは何だよ」
「テヘ☆」
「…………」
「誠に申し訳ありませんでした」
「よろしい」
俺は満足のいく形ではないものの楓恋の部屋を退出した。
『紬騎の圧が怖い件について』
再びメッセージを開けばそう送られ、ヤマが参加していた。
ピコは今日は忙しいらしく、みあとりなは親との約束でスマホが使えないらしい。
『何があったw』
『圧掛けられた(´Д⊂グスン』
『なんでだよ』
コントみたいなメッセージ。明日の3人の通知は多分やばいだろう。
『明日なんか予定ある?』
『何もないけど……』
『まじで?』という会話してるヤマと楓恋。そうヤマは北海道に住んでいるのだが、明日は撮影で北海道に行くのだ……と言っても多分0時は回っている。
『明日北海道に行くから会いたいなって』
『まじで!?』
『おん。明日札幌駅に午後1時でいい?』
『いいよ!』
そして俺たちは勉強を終えると両親の合図で、大洗から出るフェリーに乗り込むのであった。
はい今回は頑張った一応。