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夜の学校で不思議な本を見つけたらどうする?第8話
やばいやばいやばい
にしんめぇぇぇぇ…むずすぎやぁぁ!
俺がかけないとこにしんに任せてたばちが当たった…
まぁがんばるぞ💪😤
じゃあ今日は…
初めてのゆうちゃんサイド!
私は、目の前の少女、久蘭々に、言葉を選びながら話す。
あの悪夢を___。
私は、あの日、人を殺し、殺されたこと。
そのあとに埋められたこと。
うめられたゆうの怨霊が今目覚めていること。
その怨霊が私なこと。
話しながら気づく。
私は、誰かに救ってもらいたいのだと。
寄り添ってもらいたいと。
外に出たいという欲望が、出てきてしまった。
でも、私は人殺し。
ここから出た瞬間に、私の力は解き放たれ、この街は壊れる。
ここは、私の愛する街。
一度壊してしまった街を、もう一度自らの手で壊すことなど、できるわけもない。
私は、この牢獄から、出てはいけないのだ。
私さえでなければ、平和なのだ。
自分が悪いくせに、その事実にもう一度気づいて呆然としてしまう。
私が、消えないと…
いつしか、そう思うようになっていた。
そして、すべてからにげるように、ここで、本に没頭した。
それでも、逃げられなかった。
そんななか、久蘭々にであった。
久蘭々は、私を救ってくれた。
それでも…
ついていくことはできない。
私は、生まれ持っての、いや、『生まれる前』からの殺人鬼なのだから____。