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第4話 優太の想い
部活で上手くいかなくて少し病みかけです…
すしすきーで私を慰めに来てください…
高校2年になった。それまで花鈴と付き合い始めて、色んなところへ行った。遊園地や買い物に一緒に行って、2人でいることが楽しかった。
そんなある日、電話がかかってきた。
「もしもし」
「ちょっと病院に来て欲しいの」
声は、花鈴のお母さんだった。
僕は急いで病院に行った。花鈴に何かあったんじゃないかと思った。
病院に着いて病室の扉を開いた。
「優くん」
「何があったの?」
「実は…」
花鈴のお母さんが口を開いた。
「花鈴、白血病なのよ」
「へっ…」
「余命は1年もないんだって」
「そんな…」
僕は今ここで分かった。僕は|君《かりん》を守るために生まれたってことを。花鈴が旅立つその日まで、助けてあげるって。
別の日、花鈴は眠っていた。そこで、花鈴のお母さんにこんなことを聞かれた。
「優太くんは、将来何になりたいの?」
「僕は…」
僕は今まで将来の夢を聞かれて、特になりたいものなんてなかったから、特にないと答えていた。でも、花鈴にこんなことが起きて、僕はなりたいものを決めた。
「僕は、医者になりたいです。たくさんの人にとっての、大事な人を守ってあげたいんです。」
僕は今、僕の大事な人である花鈴を守るという立場にいる。自分なりに、花鈴のことを大切にしてあげたい。1人でも多くの人を守ってあげたいと思うようになった。
「優太くんは知らないかもしれないけど、この子、本当は中学生の時にも白血病になってたのよ。手術をして改善したんだけど。今回病気が再発したのよ。」
驚きだった。いつもこんなに笑顔だったのに、そんなに苦しい思いをしていたのか。それから僕は毎日見舞いに行った。
次は、花鈴の想いを書きたいと思います!お楽しみに!