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死//この物語は終わるはずがない #1:プロローグ
俺の名前は、|氷室碧《ひむろあおい》。弟の名前は、氷室|湊《みなと》。
1ヶ月前。
俺とミナトは無意味にゲームをしていた。
「兄さん。最後まで上り詰めたね笑」
「……だな」
残念だった。
そのゲームは、無量大数単位の超高音が鳴るシーンが1番最後にあり、俺はとうとう1番最後にやってきた。(そんなシーンいらんて)
音は、すぐに鳴った。
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そして今。俺とミナトは1ヶ月前に『アラウ王国』とかいう国に転移し、1ヶ月。こっちの生活にはだいぶ慣れた。なのに、まだ誰一人仲間になっていない。
なんでだろ。
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この世界には、魔王はいないという伝説があるらしい。古い文書には、『魔王』に関する文は一文もなく、過去に、王国に魔王軍が攻めてきたという記録もどこにもない、とギルドで知り合ったカイトという男から聞いた。が、王宮内の敵感知機には、毎秒のようにモニターに[エラー]という文字が出ており、魔王軍ではないかと王宮内で噂されているらしい。その物体は、電波が強烈なため、正確な位置情報は入手できないという。つまり。
[魔王軍がいつ攻めてきてもおかしくない]
今は、誰もが平和な生活を送っている。
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「だけどな、いつ魔王軍が来る?わかんないだろ。平和であることだけに感謝しとけ。そうすればアトラスとかアテネとかが救ってくれるから」
俺は、ギルドの受付の前でカイトと話をしていた。こいつは、「俺が平和にしている」みたいな感じで言った。
……いや、お前はこの世を平和にしていないんだよ。
「……ミナトどんな感じだ?」
は。こいつ、話変えやがった。
こいつはまだあいつに会ったことがないのか。
「ミナトか。あいつは元気だよ」
俺は事実を言った。
事実だよ??
「……そうか」
どうしたんだろ。気のない返事だな。
「__こいつライバル化してしまうぞこのままでは__」
何急に。なんか俺、こいつにライバル判定されてるし!?
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俺は、こいつのライバルとなった。
天国と地獄の人生が始まった。(何言ってんの??)
アオイとミナトの苗字「氷室」何ですけど、ブルアカの「氷室セナ」から着想したんですよ。かっこいい苗字だなーって思ったので使いました!
※「氷室」という苗字は実在する苗字です。(比較的レア苗字らしい)
よかったぁー。存在しない苗字だったら二次創作になってたかもしれない…。