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[欲の神様は蛙に怪しげな研究をされ仕返す様で…?]1.クルル曹長
???)………
それは、白い異空間が出来るもっと前の事……
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???)…ヒヒッ……コレまた荒れた世界だなァ''…
欲の神、別の名を鈴と言う。
鈴)…愚かな人間どもか………
欲の神はとある世界に下見をしに来ていた。
夜空を飛び回り、すっかりと静まり返った夜の街を彷徨うその姿はまるでカラスの様。
……すると。
鈴)……ん〜?
ふと、気配を感じた。
???)……貴様……こんなところで何をしている。
鈴)おや……地球の生物…では無さそうだね。
???)何をしていると言ってるんだ。
鈴)ヒヒッ、下見って奴〜?w君に関係なくない〜?
???)………
赤い蛙の様な生物はギロリとコチラを睨みつけ、警戒している。
鈴)そんなに警戒しないでよォ''………
鈴?)`ネ?`
一瞬でその生物に近寄り4本の黒い腕で彼を捕まえる。
???)ん''な''ッッッッ!?!?
すると驚いたのか、その生物は逃れようと必死にもがく。
鈴)遅いねェ''……そんなんじゃ普通にやられちゃうよ〜?w
クスクスと嘲笑いながら至近距離で圧をかける。
???)な……な………!?
怯えているのか、顔を青ざめながら震えている。
実に愉快……それを見て笑い声を上げる。
鈴)キヒヒッ……なぁに、危害は加えないさ。
そう言うとパッと手を離し彼を解放する。
???)……ッ……!!!!
すると彼はノリモノに乗って近くの家へと逃げていった。
鈴)……人間と共存しているのか…?
嗚呼、
鈴)この世界は面白いな。
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-次の日-
???)謎のポコペン人、捜索開始であります!!
???)待て待て待て、探すのか???
???)クークックックッ…面白そうだぜェ………
???)ちょっと怖いですぅ……
???)出発であります!!!
???)僕を忘れるなんて……酷いよ……泣
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鈴)〜♪
鼻歌を歌いながら昨日、赤い生物が逃げていった庭に降りる。
鈴)よっこいしょっと……
???)シャーッ!!!!!!
鈴)ア''?
???)ヴーッ……!!!
白い猫がコチラに向かって威嚇している。
鈴)……フン。
無視して家の中に入ろうとした、次の瞬間。
???)いいいい居たでありまーす!!!?
鈴)あん?何コイツ昨日の色違い?
増えてる。
4人も。
???)クークックックッ……ちーっと眠ってもらうぜェ…バチバチバチバチ
黄色い生物が細長い触手のような物を伸ばしてコチラに電流を流す。
鈴)……
まぁ、痛くも痒くもないんだが。
鈴)オイ……そこの黄色蛙さんよォ''……バチバチバチバチッ……
???)クッ!?!?!?
???)なんですとぉ!?
鈴)アンタ面白いね!仲良くしましょー?
欲の神は気まぐれだった。
???)…は?
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〜???の研究室、及び薄汚れたベットの上にて〜
鈴)俺の体を調べさせてほしいって?
???)クークックックッ……そりゃあ9000V浴びて無事でいる奴は気になるさァ…
鈴)ヘェ……ってか、君名前は???
クルル)俺か?…クルルだぜェ……覚えときな……
鈴)クルル……俺は鈴、仲良くしようぜ〜♪
クルル)嗚呼、ちょっと背中の黒い腕触らせてもらうぜ〜
上着を脱ぎ胸がサラシで巻かれた状態でクルル、と言う黄色い生物に背中を向ける。
付け根、手のひら、指。
彼は入念に調べた後、何やらメモを取りぱそこん?と呼ばれる機械を弄り始めた。
鈴)この腕、そんなに珍しいか…?
クルル)嗚呼、腕が6本もあるやつなんてそうそういねぇぜ…クークックックッ…
次に…
クルル)気になってたんだが……その顔に貼ってる紙はなんなんだ?
鈴)コレか?……んー……簡単に言えば理性を保つ為のお札かな?
クルル)ヘェ……
そう言って、振り返った瞬間。
ベリリッ。
鈴)………は?
お札を剥がされる。
クルル)クークックックッ……
鈴)…オイ……何やってんだよ……返せ……
俺は欲の神。
食欲、睡眠欲。
そして……
クルル)クークックックッ…やーだね…
--- **性欲。** ---
鈴)グイッ
クルル)クッ!?
鈴)……
氷よりも冷たい、紫色の鋭い目で彼を睨む。
クルル)あー………鈴…??
鈴)黙れ。
クルル)クッ…ククッ………
そう言い放ち、彼の首元に口を近づける。
__ガリッ__
クルル)ぎッッッッ…!?!?
鈍い音が研究室に響く。
鈴)……
ドロリとした赤い液体を鋭い歯に付け、そっと離す。
クルル)いってぇなァ……
眼鏡で表情はほぼ見えないが明らかに先ほどよりも低いトーンで彼が言う。
鈴)……
暫く彼を見つめていると変化が起きる。
クルル)……あ''ッッッッ!?!?!?♡////ビクッ
体を反り、喘ぐ彼の姿を見下ろす。
クルル)ひぎッッッぃ''ッ!?!?!?///ゥ''ッ…あッ…!?♡///
媚薬。
もう一度言うが、俺は欲の神。
他人の欲を操る事なんてお安い御用だ。
鈴)……スッ
そして両足を掴み、ぶら下がった彼を暫し見つめる。
クルル)あ''ッ…???♡////
鈴)……大口叩いてた奴がよォ……哀れだなァ''?
ニタリと笑みを浮かべ、彼のスリットから出た生殖器を咥える。
クルル)ィ''ッ…あ''ッッッッ〜〜〜!?!?!?♡//////ビュクッ
鈴)……ゴクンッ。
…やはり……
どんな生物でも精は美味……
クルル)ぅ〜ッ……////(んだこれ……頭に血が昇るッ…)
鈴)……ペロッ…ヌチュッ…
クルル)んぎッッッ!?♡/////ガクガクッ
こうなるともはや面白い。
まるでカラクリ人形のようにカクカクと腰が動いている。
ビューッビュクビュクッ…
クルル)ぅ……あ''…………///
ポロポロと泣きながら意識が朦朧としている彼を見て一旦、ベットに寝かせる。
鈴)……やれやれ。
落ちているお札を拾い、再び顔に貼り付ける。
鈴)クルル…だっけか?寝ちまったし……そのままでいいか。
そして俺は研究室を後にすることにした。
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