公開中
holic-8
すると今度は老婆の姿が現れた。
「なあ佐藤、ちょっとこれを見てみろや……」と言いながら、鈴木が俺の机に一冊のノートを置いた。
「これは何なの?」それに対して、奴は自慢げに答えた。
『密室殺人』の話だったはずだ! そこで俺はふとあることを思いついて聞いてみた。
「もしかしてあなた……」
すると、その一言で全てを悟ったらしく、にっこりと笑って答えた。
「そうです。私は探偵なんです」
こうして事件は幕を開けたのである。そして同時に俺の人生も終わりを迎えたのだった。
【解説】
お分かりいただけただろうか?
わからないので、魔人を呼び出して聞いてみた。すると彼は当然のことで大激怒した。「忙しいのにしょうもない事で我を呼び出しやがって!許さん。死ね」
と叫んでそのまま帰っていった。だが俺は諦めずにもう一度挑戦してみる。すると彼は少し考えてから「よし、いいだろう。特別に答えてやる。そのかわり我に絶対服従するという約束をしてもらうがそれでもよいか?」と言ってきたので俺は快く引き受けた。そして「ではいくぞ!」と言って彼が再び画面に映った。俺は大きく深呼吸をして心の準備をする。
そして「この女の名前はなんだ?さあ、早く答えるんだ!」と言ってきたので俺は思わず声を上げた。なんとそれは、あの憧れの美人教師だったからだ。人気VTUBERの淡路島あわびである。彼女は黒髪の美人でメガネっ子で生徒思いだ。おまけに料理が得意でいつも家庭的な面を見せているのである。そんな彼女がどうしてこんなことになってしまったのか……
「くそっ!なぜなんだ!?先生!」
俺が思わず叫ぶとその女性が答えた。いや、これはもう間違いなく本人だろう!
「はーい。そこの君。参院選挙はぜひ淡路島あわびに入れてね」
すると魔人も「必ず投票に行くのだぞ」と念を押す。そして画面が再び変わる。次に映った光景は地獄絵図だ。阿鼻叫喚の世界が広がっている。そこはどこかと言えば、どこだろう?
「この国は、このままでは駄目になってしまう。我々は一丸となって立ち上がらなければならない!」
と叫ぶ男がいたが誰のことだろう。するとまた別の映像に変わった。そこには、先ほどの男性とは別の人物が映っていた。今度は女性らしい。だが、やはり正体は不明だ。その女性はこう語った。「私たちの未来には希望がない」彼女はそう言い残す。そしてまた、新たな映像が映し出された。今度の映像にも女性が写っている。だが今度は少女のようだ。だが正体は分からない。
その女の名はミチヨといった。
すると今度は老婆の姿が現れた。これは……どうやら老婆の母親らしい。母親はこう語る。「息子よ。どうか私のために生きてください」
そこで一旦、映像が終わった。
そしてナレーションが始まった。どうやら、これは映画の予告編のようなものらしい。そのタイトルは『母と子の愛の物語』というらしい。一体何の映画なのか。そもそも、誰が作ったものなのか。俺にはさっぱり見当がつかなかった。ただ一つだけ分かることがあるとすれば、この映画は大ヒットして社会現象にまで発展してしまうということだ……! いや、違うか……?
(完)
この話はフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありませんのであしからずご了承願います(^_-)
-☆( ́∀`*)ウフフ
「なあ佐藤、ちょっとこれを見てみろや……」と言いながら、鈴木が俺の机に一冊のノートを置いた。何だこのノート……?と思って開いてみると中に書かれていたものは漫画のようなイラストであった。しかしただの落書きというわけではない。ちゃんとストーリー性があり尚且つ、登場人物の名前などもきちんと書かれているではないか。俺は気になって尋ねた。「これは何なの?」それに対して、奴は自慢げに答えた。