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貴方の太陽と私の月を
ファセリア
調子乗ってキスの描写入れちゃったので苦手な方は注意せぇ!!!!!!!!
「トシ、最近疲れてるんじゃ無いのか?」
そう言って来たのは土方の幼馴染であり、新撰組局長の近藤勇だった。
「…そんなことねぇよ。近藤さん。」
近藤の気にかけに土方はそっけなく答えた。
壬生浪士組から新撰組となり、仲間達の離れなどのいざこざが重なっている状況での土方の心労を気にかけたのだろう。そうかと言う近藤の声は少し落ち着いていた。
かく言う土方も局長である近藤の事を心配しているのだろう。だからこそ彼は迷惑をかけまいとそんな事は無いと言ったのだろう。
そんな中で夜、土方が部屋で考え事をしていると足音がしたのだ。近藤が土方の部屋に入って来たのだ。
「どうかしたんですか近藤さん。」
「いや、何でも無いよ。」
土方がそう聞くと近藤は何も無いと答えた。すると外に出ようと言い近藤は土方の手を引き外の縁側へと出た。
冬の外は肌寒く、空気が澄んでいた。澄んだ空気の中で一番星が煌々と輝き、他の星も負けじと輝きを増している。
その日は満月だった。木の隙間からは星の光よりも強い月光が輝いてる。
「…綺麗だ。」
土方がそう呟くと近藤はそれを待っていたと言うかの様にニコッと微笑んだ。
「今日は月が綺麗だな。」
「あぁ。」
近藤から見る土方の横顔は月光を浴びて、いつもよりより一層綺麗な肌を映している。透き通る様な黒髪は鏡が光を反射するかの様な輝きを増している。
それを間近で見ている近藤は抑え切れずに土方の長い黒髪を撫でた。
「何ですか、近藤さん。今日はより一層おかしいですよ?」
「酷い事言うなぁトシは。お前の綺麗な髪を触れてみたかったんだ。」
何を言ってるんだこの人は、と言うような顔をしている土方を見た近藤はははっと声を出して笑った。
「何笑ってるんだよ…。」
いつもの敬語を外し、幼馴染として話すことにした土方は多摩の時の様な口調で呆れていた。
「大体、今日は何があったんだよ。俺の事を気にしたり、何がしたいん…」
だ、と言い切る前に近藤の唇が土方の言葉を塞いだ。
「トシ、お前は新撰組の副長である前に俺の親友だ。心配するのは当たり前の事だろう?」
はぁはぁと息切れし、脱力し切っている土方に近藤はそう言った。それじゃあお休みと言って近藤はその場を立ち去った。
残された土方は近藤に先程された接吻の感覚を思い出し、その場で聴こえないぐらいの声で呟いた。
「かっちゃんの馬鹿野郎…。」
真っ赤になった土方の顔を、月光が虚しく照らしていた。
キミがいればを聴きながら書いてたらこうなってた
タイトルの元もそう言う事です