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第五話 罰ゲーム()
罰ゲーム(今回短い)
🎀「はやくはやくっ🎶お兄ちゃんたち、ちゅーしてよっ!」
ミシェルがうきうきと言う。
今俺は、さっきまでみんなとやってたボードゲームの罰ゲーム(?)をやらされている。
その内容というのが───────
『ミシェルとニブルスの前でチェリーとキスをする』
という(俺にとっては)拷問極まりない罰ゲームなのだ。
もちろん考案者はミシェル。10歳のクセに少女漫画、恋愛好きで、
空きあらば俺とチェリーに早く付き合え付き合えと連呼してくる迷惑なやつだ。
罰ゲームが別に嫌とかじゃないけど、
最近チェリーの近くに行ったり、逆に彼女がこちらにくると
必要以上に心臓がばくばくしてしまう。
なぜなのかはわからない。
それに、恋愛という言葉は俺には程遠い言葉だ。
俺はもう恋愛などしないと心に決めていた。
──────────────────────────────
🎀「ね〜え〜!!早くやってよぉ!!ミシェル待ちくたびれちゃた!」
🔍(あのな...)
命令に従ってやらされる側の気持ちにもなれよ()
と心で文句を言う。
🚀「探偵のお兄ちゃん、早くやらないとバズーカでぶっ56すよ?」
と圧をかけてくるニブルス。
🔍(生きるの辛い★)
某うたのおねえさんの楽曲の歌詞が脳内再生された。
やれと言われてから十数分経っているのに、チェリーはうんともすんとも言わない。
一体何をしているんだ。とチェリーの方に視線を寄せると
🍒「...やるなら...早くして...ね?」
🔍「.....っ///」
突然こちらを見、下から(上目遣いで)見上げられ、俺たちの視線が絡み合う。
また、心臓が音を立てた。
なぜこんなにも鼓動が早い理由は、もう俺にはわかってしまった。
でも、あえて認めないでおく。いや、認めたくない。
────────────さらに数分後────────
🔍(これ以上ぐたぐだいうのも時間の無駄だな。)
そう思い、もうやることを決めた。
チェリーの近くに行く。横を向けばほんのり頬を染めている彼女の顔がある。
🍒「.....」
🔍「目、閉じてて欲しい...」
🍒「ん。」
彼女の顎に触れ、そっと上を向かせる。
怖がらせないように、ゆっくりと─────
そして、
唇に温もりが伝わり、二人の温度が溶け合って─────
─────また、元に戻る。
🔍&🍒「....っ///」
恥ずかしくて顔から火(じゃなくて炎)が出そうだ。
でも、チェリーも同じぐらい赤いからよしとしよう(?)
🔍「チェリー...?ごめん。嫌だったよな?」
🍒「んーん。別に...大丈夫だから。」
そう答えるチェリー。
恥ずかしくて俯く。だがすぐに視線を感じ顔を上げる。
チェリーと視線が絡み合う。また心臓が音を立てた。
ほんのり赤い顔、薄いピンクの髪の毛。
可愛いな。
そう、唐突に思う。
瞬間、彼女が愛おしくて仕方がないような気持ちに襲われた。
なぜなのだろう。
こんな気持ちになってしまうのは。
なぜ、彼女が愛おしくて仕方がないような気持ちになるのだろう。
なぜ、彼女のことを可愛いと思ってしまうのだろう
なぜ、彼女と視線が絡むとドキドキしてしまうのだろう。
なぜ、彼女と触れ合うと顔が熱くなるのだろう。
こんな自問の答えは、一つしかない
たった一つの、回答。
俺がずっと拒み続けてきた感情。
今まで、頑なに認めなかった。
俺が抱いているこの想いのせいで、彼女との関係が崩れるのが怖かったから。
でも───
今日、たった今、認めてしまおう。
認めないだけ、無駄だ。
もういいんだ。
俺は─────
────チェリーが好きだ。
いや〜青春だねぇ〜。
探偵くん恋心自覚しちゃったよ〜w
レッツ急展開★