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    あなたの雨も、きっといつかやむのだから。
    
    
        自分は基本純愛しか書かないです。なぜって?
 ……さぁ、なぜでしょう。
 それはそうと、今回は解決編ですヨ
 え、終わるの??
 今実際に描いてるんですけど…終わる気がしないよ〜〜〜〜〜
 あと、今回も相変わらず性描写、性表現、あとなんかあれな発言とか泣いちゃうまだちゃ(栄養素)があります。あとみんな優しい。イイコ!!!!!!!!!!
    
    
     ボス…ナイトメアが、朝食の時間になっても降りてこないマーダーを呼びにいって数分。突如として、そのボスの怒号にも似た叫びが二階から聞こえてきた。
『!?』
 その場にいた、クロス、ホラー、エラー、そしてこの僕…キラー、全員が目を丸くする。そして、すぐさま二階へと続く階段へと走った。
 ___何が、あったんだろうか。
 何も起こっていなければいいな、なんて柄にもないことを考えながら、僕は階段を駆け上がった。
--- *   *   * ---
「________それで、マーダーの件についてだが」
 重苦しい雰囲気の中、ボスが口を開いた。
 “マーダの件“とは、先日のオーバードーズについてだろう。ちなみに、本人は不在だ。あのあと、サイエンスのところへと担ぎ込み、治療と診察等々をしてもらった。そして、精神安定のためと、療養、経過観察のため入院中である。なので、本人であるマーダーは今この場にはいない。
「オーバードーズ、ダったカ。アイツの精神が不安定なノはいツモのコトだロ?」
 そっけなくエラーは言うが…心配と不安が隠しきれていない。
「そうですけど……それでも__!」
 そう言って、クロスは悲しそうに瞳を揺らす。しかし、言葉にならないのか、それに続くセリフはなかった。
「おれは…マーダーには元気でいて欲しいな」
「ホラー…」
 やっぱ純粋だなこの子…
 歪な大きさの瞳を伏せながら、ホラーは続ける。
「だから、そのオーバードーズ?ってのやめてほしい」
 だが、その言葉には確かな思いがあった。
「マぁ…だヨナ」
 ホラーの言葉に、エラーも同意する。
「俺としても、大事な手駒が勝手にぶっ壊れるのは困る」
 にたりとボスは笑う。一見ひどく冷たいように見えるが…決して切り捨てないのがボスの甘いところだ。
「そうですよね!」
 こくこくと頷くクロス。
「……うん、僕としても、アイツが勝手に死ぬのはやだな」
 僕がそう言うと、全員がこっちを向いた。
「え、なに?なんか変なこと言った?」
 不審に思って問うと、四人は顔を互いの見合わせたあと、にんまりと笑った。
「え、なになに!?!?なんなの!?」
 戸惑う僕を置いて、その後もどんどん話はすすんでいった。
「それで…マーダーのところに行って直談判すると」
「アホか」
『うぐっ』
 ボスの鋭いツッコミに、僕達はダメージを受ける。
「アイツはあれでも病人だぞ?」
 ストレスかけてどうする、とボスは僕達を冷たく睨んだ。
「でも…ボスはこーゆー時面白がりそうなのに、もしかして結構マーダーのことしんぱ」
「何か言ったか??」
 言いかける僕に、ボスの不気味な笑顔。
「ナニモイッテナイデス……」
 僕は素直に引き下がるしかなかった。
「でモ、それシか方法ナイだロ」
 放っておけばまた何かやらかすぞ、とエラーが言う。それはそうなんだけどね…アイツ危なっかしいし。
「早めに終わらせたほうがいい…ってことですね」
「そう、だな」
 クロスとホラーが同意する。流石に折れたのか、ボスは諦めたように口を開いた。
「はぁ…あんま暴れるなよ」
 サイアクだ。まさか、あれがバレるなんて。
 無機質な空間(サイエンスに貸し出された仮眠室)にて、ベットに横たわりながらオレ…マーダーは考える。まさか、ボスに助けられる(オレにとっては救いでもなんでもないが)とは思っていなかった。見つかったとしても、そのまま放置か、ネガティブ摂取のために利用されると思っていたのだが…全く、計算外だ。
 あの様子だと、オレが“何をしていたか”も大体見当ついてるだろうな。
「ホンット…サイアクだぜ」
 離脱症状だろう。さっきから頭痛と吐き気が絶え間なく襲ってくる。どうしろって言うんだよ。おれは、ただ、
--- __ねむりたかっただけなのに、__ ---
 なんて、もうどうしようもないのだが。
 罪の重責から逃れるように、オレはそのまま目を閉じた。
 ガチャリと、ドアの開閉音がする。サイエンスかと考えながら、ひどい頭痛に耐えながら体を起こした。するとそこにいたのは___
「あ、起きましたね」
「くまひっど!!」
「だ、だいじょうぶか…?」
「不眠症ハ相変わラずカ」
「ひどい顔してるぞお前」
「……は?」
 __クロス、|キラー《快楽殺人鬼》、ホラー、エラー、|ボス《  タ コ 》の闇AU五人だった。
「は…いやいやいや……なっ___は?」
 状況が全く飲み込めていない|マーダー《幻 覚 野 郎 》。その目元には、色濃い隈がある。マーダーがおかしいという話になってから5日。この間、全く寝ていないのだろう。唯一寝たとすれば…OD事件後に気絶した時だろうか。
 …話が逸れた。
「な、んでお前らがここにいるんだよ」
 訝しげにマーダーは僕達に聞く。本当にわからないのか。コイツは、そこまでバカだったのか。
「何って……」
 僕…キラーの言葉を、ボスがつなぐ。
「部下の見舞いに来ちゃ悪いのか?」
 その言葉に、マーダーは目を見開いた。
「は…ぁ?」
「大切な先輩ですからね!俺達みんなできたんです!」
「仲間なんだから、来て当たり前…だろ?」
 クロス、ホラーの言葉に、マーダーは目を白黒させたあと、ふと、低い声でつぶやいた。
「なかま、だとか…本気で思ってんのかよ」
「なにさ、文句あるワケ?」
 僕だって、お前のことちゃんと認めてるんだけど。
「オレが何してたか、知ってるだろ?」
 そう言いながら、マーダーは口角を歪に歪める。引き攣ったような笑みは、自嘲と_______
「…あぁ、知っているな」
 ボスの言葉に、マーダーは小さくやっぱりとつぶやいた。
「なら、わかるだろ?オレは薄汚い兄弟殺しで、知らないヤツに|体《春》を売る、尻軽だってさァ!!」
 苦しそうな瞳と相反して、口角は上がったままだ。
「なっ……」
 自分を卑下するようなマーダーの発言に驚いたのか、それとも別の何かか、クロスは驚愕したような声を上げる。
 固まる面々を見て、マーダーは、もう帰ってくれと言わんばかりの視線を送った。
「おい、」
 そんな沈黙を破ったのは、ボスだった。
「それの何が悪いんだよ」
「…は、?」
 マーダーはきょとんとした顔でボスを見る。
「俺達は闇AUだ。兄弟を殺そうが、体を売ろうが、何をしようが自由だろ」
 ボスの言葉に返すものがないのか、マーダーは口をはくはくとさせたあと、絞り出したように言った。
「軽蔑、するだろ…?」
 睨みつけるようだった瞳は上目遣いになり、今や不安に駆られている。
「そんなこと___」
 ない、と僕は言おうとしたが、それはボスの言葉に遮られた。
「そうだな」
『はっ!?』
「な、おイ、ナイトメア!!オ前なニ言ってッッ!」
 エラーは焦ったような声を上げる。流石に、良識(ネガティブの守護者に求めるのは間違っているだろうが)がなさすぎる。
「ボス…?」
「えっ…あ、せ、んぱい…?」
 ホラーとクロスは、理解できないというようにボスを見つめた。
 僕は___
「何、言ってんだよっ…!!」
 言いようのない怒りに駆られていた。だが、そんな僕達四人のことなど気にしていないのか、悪びれもせずボスは続けた。
「心底軽蔑している。なんで、なんで、」
「俺らを頼らなかった?」
『は…?』
 ボスの言葉に、マーダーは呆然とする。もちろん、僕達も。
「な、にいってんだよ…っ、」
「だから、俺達はそんなに頼りなかったのか?相談するに値しないと?」
「違っ…オレをっ……拒絶しないのかよっ…!」
 ひどく潤んだ瞳を歪めながら、マーダーはボスを見つめた。
「しない。お前は、俺達の仲間だ」
「〜〜〜ッッ!!!!」
 はっきりと言い切ったその翡翠は、決して冷たいものじゃなかった。
 だが、ここまで言ってもまだわからないのか、マーダーは『でも、だって』と意味にならない言葉を吐く。
「オレ…は…っ……お前らと一緒にいる資格なんか…ッ」
「何度言えばわかるんだ」
 スッと、ボスが口を開いた。
「お前は俺の大事な手駒だぞ?捨てるわけないだろう」
「オレ以外のマとモナ奴ガいナクなっタら困る、死ヌなヨ」
「マーダー先輩は、俺にとって大切な先輩ですよ!」
「おれは、マーダーのこと大好きだぞ」
「僕は、お前のことケッコー気に入ってんだよ?勝手に壊れないでよね」
「…ふっ…なんだよ…それっ!」
 __そう言って泣きながら笑ったマーダーの笑顔は、まぁ、彼にしては、__
--- __普通の笑顔だった。__ ---
--- **あなたの雨も、きっといつかやむのだから。** ---
    
        前書きの話です。本編とはあまり関係ないですが。
 純愛しか書かない…いや、書けないのは、自分のトラウマに原因があります。
 少し前、自分がヤンヘラ拗らせちゃって、周りに迷惑かけたことがありまして。そこから、ヤンデレ・メンヘラなどの狂愛にたいして、恐怖心というか…なんというかがあるようになったんです。
 一時期は、そういう小説を読むだけでもフラッシュバックするようになったりと…今は、小説だけなら大丈夫になったんですが、書くのは無理そうです。
 かけるんです。かけるんですが、書こうとすると過去のことがフラッシュバックしてどうしようもなくなるんです。
 なので、自分は純愛しか書きません。それが、自分の一番望む形だからでしょうか。まー、いずれ書くかも知れませんが。克服したら、褒めてください。あは。
 さてと話は変わりますが…まさかの 最 終 話 
                  戸 惑 う 僕
                  こ れ で 終 わ り で い い の か ? ?
 ってスタンスで今やってます。ちなみに今書いてるのは冒頭なのですが…どうやって着地させようか。誰か助けてください。
 やっと話が進みました。これからまだちゃの部屋に凸ります。というか昨日カリスマ聴いたせいでおすすめにVIVA出てきました。泣きたい(´・ω・`)<sexy
 ネイティブだな。
 シリアスシーン書いてるのに…カリスマピクニックのせいで台無しになった…ナンデダ
 ちなみに自分の書き方って法則性があって、場面転換、大きく時間が動く場合は6行、少し時間が経つ場合は2行、最後のタイトルのやつは上と下に5行空いておりす。あと、__〜〜__とか、目立たせたい言葉の場合は1行ずつ開けることが多いです。たまに忘れて、修正地獄を見ます。
 ちなみにそれぞれの一人称は…
マーダー:オレ
ホラー:おれ
キラー:僕
クロス:俺
エラー:オレ
ナイトメア:俺
 です。ややこしい。誤字ってたら教えてください。
 12:05 やっと終わりました!!!!!!長かった!!!!!公開はいつにしましょうかねぇぇ……
 というか今日の後書き長くありません?すでに900いってるんですけど…
 ちなみに後日談があるので、まだここでは締めくくりませんよ。
 今回の文字数は3630!4000行きたかったなぁ!
 ファンレター感想等々くださると作者が ゲッダン☆ するのでぜひください。
 ではでは!また後日談で会いましょう!!