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海月さん×留魔さん
登場人物
海月
種族は半獣人の猫
いつもは優しめの言葉遣いだがキレたら言葉遣いが荒くなる
留魔
一般的には敬語
闇属性攻撃が多め
黒と水色のグラデーションの髪に、首にチョーカーとスカートが膝くらいまでの長さの黒いドレスを着ている
(我の解釈では幻想を操る能力を持たせてしまいましたごめんなさい…w)
クリオネとシアン
海月の友人
宝姫
戦闘の後の治療班(((違いますよ…?(^^)by宝姫
(若干海月side)
海)「~~♪」
(夜道を歩いている海月さん)
留)「…すみません……道をお尋ねしたいのですが…。」
海)「あ、はい!!大丈夫ですよ
何処に行きましょう?」
留)「……貴方の…」
海)「??」
留)「…貴方の幻想まで…。」(鎌を振り上げる)
海)「っ!?!?」(気絶させられる)
留)「起きてくださーい」
海)「…うぅ……。って此処は!?」
見ると全てが赤い煉瓦でつくられた屋敷の中に海月は寝転がっていた。ゆっくり体を起こすも、此処が何処かわからず混乱している。
横には黒から水色のグラデがかかった髪に、黒いドレスとチョーカーを身に着けた女性が立っていた。
留)「おはようございます」
にっこり微笑む彼女。海月が此処の事を尋ねようとするも、彼女のほうが早かった。
留)「…此処は貴方の幻想、…あなたの中の幻と言った方がわかりやすいですかね」
海)「は、はぁ…?」
何を言っているのかわからない…。幻想?幻?
留)「申し遅れました、私は留魔と言います。強そうな者の幻想の中で戦っては、私は自分自身の力を制御しているのです。今日は貴方の幻想の中にお邪魔しました。
あ、幻想というのはその人が想像するその人しかもっていない別世界の事でして人によって内容や中身違うのですよだから有限の幻想の中でだとその人の考える思考も読めるわけで…
海)「分かった分かりましたからwwすみません話に追いつけませんちょっとwww」
留)「とにかく、私が戦闘相手を殺すか私がその人の幻想から出るかあるいは私が飽きるかじゃないと終わらない戦いを毎日繰り広げているわけです。理解できましたか?」
海)「………理解できてませんちょっと待ってください…wwww」
留)「ああああもう!!私は自分自身の力を強制制御するために毎日強そうな人と戦ってるんですよ!!それが貴方という訳です!!今日は!!」
海)「……あーなるほど」
留)「その顔は絶対理解できてませんよね!?」
海)「…あのー、そんなに自分強いと思いますか」
留)「…………さぁ。気で察知しているので狂いはないと思うのですが…。」
海)「おおお嬉しい」
留)「じゃあ外の森で待ってますので準備ができたら来てください
海)「…急に戦えと言われても…」
主〉「……我が動かしているのでクレームは受け付けませんよ」
海)「くれーむを受け付けないという事は…こちらがクレームを言っても聞かないということですよね?(やめろい」
主〉「ええからさっさと行ってこんかい!!」
海)「いやなんでだよおおお…」
(Noside)
留)「…準備はできたのですね?さ、早くお相手してください」
空は赤い月光と雲で覆われている。
留魔は目を怪しく無邪気に光らせて微笑み、鎌に紫の液体の様な闇を絡ませる。
何処までも高貴な美しいオーラを纏う留魔に、海月は息を飲んだ。
留)「ほら、貴方も支度なさい」
海月は足元から小さな渦を巻くように電流を体に流し、身体能力を強化する。毛が逆立ち、全身から電撃を放てる姿となった。
留)「…随分と可愛い子猫さんだ事」
留魔はにっこり冷淡に笑って言った。
海)「どういう意味だよ…ww」
ゆっくり周りを歩きながら互いを警戒し合い、攻撃するタイミングを図っている。
先に動いたのは海月。海月は空高くジャンプして体を横に捻り、全身に凄まじい威力の電気を駆け巡らせる。
留魔は特に焦りもしないでただただ海月を見上げている。
海月は右足を突き出し、上から蹴りを留魔に食らわせようと猛スピードで急降下。
留)「…雷の使い手なのですか…。その割には遅いですね…」
留魔は海月が落ちてくる直前にテレポートした。
海月は大きな地響きを立て、地上に着地。着地したところに黄色く光る雷鳴が駆け巡り、地面が凹んで大きなクレーターができた。(雷鳴八蘭蹴り)
海)「っ…!?」
避けられたと悟った海月は、今度は電気を手の中でナイフのような形に固めて投げるが、留魔は持っていた鎌で電気弾を弾き飛ばした。飛ばされた弾は森の木々にあたり、豪快な音を立てて爆発した。(雷鋭)
雷鋭を銃のように連射してもひらりひらりと華麗に避ける留魔。留魔は黒い霧を全身から放ち、海月の視界を惑わせる。(幻悪)
海)「見えねぇっ…ww」
海月は金色の猫目を月光で反射させ、なんとか霧をやリ過ごす。
黒い霧の中に留魔の影が見えた海月は背面から色々な大きさの光弾を何百個も何千個も放つ。時には赤い光線を新体操のリボンの様に放って攻撃する(クローシュ・デ・シャート)
しかしやっぱりあっさり攻撃を避けてしまう留魔。
海)「よ、避けるばっかりじゃ詰まらないですよ…
たまには攻撃したらどうですか!!」
そう留魔に呼びかけるといきなり真っ暗闇の霧の中から目の前に飛んできて、鎌を海月の顎の下から振って顔を貫こうとするが、海月は後ろに側転して攻撃を避ける。
海)(なんだこいつ…雷よりも素早いなんて…。)
海月は受け身をとって急いで態勢を整えながら、手から紫と黄色の電気を出す。出した電気を思いっきり圧縮し、槍のような形に固めた。(ディエン・グングニル)
留)「ふーん…面白いですね…。でも…」
そういうと留魔は海月の目を刺そうと鎌の鋭く尖る先端を向けた。海月は仰け反りながらもディエン・グングニルで受け止める。
留)「私より素早くなければ攻撃は意味がないですからねぇ…!!」
紫と黄色の混じる槍はぱちぱちと電気を放ち、海月の顔に小さな電撃が当たる。留魔は一度後ろに飛び去って鎌を右手に持ち、恐ろしい速度でぐるぐる回転させた。すると鎌の先から赤黒い液体の混じった竜巻ができて、海月に襲い掛かる。(幻操族の血の断片)
海月は竜巻に飲み込まれるが、何とか脱出しようと自分の足元に雷雲を呼び寄せた。しかし、有ろうことか赤黒い液体は海月の肌に触れたところを削り取り、体の様々な所から血があふれ出る。
海)「い”い”っでえ”え”っ!?!?」
思わず痛みで叫びだすが、こうしては居られない。一刻も早くこの状況を脱しなければ…。
大技を出して竜巻を破壊しようと片目の先に電気を溜めて技を発動させようとすると、何故か突然竜巻は止んでしまった。見るとさっきまで目の前に居た留魔が居ない。
留)「少し期待していたのですが…貴方の実力はそんなものなのですね」
後ろから囁き声がしたかと思うと同時に蝶の羽音が聞こえた。
留魔はたくさんの黒い蝶を出し、電撃を足から放って空に逃げようとする海月に群がらせる。
海)「っ…な、なにこれ…?」
いくつかの蝶が外側に飛び去った後には、黒い群れがまばらに纏わりついて海月の体を拘束している。
出していた体外魔力を完全に遮断され、地面に叩き落された海月
海)「な、なんだ本当に!?」
暴れて藻掻く海月の言葉を無視して、ゆっくり歩く留魔。
海月の目の前まで歩くと機械のように静止して、持っていた鎌の刃を首の近くに持っていく。留魔は古く遊ばなくなったおもちゃを見るような如何にもつまらないという顔をして言った。
留)「本当…意外とあっけなかったですね」
海)「だ、駄目…近寄らないで下さい…!!」
留魔の事を怯えて警戒する海月。面白くなってきた留魔は追い打ちをかけるように台詞を吐く
留)「どうせ繰り返される生涯です、痛くないように殺りますので怖がらなくても大丈夫ですよ」
海月はしばらく黙り込んだ後、何を思ったのかふっと笑った。目に少量の電気をぱちぱち出して、声を荒げて叫ぶ。
海)「やられっ放しじゃあこっちの気も良くねえんだわ捻り潰すぞこの野郎!!!!!!!」
そう言うと背面から雷で形成された虎を出して、拘束していた蝶ごと焼き払う。
留魔にもその攻撃が当たり、劈く様な悲鳴を上げた。
留)「ああああああああっ!!!!!!!!」
大きな虎に飲み込まれ、自分の体内を駆け巡る電気はまるで体の隅々を針で刺されているような痛みを感じさせる。
海)「こっからはこっちも本気出させてもらうかんな…」
痺れた体をゆっくり起こし、上がった息のまま海月を見つめる。
留)「あぁ…。何時になったら首を切らせてくれるんですか…」
海)「………。」
留魔は全速力で海月の方向に駆け、夜空の様な模様の紫色の影を残しながら鎌をめちゃくちゃに降り回す。(マスヴィラグ・リース)
海月は迫りくる鎌を飛び越し、残した影の上に飛び乗った。
留)「!?」
大きく三日月形に伸びた夜空模様の影の上を全速力で走って移動する海月。電撃を足から散らし、電気を纏わせたリングを留魔の方にに投げる。(スパークリング)二つほど投げ終わった後、銀に光るナイフを数十個も出して投げた。留魔は鎌を持っていない方の手を上に上げて赤く透けた正方形の結界を地面から出す。
防がれた攻撃を見て顔を曇らせた海月。今度は空高くに飛び上がり、青く光る雷雲を集めた。留魔の上でそれを一気に降らせるが、動きの速い留魔はそれを全て避ける。雷が直撃しようものなら鎌の刃先を使って反射させるように打ち返す。
海)(本当…こいつ防御してばっかりだな…。)
留)「とでも思ってるのですか?」
海)「え?」
留)「私が何故避けてばかりか考えてごらんなさい」
海)「ふざけるなよ…」
全身の体毛を逆立たせ静電気の音を小さく響かせる海月。
留魔は黒い霧をまた出して身を隠そうとするが、海月の方が早かった。猫の怒声を出しながら凄まじい速度で留魔の腹に突進する海月。鎌で防ごうとするが間に合わず、相手の出す電が全身に直撃した。(雷電将軍の愛猫)
あまりの痛さに一瞬目を見開き、背まで衝撃の響く突進に思わず咽ぶ留魔。
ぶつかりながらにやりと笑う海月。そのまま倒れる留魔を見つめ、やれやれと大きなため息をついた。首を回して手を鳴らし、留魔の方向に歩いて起こそうと声をかけようとした。
その時、突然喉に飛んでもない激痛が走り思わず口に手を当て咳き込む海月だが、自分の手に血が付着しているのを見て静止した。
海)「え…?
っ…!!!!いっ…いってぇっ…!!」
混乱したまま海月は痛みに耐える。
留)「わ、分かったでしょう?」
後ろを振り向くと倒したはずの留魔が鎌を支えにして立っていた。
留)「私が…攻撃…しない理由…。
ばれないように着実な致命傷を与える為に毒気を吐いていたのですが…
気が…付きませんでしたか(幻感毒)
お、大人しく斬られていれば良いものを…段々息も弱くなってきてますね…」
首に手を当ててよろめきながら立つ海月。少し躊躇してから海月は手のひらを上に掲げて、電撃を放つ大きなナイフを形成し握りしめてそのまま左胸に勢いよく刺した。
留)「あらあら…何してるんですか?そんなに毒が苦しかったのですか?」
血まみれになりながらも不敵な笑みを浮かべて海月は言う
海)「ち、…違う…っ…こうすれば…体の機能も麻痺して…毒の巡りも遅くなるだろ…」
呆れた顔をする留魔。
留)「貴方には…一旦本気で死んでもらいましょうかね」
すると留魔は海月の周りに黒い鎖を大量に出現させ、動ける範囲を大幅に制限した。留魔の体の周りに紫色の光弾が螺旋状に取り巻く
留)「殺れ!!!!!!」
その言葉と同時に紫色の全ての光弾が爆発したかと思うと、こちらに向かってどす黒い闇の絡むレーザーを発射させた。
海)「あはは……面白いな…自分もやってみるか…」
海月は留魔と全く同じように赤い電光とナイフを何重も螺旋状に周りに群がらせ、連続で発射し始めた。海月をかこっていた鎖はナイフによって引き裂かれ、留魔の飛ばすレーザーをも光と衝撃でかき消されてしまった。
海)「さっき言った言葉…そのまま返すよ……お前の得意技はこんなものなのか…?ww」
攻撃を続けながら嘲笑う海月。留魔は右手を頭に当てて目を瞑り叫んだ
留)「うるさい…うるさい!!!絶えるならさっさと絶えてください!!!!!!」
すると留魔は思いっきり鎌を振い、赤く鋭利な衝撃波で森の木々を切り刻み始めた。(闘競同円地獄)
木の枝や葉が粉々になって宙を舞う。一瞬の内に辺りは赤く染まり、薙倒される木々や暴風によって周りが地獄を感じさせるような景色になってしまった。
留魔の出した衝撃波が容赦なく海月に迫ってくる。
留)「後はもう知りません
此処で生き残れたらラッキーですね」
これで飛び去ろうとする留魔。
海)「待て………逃がさねえ…逃がさねえからな……」
赤い衝撃波が海月を目掛けてうねりながら向かってくる。
海月は地割れと窪みが出来る程思いっきり地面を踏みしめ、自分の周りに地面から大きな紫の六つの雷を出した。
海)「自分に手を出したなら…最後まで戦い抜くのが…礼儀じゃねえのか…!!!!!!!」
雷鳴をやり過ぎなほどに響かせて、其処から魚や海の生物の形をした電気の塊を出す。
海)「ほら、皆もそう思うよな!!!」
それを合図に、空を飛ぶ留魔に向けて飛んでいく海の生物達。(雷嵐の浅海)
留)「っ……!!!」
少し涙を流しながら目を瞑って手を広げ結界を作るが、相手の攻撃力により防ぎきれなかった。
特殊な結界魔法と強力な電気魔法が恐ろしい勢いで衝突して壮大な爆発音が起こったかと思うと、御互い森の端まで吹き飛ばされてしまった。
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シ)「…大丈夫…?」
ク)「…駄目だ起きない…」
海)「ん…えぇ…?」
シ)「あ、よ、良かった…目覚ました…!!」
海)「え…此処何処…だ?」
ク)「此処お前の家だよww」
シ)「6ヶ月ぐらい音信不通だったからあちこち探し回ってたら此処で傷だらけになって倒れてたんだよー」
海)「っ!?!?六か月!?」
ク)「宝姫っていう人が治してくれたらしいぞ」(((火焔さん私なんかバトルする度に人の怪我治療してません?医者じゃないのですが?by宝姫
海)(六か月って…幻想にも時間の差があるのか…?)
「そうだったんだ…
あいつはなんっだったんだろうな…ww」
ク)「どいつの事だ?」
海)「いや…実をいうとね…ww」
どう言いながらふと窓を見た。話しながら窓の向こうを見つめていると、あの時の自分を拘束した黒い蝶が家の前を飛び去って行くのが見えた。
「っ!?」
シ)「どうしたの?」
海)「いや…。。」
……………ど、どどどどうでしょう
久しぶりに書いたので自信がない……
長いのに最後まで読んでくださりありがとうございます…w
次のリクのも取り掛かってますのでお楽しみに!!