曲パロ

小説本編 「ああもう　な～んもわかりません」 みのりはソファに倒れ込み、溜息をついた。 「生きるだけで増えるニガテ」ってまさに今の自分。 「説明書がほしい人生」って思うけど、手にした瞬間、破り捨てたくなる。 そのとき、あやのがにこにこ笑顔で登場。 「難しいのはNO！ 甘やかしてYO！ 例えミスが数えきれなくても……」 彼女が歌いながら、手を差し伸べる。 「発展途中のゆく末を　どうか見守ってくださいまし＞＜」 みのりがふかく息を吸う。 「Sunday Monday　うまくいかずでも Tuesday Wednesday　挽回できる！ Thursday Friday　前だけ向いて よちよち進め！一歩ずつ」 あやののテンションが上がり、みのりも身体が動き始める。 「右向けみーぎでばぶえがお♪」 ＼コーラスタイム／ おぎゃりたい！(おぎゃりたい！)　えぶりでい！(えぶりでい！) ばぶりたい！(ばぶりたい！)　えぶりでい！(えぶりでい！) だめな自分も愛していたい あわよくばこのまま愛してほしい 「おぎゃりたい！(おぎゃりたい！)　えぶりでい！(えぶりでい！) ばずりたい！(ばずりたい！)　えぶりでい！(えぶりでい！) 感情のまま　心のまま たまにはぐずったりしながら」 二人で手を繋ぎながら、歌詞を全力で繰り返す。 「ばぶくてらぶりーにいきてゆけ！　ちゃ！」 しばらく静かになったあと、あやのが囁く。 「にこにこしただけであんなに　喜んでくれましたやん ややや　泣かんと眠ったただけで　めちゃくちゃ褒めてくれましたやん」 みのりは目を閉じて、小さく頷く。 「もっかい原点思い出し　お手柔らかに生きさせてYO！YO！YO！＞＜」 みのりがベッドにダイブしながら、 「昼過ぎまで寝てたい(寝てたい) 急にハワイとか行きたい(行きたい) けどそれに抗えただけでもう めちゃやばばかでか栄誉賞」 二人で大爆笑。 「右向けみーぎでばぶえがお♪」 ＼再びコーラス／ 駄々りたい！(駄々りたい！)えぶりでい！(えぶりでい！) ばぶりたい！(ばぶりたい！)えぶりでい！(えぶりでい！) あした笑えるように　泣く今日もある 「まあいっか」に出来るまでがんばろう おぎゃりたい！(おぎゃりたい！)えぶりでい！(えぶりでい！) ばずりたい！(ばずりたい！)えぶりでい！(えぶりでい！) ネガティぶらずに　だけど無理せず おぎゃり足りないなら　アンコール！ おぎゃりたい！(おぎゃりたい！)えぶりでい！(えぶりでい！) ばぶりたい！(ばぶりたい！)えぶりでい！(えぶりでい！) 感情のまま　心のまま たまにはぐずったりしながら 最後に二人で大きく深呼吸して… 「ばぶくてらぶりーにいきてゆけ！　ちゃ！」