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彼は誰?
イブラヒムside
イ 「色々絵画あるね。」
叶 「そうだね。」
イ 「ん?『扉の番人』?前見た『時の番人』と似てる。」
叶 「へぇ。そんなのがいたんだ。」
イ 「うん。」
扉 「エの名前答えてください。当たれば扉を開きます。」
イ 「どうする?」
叶 「やってみようよ。面白そうじゃん。」
扉 「では問題。この絵のタイトルは?」
灰色の背景に白い線が描かれたもの
イ 「えっと、さっき見たよね。確か…『天の糸』だったはず。」
扉 「…正解!」
叶 「イブくんすごい。」
扉 「次のエは」
叶 「え、まだあるの?」
扉 「…。このエのタイトルは?」
緑色の背景に白い点がいくつか描かれてるもの
イ 「え!?え~っと。」
叶 「ミドリのよるじゃない?」
イ 「え、なんで知って…。」
扉 「正解!約束なので扉を開けます。」
ガチャッ
イ 「ま、いいや。…あ、ゲルテナの作品集だ。」
叶 「赤い服の女、幾何学模様の魚、ジャグリングか。」
イ 「あとは、なんの絵だろう。」
叶 「一応持っていってみる?」
イ 「そうだね。」
黛side
黛 「なんで道端に色のついたボールが落ちているのかって思って拾ったら消えたんだけど。」
人形 「私、あなたに一生ついていくね」
黛 「…答えてくれないか。」
黛 「色々絵があるな。」
ジャグリング 「我、誕生、いつだ、答えろ。」
黛 「え、知らないんだけど。」
黛 「いや待てよ…。確か前テレビで…。6223年だ。」
ジャグリング 「せ い か い だ」
黛 「で、青いボールが渡されたと。これを集める必要があるんだね。」
黛 「こっちの部屋は…。ガスに気をつけたほうが良いタイプだね。」
黛 「あのボールくらいなら取れそうっ!!」
黛 「花びらが燃えるんだ。俺自身の痛みじゃなくて。」
黛 「まぁいいや。さっきの花瓶、永遠に水が湧くみたいだし。」
黛 「で、3つ集めたけどあといくつ集めればいいの?」
人形 「宝探ししてるの?私もやりたい!」
黛 「…やっぱり答えてくれないか。」
イブラヒムside
イ 「この絵、さっきの蛇の絵に似ていたと思う!!」
叶 「たしかに!」
イ 「入れ替えたら…なにか飲み込んでるみたいだね。」
叶 「本当だね。あと、謎解き要素がありそうなのは、誰もいないつりびとの絵だね。」
イ 「そうだね。」
黛side
黛 「ん?絵が変わってる?」
ことっ ドクンドクン
黛 「ガラス製の…心臓だと思うけど。脈打ってる。」
黛 「まぁいいや。多分心臓だとあの絵だと思うし…。」
がちゃっ
黛 「やっぱり。本がたくさんあるけど、書斎かな?ん?」
黛 「緑色のボールか。この様子だと7色かな?向こうにあるのは見えるけど、取れなさそうだな。」
黛 「あとは、傘がある。もらっとこ。一応振り回せそうだし。」
がちゃっ
黛 「でも、もうここでできることはあのガスの部屋くらいしか。」
黛 「釣り針が出てる。傘かけるか。」
ギュイン
黛 「…どうなってるの?」
イブラヒムside
イ 「あ、釣人がなんか釣ってる。」
叶 「ほんとだ。」
イ 「傘?あ!」
二人 「「傘をなくした乙女!!」」
イ 「届けに行こう!」
叶 「そうだね!」
がちゃっ
イ 「ほら傘だよ〜」
ザァっっ
叶 「部屋の中なのに雨が降ってきた。」
イ 「あ、あの石っぽいやつが動いてる!!」
叶 「ほんとだ。台になってくれるみたいだね」
イ 「乗ります。『回転?』」
叶 「本当に回せるみたいだね、」
イ 「せっかく出し逆にしとこ。」
叶 「うん。」
黛side
黛 「入ってみたけど、ガスの位置変わってない?」
黛 「これならライフがギリギリなんとかなる!」
黛 「ん?この絵回転するんだ。」
黛 「あー。なるほど。こうすればこっちにガスが出ないとか。」
黛 「で、このクローバーをはめれば。」
黛 「やっぱり。これで書斎のツルもなくなったはず。」
黛 「ピンク色か。それと、ゲルテナの作品集。蛇蝎の精神、吊るされた男。」
黛 「…え?」
『叶。????年まるで本当にそこに佇んでいるように見える青年だがもちろん彼も実在しない人物である。』
黛 「どういうこと?つまり、今イブラヒムといるのは…。」
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