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#8.
「あっ、類くん!」
「ねぇ類…司が全然来ないの…」
「連絡しても繋がらないし…」
「………」
「…司くんは……セカイにいるよ」
「ほんとっ?じゃあ早くいこ!」
「あ…えむくん……」
「…ッ?え…?untitledが……無くなってる…?」
「えぇ!?なんでぇ…?」
「た、叩けば出てくるかな…!?」
「ちょ…えむ落ち着いて…」
「……今、セカイには入れない」
「昨日…セカイに行ったんだ」
「類が…1人で…?珍し…」
「……壊れていた」
「…えっ?」
「セカイが…壊れていたんだ」
「は…?ど、どういうこと…?」
「…司くんは……僕たちを拒絶している」
「な、なんで…?あたし達なにも心当たりないよ…」
「…なんなの…?…もっと詳しく説明してよ…ッ!」
「………」
「ねぇ類…!司は!?司は大丈夫なの!?」
「セカイは…!?どうなってるの…!?」
「……そのまんまだよ、壊れていた」
「観覧車もメリーゴーランドもジェットコースターも列車も…」
「全部、ボロボロになっていた」
「動いてもなかったし、色もなかったね」
「いつもの明るさもない」
「元気なミクくんもいない……」
「なにもないセカイ、だったよ」
「……そんな…る、類くん…他になにか…わかることとか…」
「…すまないね、これ以上は何も…」
「……行く」
「寧々……?」
「セカイに行く」
「ね、寧々ちゃん…?今はuntitledがないし…」
「でも…ッ!司を放っておけるわけないでしょ…!?」
「行かないと…ッ!」
「寧々、落ち着いて…」
「現状、セカイに行く方法がないんだ」
「1日…様子を見てみよう…」
「…それでも…セカイに行けなかったら…?」
「……大丈夫だよ、司くんの想いが消えない限り、セカイは存在し続ける」
「そうかも…しれないけど…!」
「寧々ちゃん…!…1日だけ…待ってみよう…?」
「……わかった…」