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rn side
俺 、 知 っ てるよ 。
君 が 嗤われて 苦し ん で いる ことも 、
裏垢 を 使 っ て 定期的 に 愚痴 を 吐いてる のも 。
そんな 泣きたくなる ような 夜 には 、
包み 隠さず 、
何 よ り 此 処 で 俺 の 傍 で 泣 い て 欲 し い ん だ 。
君 が 明日 を 何度 も 願う から 、
俺 だ っ て 明日 を 願う こと が できる 。
君 と 出会 っ て 、
俺 は 初めて 明日 を 願う こと が できた ん だよ 。
そう 、 何度も 伝えて きた 筈 なのに ……… 。
俺 は 風呂 から 上がり 、
キミ が 待つ 寝室 へと 向かう 。
______ カチャ 、
vau 「 ん゙ん゙ ッ 、 !! 」
猿轡 と やら を 噛まされ 、 手足 を 拘束 された 上 、
首輪 を 掛けられた |囚われの姫《vau》 が
もがき ながら に 俺 を 見つめている 。
こんな 顔 が 見た か っ た わけ じゃない 。
ただ 、 キミ を 救い たか っ た だけ なのに 。
そんな こと を 考え ながら 、
同情 する かのような 視線 を 彼 に 向けた 。
その時 ___ 、
vau 「 ッ rn くん !!
何で こんな コト すんの !! 」
彼 の 口 を 封じていた 縄 が 緩み 、
自由 に な っ た 彼 は はじける よう に
叫んだ 。
それ に 共鳴 する かのように 、
俺 は 彼 に 告げる 。
「 だ っ て こうでも しない と 、
vauち が 壊れちゃう じゃん ッッッ !!!!!! 」
______ も う 仕 方 な い じ ゃ な い ッ 、 !!!
vau 「 ッ だから っ て !!
……… こんなの おかしい よ ッ !!!!! 」
「 おかしい ?? 」
確かに 、 最近 俺 自身 も
少し ずつ 自分 が 可笑しく な っ ている コト を
薄々 感じていた 。
………… でも 、
彼 を 繋いで いる 鎖 を
おもむろ に 掴み 、
彼 に 笑いかける 。
vau 「 ッ !? ぐ ッ 、 」
「 可笑しく なんて ないよ 。 」
自分 に まで 言い 聞かせる ように 、
呟く 。
そう 、 可笑しく ない 。
オカシク 無い の 。
於 ¿ ヵ ? 死ク 無ゐ ョ 。
だ っ て ___ 、
「 俺等 、 想い 合えてる じゃない ッ ♡ 」
この |愛情《噛み跡》 が |壊れてしまうほどに《傷になるまで》 。
______ ちゅ ッ 、
やけ に 響く リ ッ プ 音 。
舌 を 絡めた から だろうか 。
彼 は 少し 苦しそう に 顔 を 歪めて いる 。
vau 「 ん ッ 、 ぅ …… 、 」
「 ね !! 」
vau 「 ……… ッ 、 」
…………… なんで 笑 っ て くれない の 。
明日 を 願 っ てる 俺 が いるのに 。
どうして キミ は 今 、
震 え て し ま っ て い る の だ ろ う 。
そんな 姿 の 君 さえ 愛おしい 。
そう 思 っ て しまう 俺 は やはり 、
少し 可笑しい の かも しれない 。
でも 、 君 を 愛してる から 。
俺 は 優しく 彼 を 抱きしめる 。
「 お願い だから 、
此処 に いて ………… !! 」
抱 き し め て 、
抱 き し め て 、
抱 き し め て 、
「 もう 二度 と|離さないで《✘のうとしないで》 ね 、? 」
俺 が 懇願 する よう に 、
そう 告げる と 彼 は どこか うつろ な 瞳 で
俺 を 見つめた 。
vau 「 ……… うん 、 ♡ 」
そして 俺 の 肩 に 、
顎 を 乗せて 、
ようやく 承諾 して くれた んだ 。
______ あぁ 、
「 も う 二 度 と 離 さ な い か ら ね 。 」
ー Fin ー
曲名 : ファーストバイト
作詞・作曲 : 内緒のピアス
歌 : 莉犬
引用先 : YouTube