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魔法少女 月下のセレナーデ2白宮音羽
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「ねむーちょっと早くきすぎたかも」
課題を朝やって提出しなきゃといつも布団にこもってたい体に鞭をうって教室に入るといい風が窓からふいている。大きな声で歌い上機嫌な天璃は
「だれもいないじゃーん!開けて帰っちゃだめだぞぉ」独り言を呟きながら窓によると、窓に面した木に人影が見えた。
「え??」
…木登り系??まさかのね…彼女が!?
「大丈夫!?音羽ちゃん?だよね!」
完璧美少女音羽がなぜか木の上で困っている(多分)を発見してしまったのだ。朝からヘビー…でもこれはおもしろい。ほーんの少しSの天璃の心が踊る。
「ちょっと今したから脚立持ってく!」
急いで下まで降りると立てかけてあった脚立をもち、木の下にむかった。設置しおえた途端、バサッ!ドーン!!
「?!」
急に上から霊長類が落ちてきて驚きを隠せないのはもちろん妄想癖の天璃は「急な少女漫画展開!?しかもこっちが男かよ、ガールミーツガールじゃん」と妄想が止まらない。
「えーっと、天音ちゃん?どうして木に登ってたの?てか、なんで飛び降りたんだい?」
「別に関係なくない?下敷きにしたのはわるかったわ」
デフォルトの無表情で突き放す天音。心が海より広い(自負)天璃も少しピキッときて
「あれー?脚立持ってきてここまで助けようとしたのにわざわざ飛び降りたのは照れ隠しなのかにゃ??はずかしくないですよー木登りして先祖の気持ちシュミレーションしてたら降りれなくなっちゃったんだよね〜」言い過ぎた!てか本性出ちまったよ。と思ったらまさかの反論
「は?!違うから!!昨日山田さん(仮名ゴンザレス)が無くしたって言ってたプリントが窓から木に飛んでったみたいだったから撮ってあげようとしただけよ!!」
向こうも言い過ぎた!と思ったのか沈黙のままそっぽをむく。
「へぇ…意外と優しいんだ。ごめん、でも一旦降りてもらえないかな…」
「…っ!」
寝っ転がった天璃の上に馬乗りの音羽は急に顔が真っ赤になった。
「別にそっちがっ!!」
「え〜?私何かした〜?」面白い。音羽ちゃんってこんなタイプだったんだ。からかいたくなってきちゃういけないいけない…あ!課題!
「じゃあまたね!音羽ちゃん!」
「…」
嵐のようだと音羽はおもった。明るくていいな。
「音羽には無理か…」
思わず呟いていた。小さい頃は天使のような見た目と優しい性格だった。でも6年前のあの日…おばあちゃんが死んだ。お母さんとお父さんは前から仲が悪くほとんど家にいなかった。ずっとおばあちゃんが世界の全てで、大人になるまでご飯を作って洗濯物をして寒い日には手を握ってくれるものだと思ってた。まばゆい光が途絶えた時気づいたらおばあちゃんはもうこの世の人じゃなかった。病院ではスターシャワー大災害が直接的な原因ではあるが老体が弱っていたのが死にまで至った理由だろうと言われた。後遺症で今も動けなく意識もない人もいると聞いた。その後母は後遺症で同じ状態だと聞いた。父は唯一のつながりだったおばあちゃんの亡き後すぐに母と離婚した。もともと書類は準備されていたらしい。だれも音羽のことなんて構ってなかった。父は一度音羽を芸能事務所に連れて行ったが表情をなくしショックでほとんど喋らなかったので商業的な価値はないと思い遠い親戚に押し付けた。そのとき、音羽は「私って誰にも必要とされてない、なら私も必要としてはいけない。」と1人で行動するようになった。そこに飛び込んできた天璃に少し興味をもったのが大きななにかの始まりだった。
「音羽ちゃーん!!次の教室一緒にいこ!」
「音羽ちゃんねぇ聞いてよー!」
「音羽ちゃんツンデレなの?ねぇねぇ??」
何が面白いのか付き纏ってくる天璃と一緒にいることが増えた。
「音羽でいい…」
気づいたらもっと近くにいたいと思って口に出してしまった。
「え!?やったやったーやっぱこうでなくちゃー!お・と・は⭐︎?」
快活にウインクをしてくる天璃を横目に見ながら「て・ん・り」と言ってみる。
「ついに…(感動)天璃だよぉお!なにぃ照れちゃって」
音羽にとって天璃は大切な存在になった。
過去の話長く書きすぎました…