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拝啓、お母さん。僕,審神者になるそうです。 弐
(超適当な)前回のあらすじ☆
※このあらすじを見るより前のやつ
をみるのを強くお勧めします。
なんやかんやで時の政府から審神者になることを命じられた俺氏。(らき。)
審神者部屋?で謎の人物と接触し、どこかへ飛ばされて......
*「え"っ」
ちょと待てちょと待てお兄さ~ん(?)
一体どこに飛ばしたの~?
え、僕死ぬ?僕死ぬ?
*「うぇぇぇぇ!?!?」
黒い空間に僕の声だけが木霊した。
ズシャァァァァァァァァァァァァァァァ
*「うァァァァァァァァァ!?」
ゴンッ
*「あぃだっ」
🔔 本拠地を設定してください。
本拠地?いきなり言われても.....
え、えっとじゃあ山城国?で....
??「貴女が審神者ですね。」
*「んぇ?」
??「はじめまして。私は【こんのすけ】と申します。」
「案内人を務めさせて頂きますので 以後お見知り置きを」
*「アッハイ。」
何か転移してきて、目の前の狐がしゃべってるんだが。
怖っ。この世界線怖っ。
狐「名前をお聞きしておりませんでしたね。お名前は?」
*「ぁ、らき。です....」
狐「そうですか。これから"主様"と呼ばせていただきます。そして、らき。という名前は"真名"なので、初期刀以外に絶対に漏らさないでください。」
神妙な面持ちでこんのすけは話した。
というか初期刀?真名?って何?
狐「それでは最初の一振りを選択して下さい。」
そう言われて振り向くと、五振り?の刀が並んでいた。
てを触れると次々と光って、刀が人の姿に変わった。
『俺、|加州清光《かしゅうきよみつ》。川の下の子、河原の子ってね。
扱いにくいが性能はピカイチ、いつでも使いこなせて可愛がってくれて、あと着飾ってくれる人大募集してるよ』
『僕は|歌仙兼定《かせんかねさだ》。歴代兼定でも随一と呼ばれる二代目、通称之定の作さ。名前の由来は三十六歌仙から。風流だろう?……まあ、元主が手打ちにした人数が36人だったから、と言うと、みんなどういう顔をしていいかわからなくなるようだけれど』
『|蜂須賀虎徹《はちすかこてつ》だ。蜂須賀家に伝来したことからこう呼ばれているんだ。
銘入りの虎徹はほぼ全ては贋作と言われているが、俺は本物。一緒にしてもらっては困るんだよ』
『わしは|陸奥守吉行《むつのかみよしゆき》じゃ。そうそう、坂本龍馬の佩刀として知られちゅうね。
土佐じゃー名刀として評判やったがやけど、龍馬の時代じゃ、もう刀は時代遅れじゃった。
けんど、それが世界というもんぜよ』
『俺は|山姥切国広《やまんばぎりくにひろ》。足利城主長尾顕長の依頼で打たれた刀だ。……山姥切の写しとしてな。
だが、俺は偽物なんかじゃない。国広の第一の傑作なんだ……!』
何か.....闇が深そう..... (※大正解)
じゃ、じゃあ歌仙兼定さんにしよう。
雅だし?
歌仙「よろしく頼むよ。主。」
*「はい。歌仙さん!」
歌仙「4人ともまた、ね」
4人「またね、主。歌仙。」
*「えっ」
選ばれなかった4人は光って刀の姿に戻った。
狐「早速ですが、函館で敵陣に動きがあったとの報告です。」
「出陣して沈静化を図りましょう。」
歌仙「恐悦至極。そうだね、文系と言えど僕は之定だからね」
せ、戦闘ゲーって感じかぁ?
うーん、まぁなんとかなりますって~?
(あれ、どっかで聞いたことある気が....?)
歌仙「よし。索敵開始としようか」
「細かいことは言わなくていい、攻め口を教えてくれ?」
*「今回は、逆行陣?ですかね。」
歌仙「そうだね。なかなか呑み込みが早いじゃないか」
*「えへへ...///」
歌仙「それでは出陣としようか」
【我こそは之定のさだが一振り、
"歌仙兼定"なり!】
カキン
「首を差し出せ」
ズシャッ
「貴様……っ、万死に値するぞ!」
ザシュッ
【真剣必殺】
「貴様の罪は重いぞ!」
狐「おぉ!真剣必殺が発動しました!
初めての戦闘で発動するとはさすがです!!!」
ズシャッ
"勝負あり" 【敗北】
狐「あぁ....負けてしまいました」
「本丸に戻り、手入をしましょう」
*「は、い。」
---
狐「では手入をしてみましょう」
*「か、せんさん」
歌仙「困ったね……思ったより深手だったようだ」
困ったように笑う歌仙さんに手を触れる。
するとみるみるうちに傷が回復していった。
歌仙「すまないね、主。」
*「いえいえ!お疲れ様です!!!」
狐「それでは部隊を強化するために
"鍛刀"してみましょう」
*「はいッ」
鍛刀所へ行くと小さな妖精?がこちらを
向いた。
狐「ここでは資材を使う事で刀剣を顕現させることができます。早速、やってみましょう。」
*「はい」
妖精に資材を渡し、手に|霊力《力》を込めた。
その瞬間、桜が舞いちった。
「よお大将。俺っち、|薬研藤四郎《やげんとうしろう》だ。兄弟ともども、よろしく頼むぜ」
*「よろしくお願いします!」
歌仙「宜しく頼むよ。薬研」
薬研「歌仙の旦那!こちらこそ宜しく頼むぜ」
「あー、大将、敬語じゃ無くてもいいんだぜ?」
狐「刀剣の制作が完了しましたね」
「次に刀剣に装備させる兵士を制作しましょう。」
*「はい!」
その後、装備を制作したり、内番をしたりして歌仙さん、薬研くんの二振りと楽しく過ごした。