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死なない彼とポンコツサイコ彼女
私しーらない!
こんな小説、しーらない!
流れで書いてみたけど、変な感じになってしまったこんな小説なんて知らない!!
ちなみに、R指定しているのは念の為です。
これで、私訴えられても知らないからね!
何時の日だろう…私が、死ぬのを恐れなくなったのは…。
小学校ずっと虐められ続けて…心の何かが吹っ切れて…やられるんだったら…逆に、殺ればいいやって思い始めたのは…。
私は、何時からこんな感情が出てきたんだろうか?
―ピピピ
という、五月蠅いアラームによって私の目が覚めた。
見える天井は、いつもの自室兼彼氏との寝室…。
「んぁ~…なんか、懐かしい夢見てた気がする…」
私が、独り言のように呟くとガサゴソという音と共に出てくる一つのバラバラな遺体。
「あ、さっくんだぁ…おはよ」
私がそう言うと、逆再生の様に身体の節々がもどって行き…完全にひっついた。
「寝込んでる時は、襲うなって言ったよな?」
実際、襲うというレベルの話ではないのだが…彼にはそんな程度の物らしい。
死なない彼には…。
「ごめん、ごめん寝顔が可愛かったからつい解体しちゃった♡」
そんな風に、言いながら私は精一杯の笑顔を作って見せた。
「何気に、お前のその笑顔こえ―なw」
「えー…笑い事じゃないのに…」
「ごめんwごめんw、じゃ…さっさと飯作るんで着替えといて貰えますか?」
そう言って、彼は寝室から出て行った。
私は、言われた通り服を寝巻から制服に着替える。
その後、すぐに寝室を出ると…。
「あ!ののあ…お前、俺の血で少し臭うから体洗っとけ!!」
と、下から聞こえた。
「はーい、わかったよ~」
私は、その言葉に返事をするが…着た制服をどうしようか?と少しばかり考えた。
着てしまった物は仕方がないので、そのままシャワーを浴びれば良いか…。
私は、そう考えシャワー室に向かった。
階段を下りた時に…。
「ちょ、お前!絶対制服ごと浴びようとしてるだろ!!」
と、さっくんに止められてしまった。
「ありぇ?ばれっちたww」
「はぁ、やっぱりか…。ほら、タオル…あと制服貸せ」
「え~ここで全裸に?」
「ならんでいい!!」
さっくんは、穂を赤めながらそう叫んだ。
あ~可愛い
「変なこと考えただろ…」
「いんにゃ?何でも無いで~」
私は、そう言いながら制服をさっくんに渡す。
ちなみに、全裸では無い。ちゃんとブラとスパッツは履いている。
「はいはい、じゃあシャワー浴びて下さい。あ、ちゃんと下着も脱げよ?スパッツも…」
「も~心配性だなぁ~さっくんは…そこまで、ポンじゃないよ?私…」
「昨日の出来事を見た以上信用ならねえんだよ」
昨日…何があったか?
私、昨日何したっけ?
「もしかして、覚えてないのか?」
私は、首を軽く上下に振っておいた。
実際に覚えていないことは無理に思い出そうとしても無駄だと感じているからだ。
「昨日、お前は…下着を付けず…制服を着て…」
どんどんと、声が小さくなり全然聞こえ無くなっていった。
「ん~??聞こえなーい」
「だ、だから!下着無しで制服を着て、風呂で寝てたんだよ!」
「何してるの!?」
「お前がな…」
「ありぇりぇ??」
「ま、さっさとシャワー浴びて来い!」
「はーい、と言いたいけど…もう一回スリル味あわせて!」
私は、そう言いながらさっくんの胸めがけてナイフを刺し、ナイフを捻り傷口を広くし引き抜いた。
直後、ぶしゃぁーっと言う音が似合いそうなほどの量の血が私にかかった。
「あははぁ~さっくんのこの色も、この匂いも、この暖かさも…だぁ~いすき!!」
私は、そう言いながら床に広がる赤い液体を見つめながら。
「だから、戻って来てくれないかな?さっくん…ねぇ、さつき!もどって来てよ」
私は、床に広がる赤い液に体をすりつけながらそう嘆いた。
数日後…。
「大量無差別殺人により、緋月ののあをこれより処刑する。被告…言い残す事はあるか?」
目の前が真っ暗…そして、首にかけられた少しトゲトゲした感触のするもの。
そして、言い残す事という単語…。
その言葉によって、私は処刑されるという事を理解した。
「では、言い残す事も無い…」
「あります。」
「…被告人の発言を許す」
「ありがとうございます。…まず、手錠を取って貰えますか?」
「理由を聞いても?」
「私は、キリスト信者なのです。死ぬ寸前まで神に祈りたいのです。なので、手錠を外して手を前に持ってきたいのです。」
そう言うと、何かの音がして手錠がゆるんだ。
「本来なら、ダメなのだが…。この30日間しっかりと実務をやってくれたから…我がままくらい聞いてやろう。」
そう、執行官の声が聞こえた。
「ありがとうございます。では、本題の最後の言葉ですが…。今を生きれる事を感謝して下さい。以上です」
そう言った瞬間。
床が、抜ける感じがし…浮遊感が私を襲った。
私は、浮遊中に…この世に未練がない様に最後の言葉を放った。
「さつき…今会いに行くよ!!」
ゴキという、骨がずれる音がして…私の意識は無くなった。
死なない彼は、迎えに来てくれるだろうか?
「続いて、速報です。昨年起きた、大量無差別殺人事件。その、実行者の処刑が昨日行われました。実行犯の緋月ののあ容疑者は常に心そこにあらずという感じだったそうです」
お、お読みいただき有難うございました。
さぁ、私は何を書きたかったのでしょうか?
…もし、貴方が処刑執行されるとするなら…何て言い残しますか?
ちなみに、私は「ありがとう」か、「永遠は、無かったのですね」と言いたいです。
まぁ、もしよければ教えて下さい!!
では、また次回!!