公開中
猟犬兼探偵社員 いつかの誰か_2
ルパン
俺は仕事帰りにルパンに寄った。
太宰か安吾がいればいいと思って。
中に入ると、太宰が酒を煽っていた。
隣に座ると、太宰の背が伸びているような気がした。
太宰は、ここまで大きかっただろうか?
…あぁ、成長しているのか。
出会った頃は真っ黒な虚ろな瞳に何も映していなかったのに、今はひみのが映っている。
この先、太宰はどのような成長をするのだろう。
首領まで登りつめるのだろうか。
中原と仲良くできるのだろうか……無理だな
きっと、ヨコハマの影の組織として、この街を守っていくのだろう。
「(俺は何を考えているのだろう)」
未来、太宰の隣に俺が居るとは限らないのに________
「織田作」
「…!」
「新しい料理を開発したんだ!今度、食べに来ないかい?」
「おやおや……織田さん、行かないほうが良いですよ」
「安吾!…ひみのも居るじゃないか!」
「……あぁ、そうだな。太宰の料理は面白いからな」
嗚呼、らしくない!
太宰、お前の心に踏み込んで良い奴はひみのぐらいだろう。
だが、俺からも言わせてくれ。
お前は、光がよく似合う。