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リンディーララ 2
別視点です 。
舘様と話してる人の正体がわかります 。
「 … 」
電話して 、 来てもらった君と 、 話す 。
彼と俺の家への帰り道 、 沈黙が貫く 。
「 あ 、 リンディーララだ 」
『 SnowManの曲じゃやだ? 笑 』
「 いいよ 、 ちょっと恥ずかしい気もするけど 笑 」
そう言うと 、 君は 一瞬悲しそうな笑みを浮かべ 、 前を向いた 。
もう一度見てみても 、 悲しげな笑顔はどこにもいなかった 。
「 … そういえば 、 ナビ入れないの … ? 」
「 迷わない? 大丈夫 、 ? 」
『 うん 、 いっつも行ってるから 』
「 … すごいね 、 … 何でも知ってるね 」
俺がびっくりしてそう言うと 、 君はまた曖昧な笑顔 。
また車内は 沈黙 。
なにか話したくて 、 君に提案してみる 。
「 ねぇねぇ 、 星数えてみようよ 」
「 俺運転中だけど? 笑 」
君は ちょっと呆れたような笑顔で 笑ってくれて 、 少し安堵する 。
「 信号だけでもいいからさっ 、 ダメ … ? 」
俺が手を合わせると 、 ふはっと吹き出して 言った 。
「 いいよ 笑 」
俺は 、 たまに 君が何を考えてるのか わからない 。
今だって 、 信号待ちで ウィンカーを鳴らしながら 、 悲しげな笑顔で 星を見ている 。
君の気持ちは?
何を考えてるのか 、 知りたい 。
そう思いながら 空を見つめる 。
すると 、 とある星を見つけた 。
「 ぁっ 、 あれ … ! 」
俺が声を上げると 、 君がこちらを 向く 。
『 ん? 』
「 前話したやつっ 、 」
そう口走ると 、 それだけでわかったのか 笑い始めた 。
『 あー 、 俺に似てるとか言ってた 意味わかんないやつ 笑 』
「 意味わかんないって言うなっ 、 」
「 だって似てるんだもん … 」
俺がほっぺを膨らませると 、 君はまた笑う 。
『 どこが似てるんだっけ?笑 』
「 え 、 忘れたの? 笑 」
『 おん 笑 』
「 めっちゃ光ってるから 」
俺と君が見る 、 君に似ている星は 、 周りの星よりも 一際明るく輝いていた 。
『 へー … 』
「 今 、 すごい有名だし 、 活躍してるから 」
「 輝いてるなーって 」
『 そゆこと? 笑 』
「 ダメ? 」
俺が半笑いで 聞くと 、 急に微笑んで 頷いてくれた 。
『 いや 、 思ったよりちゃんとした理由だなって 』
「 ひどっ! 笑 」
『 そんなこと言ったら あれも 、 舘さんに似てる 』
「 え? どれっ 、 」
『 あれだって 、 見えねぇの? 笑 』
君は ちょっと小馬鹿にしたように笑うから 、 君の指が向く方を 探す 。
「 どれなのっ 、 教えてよ 、 ! 」
『 あの … クマみたいな星座? ととなり 』
君が言うクマを 必死に探していると 、 控えめに 、 だけど明るく輝く星があった 。
「 … あれ? 」
『 そう 』
『 舘さんだって 今結構 注目されてるでしょ 』
『 だから 』
『 それに 、 あの星 未来では もっと輝いてそうだし 』
『 舘さんはもっと伸びるよなって 』
俺がびっくりして 君の顔を見つめると 、 不思議な顔で見返してくる 。
『 なに? 』
「 いや … めっちゃちゃんとしてる 、 」
『 うっせ 、 俺だって結構恥ずかしいんだよ 、 笑 』
しばらくして 、 俺が泣いちゃったりもしたけど 俺と彼のマンションに着く 。
『 … ここまででいい? 』
「 うん 、 ごめん 、 ありがとう 」
部屋に入ろうとして ふと振り向くと 、 君がじっとこちらを見ている 。
目があって 、 手を振り返すと 、 嬉しそうに 手を振り返してくれた 。
申し訳なさと一緒に 、 もういちど 手を振り返した 。
ごめんね 、 『翔太』 。
俺 、 翔太が 俺のこと好きなの気付いてるんだよ 。
ごめん 。
(ガチャッ
「 ただいま 、 」
「 涼太ッ!! どこ行ってたの 、 」
「 『蓮』 、 ごめん 、 頭冷やしたくて 」
目黒「 ほんとにごめん 、 俺色々言っちゃって … 」(ギュッ
君が握りしめてくれた手の温もりを感じながら 、 俺は 目黒の腕の中で そっと目を閉じた 。
はい 。
解説は後日出しますねん 。